《異世界転生〜貰ったスキルはバグ並みでした〜(仮題)》Ep3 家族との対面

レーガンに連れられたアレクがいたのは、とても広いリビングのような場所だった。中央には長いテーブルと椅子がいくつかあり、テーブルには白い布が敷かれていた。

「アレク!大丈夫だったのか!?」

とても心配そうにそう言ったのは、赤髪が特徴の30代位のダンディなイケメンだった。

「大丈夫とは?」

「お前は、階段を下っている途中に、意識を失って階段を転がり落ちて、ここ數日寢込んでいたのだぞ!」

マジかよ…。そんなことあったのかよ。にしてもこのに痣とか無かったぞ。

(それはヒールなどの処置をしたからだと思いますよ。マスター。)

(さすが異世界だな…。ついでに確認してもいいか?)

(どうぞ。)

(赤髪のイケメンさんは俺の父親でOK?)

(そうですよ。)

(そうかありがとな。ティア。)

(いえいえ。)

し老いているように見えるのはし殘念だな。

「そうなのですか?全くそのような事覚えていないのですが…。」

騙すようなことになって申し訳ないけど、覚えてないことにしておいたほうがボロが出なさそうだから、そうしておこうっと。

既にアレクはボロを出しているが気づくのはまだ先の話。

「そうなのか…。まぁ、頭打ったとかで覚えてないとかあるから仕方ないよな。これから思い出してくれたらいい。

じゃっ、自己紹介しようか!多分アレクも、家族のこと覚えてないだろ?」

まぁ、助かるのは助かるな。ティアに聞けばすぐわかるけど…。

(マスター呼びましたか!?)

(呼んでないよ。ってかなぜ分かった。)

(勘です!)

うわ〜今絶対ティアはドヤァってしてるわ…。

「改めて、俺はディアス・ヴァン・ヘンゼル・キャンベルだ。そしてアレクの父親だ。」

「うふふ。次は私ね?私はレーガン・ヴァン・ヘンゼルよ。ディアスの第三婦人。そして、アレクちゃんとエラちゃんのお母さんよ!」

エラ?どなたで?

そう思ってテーブルを見渡すとまだ自己紹介の終わっていない、アレクと同じくらいのの子がいた。

「むぅーーひどい!お母様!私が言いたかったのに!!」

「あら、ごめんなさいね。うふふ。ほら、続きをどうぞ?」

絶対楽しんでるな母上…。

「コホン、申し訳ありません、取りしました。私はエラ・ヴァン・ヘンゼルです。お兄様の雙子の妹になります。これからよろしくお願いしますね?」

「うん。よろしくね!」

そう言って、エラの頭をでると目を細めて気持ちよさそうにしていた。

「さて、自己紹介も済んだことだしディナーにしようか。」

アレク優羽は初めての異世界の食事にわくわくしていた。顔には出さなかったが。

そう言って、ディアスが指をパチンと鳴らすと、數人のメイドがディナーを運んできた。

運ばれてきたのは、スープ、ステーキ、フランスパンのようなものだった。

う〜ん、素材本來の味が出てて、味しいのは味しいけど、なにか足りないんだよなぁ。何だろ?う〜ん。もしかして、調味料とかがあまりないのかな。だから複雑な味が出せない…とか?まぁ、味しいからいいんだけどね。

「どうかしたのか?アレク。」

「い、いえ何でもありませんよ。」

「?そうか。何か困ったことがあるのだったら言うのだぞ?」

「はい。父上。」

考え事してたら、顔に出てしまったか。今後は注意しないと。

そしてディナーが終わり、アレクは元いた部屋に戻っていた。

さてさて、お待ちかねのステータス確認の時間です!

(ということで、ティアさんステータスは確認できますか?)

(普通ならできません。がマスターは特別なのでできます。

ステータスと言うと自分だけに見えます。ステータスオープンと言えば周りの人にも見えるようになります。)

(なるほど。)

それじゃ早速、

「ステータス」

遅くなってすいません

誤字字、アドバイスなどなどよろしくお願いします!

今回は切りがいいので、ここまでにします。次回はステータス回です!

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10/26 一部追加

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