《異世界生活語》エリザさんと魔法の時間

「それじゃ、エドワードと二人で話をして來るわぁ~」

そう言うと曾祖母が肩に手を置いた、その瞬間俺のお前に移ったのは見知らぬ部屋だった、何とも言えない殺風景な部屋、家の類も置かれていない土造りの空き部屋といった印象の部屋に、曾祖母と二人並んで立っていた。

「え、あ、え、あの、ここは」

「魔法修練用に作った部屋よぉ~、転移魔法に興味があったみたいだからぁ~連れてきてあげたのぉ~」

聞きたいところはそこじゃない、何でお茶の途中にこんな所に連れて來られたのかを教えてしいんだ。

俺の手にはジュ-スが握られたままになっている、良くこの狀況で落とさなかったと思う、ふつう落とすよいきなり転移させられたら。

「さあ、あなたの魔法を私に見せてぇ~」

ああ~そう言うことですか、魔法を見るためにこんな所に連れてきたと、言ってから連れて來いよ、って言ったら怒られるんだろうな。

「何を使ったらいいんですか?」

「そうねぇ~、が一番解りやすいからぁ~、どれだけ長く使えるかやってみせてくれるかしらぁ~」

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長くか、ここで見込み無しだと転移とか教えてくれないんだろうな~、もうばれてもLEDライトで俺スゲ~って処見せたら、教えてくんないかな~。

「長くですね」

「そうよぉ~、部屋の明かりが消えたら始めなさい」

曾祖母がゆっくりと腕を上げると、部屋の明かりが消えていった。

「ではやります『よ』」

所詮はイメージ力の問題で詠唱など必要ない、やる事はどれだけの効率で魔法を使えるかの一點だけなのだから、今回のイメージは昔使っていたLED白電球くらいか。

暗い部屋が一気に明るくなる、やはり無駄なエネルギーを使わない分だけ、ない魔力をで発可能だ、地球ではし暗いかと思う明かりでも、ロウソクより暗い燈明に馴れたこの世界では、かなり明るいだと今更ながらに思う。

曾祖母は何も言わず表も変えない、もうし驚いてくれるかと思ったが、し拍子抜けだ、まあ試算では10分はこっちも涼しい顔で出來るのだ、驚くのはそれからにしてもらおう。

「もう良いわよぉ~」

12~3分たったあたりで曾祖母に聲をかけられた、まだ余裕があったので不完全燃焼なはあるが、まあ実力は解ってもらえただろう。

「まだやれますけど?」

「面白い魔法を使うわねぇ~、明るさは良いけどぉ~、あれだけ長く使ったら普通倒れるわよぉ~」

そこまでは考えてなかった、母ですら1分でギブ、白熱電球なら2分まではやったが、LEDの効率は太や白熱電球の比ではないのだ、やりすぎた。

「明るくする時、あったかい必要って無いなって思ったんで、明かりだけって思ったら出來るようになったんですよね」

お得意のすっとぼけである、工學関係は素人だが、LEDの明るさだけをイメージすれば良いなら、俺にも出來るのだ、もしかすると基礎工學の部分がハッキリしていれば、もっと効率は上げられるのだろうけど、専門外な部分はどうしようもないのだ。

「エドワードちゃんあなたねぇ~、結構とんでもない事言ってるけどぉ~、熱を抜くってそんなに簡単な事じゃないのよぉ~」

確かにとんでもない、ガスコンロでも焚き火でもいいのだが、火をつけてったら火傷する、ここまでは當然の結果だ、俺が言ったのはその火の中に手をれられるようにしましたと、言ったのだから驚かれるのも無理は無いのだ。

「出來ちゃったんですよ、あはははは」

苦しい言い訳にしか聞こえないが、LEDの説明など出來ないし、したとところで地球の事を話さなきゃいけなくなる、ここは笑っとくしかないのだ。

「まあ良いわぁ~、後は何か使えるのかしらぁ~?」

以外は使えません、危ないので練習も出來ませんから、一つ聞いても良いですか?」

「何を聞きたいのぉ~?」

「魔力の増やし方について教えてしいんです」

魔力さえ増やせれば、理法則から抜け出た魔法も使うことが出來る、力的問題も強化のスタミナ増強なんて魔力ごり押し魔法で処理できるだろうし、魔法の大元である魔力が無ければそもそも始まらないのだ。

「あらぁ~そんな事簡単よぉ~魔風から出る魔素にを當てればぁ~魔力の長するわぁ~」

魔風って何?、ここに來てさらに聞いた事の無い単語が飛び出してきた。

「そうねぇ~ここから一番近い所だと北西にある山の麓だけどぉ~毎回そこまで來なくてもぉ~東の草原の中にぃ~小さな魔風ならあるから行って見ると良いわぁ~、後麓の魔風にはで連れていって上げるわねぇ~」

ウチから遠くない場所にもあるのは良いけど、魔風って何なのさ。

「魔風って何ですか?」

「魔素を噴出しているの事よぉ~、どこにでも魔素はあるのぉ~、でもそれは多い訳じゃないからぁ~、しづつしか長しないわぁ~、でも沢山の魔素を吸収すれば一気に大きくする事ができるのぉ~、もちろんやりすぎはダメよぉ~、何もしなければ1魔風なら20くらいの覚でやるのよぉ~」

「50とかやったりすると?」

「毎日でなければ良いのだけどぉ~、やりすぎると冷や汗と吐き気が凄いわよぉ~、一度くらいならやってみると良いわぁ~、経験よぉ~」

何か最後おっかない事言われた気がするが、魔力不足はこれで解決できそうだ。

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