《異世界生活語》異世界の土は扱いづらい

持ってきた土をみんなでコネコネ誰一人喋る人がいない、一様に皆一心不にこねている、陶蕓と名をつけなければ、いい大人が何をしているんだとるかもしれない。

俺がこねていたせいか、いきなり型する人は誰も出なかったのだが、その中で不思議と言うか、奇怪な現象が現れた。

異世界とじるのは砂混じりの土が、こねていくとパン生地のようにまとまっていく事だろうか、逆に俺の陶土に見合っていた土は、子供の力でこねる分には問題無かったが、大人がこねると打ち始めの蕎麥に似たボソボソとした質に変わっていく、もう理法則を無視している現象だ。

その他にもただの土は、練るほどに水分が抜けて砂狀に崩れていく、これだけは使えなさそうだ。

各々練った土を型するが、これも苦戦しているようだ、まとまったは良いが今度はらかすぎて、重力に抗いきれなく型が進まない者や、ボソボソ土から型すると割れが出來てしまい、製作が進まない者が続出した。

俺?可もなく不可もなくって出來だよ、ブーストは切っているから丁度良いんだろうね、ただしセンスは無いから、所詮な出來には目をつぶるしかない訳だけど。

一つ目を形に仕上げた俺は一つの案が浮かんだ、全部混ぜちゃえばいいんじゃない?割合はもちろん研究に値するレベルだけど、らかいから型できない、ボソボソしてまとまらない、水して形にすらならない、一つ一つはマイナス面だけど合わせたらうまくいきそうな気がするんだ。

考え方は生コンと同じだ、トロトロのセメントに骨材がって初めてコンクリートとして、しっかりとした構造が確保できるセメントだけではもろいし、骨材だけではそもそも形すら確保できない、まあ本家の生コンには水用の材料なんて混ぜないけど。

もしかしたら同じ事を考えた人がいるかもしれないが、採って來た人は自分の土が一番良いと思って作っている雰囲気、とてもそんな事を口に出來るじではない。

そんな事もあるから、今回は言わないけどね。

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