《異世界生活語》焼きリトライ

伐採から一週間が過ぎた。ようやく焼きれに漕ぎ著ける事ができ、ここ數日は畑作業に忙殺されていた。

伐採前には細やかな草取りをしていたとはいえ、カイバクの畑に生え揃った雑草のなんとたくましい事か、元々草を取りカイバクの畑を水田化する時期と被っていたので、よく忙しい時期によく伐採をしてくれたと思う、近所で草取りにを出す皆にも本當に謝だ。

三角ホーを持っていなかった家には、俺が作った三角ホーを無償プレゼントしてその労をいたわっておいた。

丁度良い枝は大量に伐採現場から持ってくる事が出來たし、化があるから木部の形はいとも簡単に行えたのも、このプレゼントに一役買ってくれた。本當に化さまさまである。

地球の水田と違いカイバクの畑の水田化は、あれほど厳な水田という訳ではないので、毎日のように水がなくなり、朝にまた水を掛けなおすというのを繰り返す、そのため當然ながら雑草の植生が変わる事も無く、細かな雑草を放置すれば大量の水分で、一気に長を始める雑草に畑を侵食されてしまうので、夏の水れ前に行う草取りは皆が、もっとも神経を使う作業なのだ。

草取りを終えた畑を三角ホーでカリカリっと削る事で、土の表面がらかくもなり、さらには発芽したての除去出來なかった草も畑からは一掃される事で、水を張った直後に毎年行う泣きのもう一度除草が、軽減できたようだ。そのおで一週間での焼きれに漕ぎ著けられたと言えるだろう。

今回は乾燥もしっかり出來ているので、流石に大丈夫だと信じたいものだ。

とは言っても、大量の薪と藁で一気に高溫にしてはまた割れる心配があるから、しづつ投して夕方まで焼けば土として使えるレべルにはなるだろう、なるよね なって下さい。

それっぽい事を言って、二代で火の番をしてもらう事にした、俺はお飾り責任者っぽいポジションで最初から最後まで指示を出しながら付き合うので、拘束時間のなんと長い事か、ぜひ児福祉法を制定して頂きたい(笑)

晝辺りまでは適量の藁と薪を投しての焼き固め、その後ガンガンと薪をれての本焼きとした、一度火れをしたら後は出來上がりまで、信じて燃やし続けるしかないので、最初の點火は俺がやらしてもらう事にした、流石に子供を火のそばに近付ける訳にも行かないからね。俺も怖いし。

「それでは皆さん、火をつけます」

もちろん著火は火魔法だ、円形に積まれた燃焼の四方に順々に火を放っていく。

どうか功しますように、ついでに昨日完させた、俺のおもちゃもうまく行きますように。

この期に及んでまだ企むエドワードだった。

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