《最近追放される方が多いみたいなのでパーティーにったら最強ハーレムパーティーができました!?》3話 吊り橋効果はやはりすごい
エイダとパーティーを組んでから、3週間がたった。 まあ若くしてBランクなだけあって筋がよく、俺の技などをどんどん吸収していき、どんどん強くなっていった。ほとんどAランクと言っても過言ではないほどの強さだ。まあ若いし、あまり経験もないので、冒険者としてはまだまだBランクだが、強さという面では文句なしだ。俺とほとんど毎日ダンジョンにいくのもあってか、エイダ本人も長をじられているらしく、彼は毎日とても楽しそうにしている。そして今日もダンジョンにむかっていてこの前エイダが倒せなかったグシオンリザードのリベンジマッチを行なっている。 さすがにソロでは無理なので雑魚は俺がヘイト管理している。
「はぁ! やぁ! ライジングスラッシュ!」
10分も経たぬうちに彼はグシオンリザードを倒した。ちなみにライジングスラッシュとは上に向かってジャンプしながら攻撃する剣士の技だ。 基本的に上にむかって打つことしかできないため威力はなかなか高めとなっている。
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「割と余裕だったじゃないか。」
「いや、そんなことはない。ジェイクが取り巻きを引きつけてくれたおかげだ。ボス1だけ集中するだけならそこまで難しくないさ。」
「謙遜しなくていい。確かにグシオンリザードの取り巻きは非常に厄介だが本だってそれ相応の強さなんだ。Bランクが倒せるなんて普通はありえない。」
「そ、そうだろうか? ではやはりジェイクのおかげだ、ジェイク一緒に行するようになって自分でもびっくりするくらいに強くなっている。見本がいるとやっぱり違うよ」
見本というのは俺のことらしい。今まで自分より強い剣士をあまりみたことがないため、想像ができなかったらしい。だが今は俺と言うまあ剣士界ではトップクラスの冒険者を毎日近くで見ることで、明確なゴールができたらしい。 まあ多分エイダが天才なだけだろう。 ちなみに名前は呼び捨てでいいと言っておいた。びっくりしたが同い年で16だったらしい。てっきり年上だと思っていたと言ったら、すごく睨みながら「なぜだ?」と聞いてきたので、普通に16歳にはみえないくらいっぽいと言ったら機嫌がよくなった。 なぜだろうか? エイダはすでに町のギルドで人気者なので他の冒険者から熱烈なアピールやいを毎日けているのでこういうことには慣れているとおもうが… まあ獨りの俺にはわからないことなんだろう。
「さて、し早いがそろそろ帰るか?」
「いや、もうし進みたい! 昨日は55階層まで行ったから60階層までいってみよう。」
「…了解。」
そして危なげなく、59階層まできたのだがなにかがおかしい。いつもとなにかが違うのだがはっきりとしない。なんだこの嫌なじは。
「エイダ…帰るぞ! なにかおかしい。」
「おかしいってなにもないぞ? それにジェイクがいるんだ。そこまで心配することもないだろう。」
「しかしな…」
「さあいくぞ!」
といって前に進むエイダ。だがいまだにこの嫌なじは消えない。一なんなんだろうか? そして今気づいたが明らかに59階層の敵がなすぎる。 それをエイダに伝えようとしたとき。
「え?」
とエイダが驚いたような聲をあげたと思ったら、とつぜんがエイダの足元の床がりだした。とっさに俺はエイダに向かって手をばし、腕を摑んで引こうとしたが引く前には俺もエイダもどこかに飛ばされてしまった。
飛ばされた先にはおびただしい數の魔がいた。しかもなぜかこのダンジョンの最高到達階層で確認された魔も視認できる。近くをみるとエイダは顔を青くしているが無事なようだ。さてどうするか。どうやら転移は一方通行らしく戻れないし、めちゃくちゃ遠くに出口らしきものが見えるが、そこまでたどり著くにはこのおびただしい數の魔を倒さないといけない。どちらにしても早く行しないと、いけないだろう。 時間が経てば経つほど疲労は溜まるし、いいことがない。
「エイダいくぞ? いけるか?」
「あ、ああ」
「安心しろ。俺が先に突破口を切り開くから俺の後ろについてくればいい。」
「わ、わかった」
最初は結構混していたようだが徐々にいつもの調子に戻ってきているようだ。俺はそれを確認するとすぐさま
「じゃあ、いくぞ! 遅れるなよ!」
「了解した!」
エイダに聲をかけ魔の群れに向かって駆け出した。かなりのスピードで一直線に進みながら何十、何百という魔をただ、ただ切り裂いていく。 もちろんエイダの安全確認も忘れない。30分ほど走っただろうか。數えきれないほどの敵を倒しているため疲労が溜まってきた。 まだまだ出口は遠い。し疲労が溜まってきたからかし後ろに敵をらしてしまった俺はすぐに振り返り
「エイダ!」
「心配ない!」
俺が撃ちらした敵を一撃で砕したエイダはそのまま俺の後ろを走りながら、俺に向かって、
「私の責任なんだ、私もしは役にたたせてくれ!」
「ああ、わかった! すこしそっちにも流す。だが遅れるなよ!」
「了解だ!」
そして俺たちは出口に向かってしスピードをあげた。そしてなんとか出口までたどりついた。どうやら本當に出口だったらしく、別のところに転移されたようだ。
しかしまだ元のところでもなければ、地上でもない、俺はまだ嫌なじが消えていないのに気づいた。
「はぁはぁ、やったなジェイク! 出したぞ!」
と息を整えながら嬉しそうにこちらにむかって話しかけるエイダの後ろにそれは、いた。
「どけ! エイダ!」
「!?」
やつが爪を振り下ろすのをみたおれはエイダを突き飛ばしやつの攻撃をもろに食らい、そのまま地面に叩きつけられた。
意識が覚醒する、どうやら數秒間、意識がとんでいたようだ。そしてかなりの重癥だ、中が悲鳴をあげている。エイダはこちらにきておれがけないのを確認すると俺を守るように先程おれを踏みつけたワイバーンに相対した。 おそらくあれは70階層のボスである、シャイニングワイバーンの亜種かなにかだろう。見た目が非常に神々しいから、ゴッドワイバーンとでも言うのだろうか。いくら完全に不意打ちだったとはいえワイバーンではありえないほどの攻撃力だった。確実にエイダはこのまま戦えば死ぬだろう。 こいつを倒したら終わりなのかわからないが、どのみちあと1撃でおれは完全にけなくなるだろう。ひさしぶりにあれを使うか。
「…ど…け。 エ…イダ…」
「ジェイク!? けるのか? でもそのではかない方が…」
エイダがなにか言っているが聞いている余裕がない、俺は最後の力を剣を握る右腕にこめる、そして
「リベンジデススラッシュ!」
ありったけの力をこめて1撃をいれた。 リベンジデススラッシュ、これは俺が死に近ければ近いほど威力が増す俗にいう必殺技だ。
ズドン…
ものすごい轟音とともにゴッドワイバーンを一刀両斷した。
「ジェイク!ジェイク!」
倒れかけた俺は支えてくれたのか、エイダの聲が至近距離で聞こえたと思ったら俺の意識はそのまま闇に落ちた。
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