《異世界生活語》魔法拾得も一騒・前

お小言が終わったのか、おっちゃん達に擔がれてルヒノラ婆さんは木材が積まれていた場所へと移を始めてた。

俺?もちろん著いて行きますよ、教えてもらえたら一番ですけど、そうでなくとも呪文とか聞く事が出來たら儲けですし、この世界に來て上位に使う事が目的の魔法が見られる、まさに千載一遇のチャンスなのですから。

「ああそれが良いね、それとそっちのヤツをやろうかね、ほらあんた達も、ちゃっちゃと枝落としちゃっとくれ」

化させる木を選ぶと邪魔なのだろうかその枝を掃わせる、隣との重なりが無い木ばかりを選んでいる所を見ると、重なっていると効率が悪いのかはたまた魔法が通らないのか、もしそうなら枝払いながら全部かすなら端からやった方が、作業効率は良さそうな気がするのは気のせいだろうか。

「ほーぃ」

ルヒノラ婆さんが適當な木の枝を魔法使いの杖のように持ち、それを鼻から抜けるような奇聲と共に切り口に打ち據えた、一瞬儀式かとも思ったが、杖を打ちつけらられた木はその形狀は保っているが、プリンのように重力に負けを地面にべたりと預けてしまった。

お次の木でも同じように一聲の下に枝を打ち付けているだけ、これはルヒノラ婆さんが原理とか理屈を説明出來ない人だと、真似が出來ない失われた魔法化しそうな匂いがする。

そしてそのルヒノラ婆さんがは、2本目でお疲れのため息をつき始める、自然発生レベルの魔法使いと言うか、生活でちょろっと魔法が使えるレベルの人の魔力なんておしなべてこの程度のモノなんだけど、本當にいつ見てもショボさしかじられない。

某RPGの酒場で紹介して貰える魔法使いのおじいちゃんが、初級の火魔法しかつかえないのもこれを見ていれば納得がいくと言うものだ、あれとてこの世界ならかなり強力な魔法と言える。

ギャルっぽいの方は実はアンチエイジングの方にばかり力を注いだ、本當は80歳とかなら畫質の問題で小皺が見えなかったと笑えるのに。

そんな事を考えながら見ていると、切り分けにるようで、魔法がかかった木に斧を打ち下ろす。

するとどうだろう、先ほどあれだけ固い思いをしていた木が、面白いようにザクザク切れていく、流石にプリンのようとはいかないが、なくとも野菜を刻むレベルでは切れているのだ。

これは是非とも理屈を教えてもらわねば。

そう思いルヒノラ婆さんに駆け寄った。

「おばあちゃん、僕この魔法覚えたいです」

ギョッとされてしまった。

「誰だいいくら柵の中って言っても、こんな小さな子をつれてくるのわ~」

「ウチの孫じゃよ」

俺が駆け寄ったのでも見えたのか、じいちゃんがそこに居た。

「クライン、いくらお前や息子が強かろうと、その歳の孫がその強さな訳は無いじゃろ、こんな小さな子を連れて來よって、危ないとは思わんのか~」

「ウチの孫をそん所そこらの子と一緒にしてしくは無いのぅ、それにこの伐採にしても言い出したのはウチの孫じゃしな」

「何を言っとるんじゃ」

「エド膏は持っとるか?」

「向こうに置いてあるから持って來る?」

祖父のうなずきに、取りに走った。

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