圭人は戦闘態勢にった良を攻撃する。

「絶対領域［完全防フルガード］」

圭人が明な壁を作り出す。そしてそれと同時にまた圭人が魔法を使う。

「制限魔法［魔力］」

圭人が魔法を発させる。圭人の目の前から突然円狀の魔法陣が無數に出現し良の方向を向く。

「クッ！［短地］」

良が魔法を避けたが、その瞬間に魔法が方向転換し直ぐに追いかける。

「追尾するのか」

良が５回ほど避けたが、６回目にして魔法が當たってしまう。

「まじか…魔法が使えなくなってる…」

「さっきからの魔法を見てるとよくわかる。お前は魔法使いなのだろう。魔法使いが魔法を制限されて、もうなすなしかっ…！」

圭人が笑う。

「（あいつは俺の事を魔法が得意だと思い込んでる…騙せる）クソっ、もう何もできねぇじゃねえか…」

「哀れだな」

圭人が良を蔑む。

「最後に聞かせてくれ…お前は何者だ…」

良が圭人に問う。

「俺か？俺は…ハスターの息子だ。スパイとして紛れ込んでいた。それだけのことだ」

良が口を開く。

「そうか…もう聞きたいことはない。最後に俺からも言わせてくれ」

「なんだ？俺の慈悲だ。殺す前に聞いてやろう」

「俺の特技は……理だよ！［地の極み］」

そう言うと良は圭人に近づく。

「バカだな…私が防を張っていると知らずにな！！」

圭人がそう言うと、良がその言葉を無視して攻撃する。

「そっちが完全防なら、俺は……［完全攻撃フルアタック］」

良がドライを使い、圭人のガードを破壊する。

「何っ…！？」

「隙あり［龍斬撃］」

良が圭人の脇腹めがけ剣を振り下ろす。

「回復魔h…クッ……」

圭人が回復魔法を使おうとすると、ナキタがそれを妨害する。

「魔弾命中」

圭人が標的を良からナキタに変更する。

「邪魔な、雑魚が…［暗黒の槍弓］」

先程使った魔法を使うが、さっきとは何かが違った。

「（…遅いな）［対等反撃弾カウンターバレット］」

さっきとは違い明らかに圭人の攻撃が遅くなっていた。避けるのに必死だったナキタもそれを打ち消すほどに余裕ができていた。

「（慌てるな…冷靜になれ…）」

圭人が冷靜になろうとするが、この攻防により、相手は自分と同等かそれ以上だと気づき、焦り出す。

「慌てるな…慌てるな…慌てるな…［速魔弾バレット］」

圭人が魔法をナキタに放つ。

「なっ。最初の攻撃より、早い…(冷靜になったら攻撃が早くなった…さっきの遅かった攻撃は焦っていたからか…そうとわかれば)」

ナキタが良の近くによる。

「良、相手は冷靜になればなるほ強くなる。俺は圭人を混させる。良はその隙に圭人を殺せ」

「なるほど。わかった」

良とナキタが距離を取り、最初と同じ戦闘態勢にった。

「［閃弾］」

ナキタがの弾を放ち、圭人の目が眩む。

「クソ…何も見えない…」

圭人が目が回復するまでの時間稼ぎのため、防を張ろうとするが、良が防の態勢にる圭人に攻撃する。

「いまだ、良！」

「了解、俺流剣技［渾の一撃］」

良の渾の一撃が圭人の心臓部を貫く。

「グハッ…このまま終われる…ものか……」

圭人がそのまま倒れる。

「倒した……か…」