《異世界生活語》お兄ちゃんになりました、クリエイターに任命されました

この國は五季ある、雨季・春・夏・秋・乾季と言う合だ、晩秋は冬とも言えなくも無いが日本の11月から3月に移るようなじなのでまあ五季だろう、北海道の人ごめんなさい。

この年の雨季に弟が生まれた、やっぱり生まれたてはサルにしか見えなかったのが、半年も経つとなんと言う事でしょうウチの子のかわいい事と言ったら、もう天使にしか見えない。

雨季は梅雨より長雨が続く、さすがにスコールで低地が湖に変わったりとかは無かったが、うっとおしい事この上ない、しかしこの雨が無ければ野菜畑の作の植え付けが出來ない訳で、しかし鬱陶しい訳で、魔法で家の上だけ快晴に出來ないものかと考えてしまう。

俺はと言えば、毎回ではないがうちにいる時には弟のオムツ換えを積極的に手伝うようにしている、まあおっさんのオムツ換えをやらせた罪滅ぼしみたいなとこなんだけど。

俺はと言えば三歳を過ぎて探索範囲がし広がった、自分ひとりで出かけられる場所なんて限られる訳だけど、それでも家の周囲500mくらいまでは一人行が出來る。

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車どころか馬車すらも走っていないこの町で、一人で出歩いて危険なところなんて早々あるはずも無いのだ、せいぜい溜めに注意するくらいなもので・・・ええお察しの通り前に一度はまりましたよ(泣)

「ママ、遊んでくる~」

そう母に聲をかけて出かけるのが毎日の習慣だ、さすがに黙って出かけたら心配をかけてしまうからな。

「気をつけていってらっしゃい」

そう母から返ってくる返事を聞いて出かける。

近所には子供が居る家も多く遊び相手には事欠かない、心に返って追いかけっこをしたり、小川で葉っぱ流しをしたりとこんな事だけでも中々に楽しい。

この町で舟を見たことが無いので葉っぱの舟は作るのをやめておいた、舟を知らないはずの子供が適當に作ったら舟が出來ましたはおかしいだろうし、何だこれはとなってしまうのは非常にマズイ。

時間はしさかのぼるが弟が生まれるし前、遊びがないこの世界に出して支障の無い遊びは、なんか無いかと思案した結果、俺が流行らせた遊びは棒倒しで留めておいた、本來なら砂でやるのだろうけど良い砂が無かったので、乾季で乾燥した時期ということで乾いた土で代用させて貰った、土の山に棒を刺すだけで遊べる、こんな事なら流行らせたところで問題にはならない・・・

とはならなかった、思いの外遊びがないこの世界の子供に、流行ってしまっていつの間にやら遊びクリエイターみたいにされてしまった、もうし自重した行をとった方が良かったかな(笑)

雨季にって乾いた土が手にらなくなると、新しい事考えろの視線が痛いほど向けられるが、傘どころかミノすら無いこの世界に置いて、友達の下に遊びに行くとなると、晴れ間を狙うか濡れるの覚悟で相手の家に行くしかなく、そもそも家の中で元気いっぱいの子供たちが、発散できる事も無いのだ。

この時期は男たちも家にる、乾季までは畑を耕したり森に樵きこりにったりと、外での仕事をしているが雨季の雨は冷たい、一時ならまだしも常時當たっていたらを壊してしまうため、どこのうちにも家の隣に作業小屋が併設されており、そこでムシロを編んだり農を作ったりしているため、在宅作業率はほぼ100パーセントになる、5歳くらいからは手伝いを言い渡されるが、それまでは兄弟姉妹がいる家はそこで、まだかったり一人の家は親が相手をする。

家の中で出來る事など限られている訳で走り回ったりなど出來ない、そんなシバリのある中で遊びを考えろと皆の目線が俺に刺さるのだ、まだ三歳だぞ俺は。

とは言っても何も提供出來ないのでは転生者としてはけないので、う~ん、ここは一つ「いっせのせ」でも教えてみるか、あれならルールも簡単だし道もいらないから二人居れば遊べる、賭博も無いから安心して遊べるしな。

試しに姉とやってみようかと思ったら、ムシロ用の麥わらを運んでいたので、俺も格的にししか持てないがお手伝いだ。

姉を遊ばしても作業に影響が出ない程度に藁を運んだら、さあ姉よ、この世界初の遊びにつきあって貰おうじゃ無いか。

「お姉ちゃん遊ぼ~」

「う~ん、まだお姉ちゃんお手伝いが殘ってるからあとでね」

昔元の親にも言われたっけな、忙しいから後でって。

「リース、エドと遊んであげなさい、麥わらが足りなくなったらまた呼ぶから」

しかし今回は違う作戦どうりだ、父の前で姉を遊びにったのだ、一時間分の作業が滯らない位の麥わらを運んである、始を考えても30分くらいは遊んでも作業に余裕がある。

「は~い、じゃエド何して遊ぼっか?」

「新しいの考えたの、親指上にして握って手を合わせるの」

やり方を説明して、まあルール自は至ってシンプルだからすぐ理解して貰った、“いっせのせ”何と異世界向きなゲームな事か。

「お姉ちゃん良い?」

「大丈夫だと思うよ」

「じゃ、いっせーの3」

姉の指が2本俺の指が2本、まあここは一気に攻めるような事はしない、あくまで初心者相手でルールを理解しきるまでは、俺は2本の指を上げ続けて、たまに勝ちに行くくらいでゲームを楽しんでもらおう。

この世界の問題點が無ければ、もうしゲームの向上が出來るのだが、殘念な事にこの世界には數學的な0の概念が無いのだ。

分數の概念はあるようで、1の下は半分の1とか大まかなじで0.いくつと言った考えは無い。

0が無ければフェイントがかけられないじゃないか・・・ああ、ゼロじゃなくても無しで良いのか・・・こだわり過ぎの石頭だな俺は。

まあそれでも、姉には楽しんで貰えたみたいで、父に呼ばれるまで飽きること無く“いっせーのせ”をやり続けてくれた。

「エド、面白かったまた後で遊ぼ」

姉経由で年上層に、俺経由で年下層に広げていけば雨期の子供たちに、大いに広がってくれるだろう。

ちなみに元の世界では、中2までクラスで大人気でやっていたさ(笑)

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