《【書籍化&コミカライズ】勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖、お前に追って來られては困るのだが?》269.英雄神は神を撃ち墮とす

『聖さんは追放されたい!~王家を支えていた宮廷聖、代わりが出來たとクビにされるが、なぜか王家で病が蔓延!えっ、今更戻って來い?一般の大勢の方々の病を治すのが先決なので無理です』

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269.英雄神は神を撃ち墮とす

「スキル」

俺はシステムが停止している今だけ使用できる斷のスキルを使用する。

「≪融合≫」

俺とフェンリルたちは一つの超常的存在として再構される!

「馬鹿な! それはヒトには使用できぬスキルであるはずである!!」

「だが、何事にも例外はある」

例えば、

「神の権能(上位システム)が停止されている瞬間などはな」

「なんという叡智……。この世界をそなたは神たる我より知しているというのか……」

そんな聲を聞いている間にも、神《俺》と聖獣が融合した、超常神としての俺の姿が現れる。

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その姿は、フェンリルの長くしい白い髪やしくしなやかなを継承しつつも、顔《かんばせ》は微笑みを浮かべた神《俺》のものである。

そして、神たる証として6対の碧《あお》き翼を持っていた。

「だが聖獣とリンクしたからといって何だと言うっ……」

『ドン』

「なっ!?」

邪神ナイアが呆気にとられた表を浮かべた。

それはそうだろう。

いきなり自の一部にがあけられたのだから。

しかも、

『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』

「ぐは!? な、何が!? ぐ、ぐああああああああああああああああ!!!」

一撃では終わらない。

次々と自が崩壊し、再生も追いつかない。

まるで蟲に喰われた書のように、どんどんそのは増え続け、拡張していくのだ。

それはまさに、

「我が存在が、減って行くっ……! り減らされて行くっ……!」

邪神が消滅してゆくことに他ならなかった。

「不思議そうだな、ナイアよ」

「ア、アリアケ神!!!」

宙より言葉を掛ける俺へ、ナイアはねめつけるようにしてんだ。

「我が玉をこれほど傷つける攻撃を連続で出來るわけがない! そなたが英雄であることも認める! 我よりも同格たる神であることも認める! だが、これほどまでに一方的なのは納得が行かぬぞ! 救世主!!」

「簡単なことだ。ナイア。聖獣フェンリルを通じてアビスにリンクしているだけだ。そして、そのマナを使用して」

「まっ、まさか!?」

俺は手を挙げる。

と、同時に無數のが形された。

それは、

「萬の星剣、萬の星槍、そして萬の星弓だ」

これらは本當の神が作った聖剣らには満たない。しかし、

「今や俺と同格たるお前ならば、もはや、これは単に、質よりも量がものを言う戦爭に過ぎん」

ならば、

「無限の星武により、お前を塵一つまで分解しよう。お前の再生が追いつかない速度で、お前をこの世界より消去する!」

「ば、馬鹿な! 我が負けるのか! 邪神たる我が!?」

その言葉に、俺は、

「そうだ」

答えつつ、手を振り下ろした。

「お前はヒトという種に負けるのだ。邪神ナイア。お前が目論んだ通りにな」

百萬の星の武たちが邪神を襲う。

「ああ、そうか……」

邪神の聲が細く響いた。

「見落としていたな。ヒトにはそれを導く者がいるのだな……。そういう者が現れた時、ヒトは無限の力を得るのか。我が……」

滅亡種人類飼育計畫・最終決定コロシアム『深層心域スフィア』に、恐ろしいほどの発によるが満ちる。

「我がそれを務めてしまったゆえに、英雄と言う存在を見逃してしまった……アリアケよ……」

ナイアは呟くように言った。

「そなたに導かれた人類は恐ろしいな。きっと……この宇宙を……支配することすらも出來よう……」

だが、俺はそれに呆れた聲で答えた。

「勘違いするな」

……と。

「俺の目的は田舎でスローライフをすることだ」

そんな場違いな聲とともに、深層心域スフィアは邪神の消滅とともに、崩壊したのであった。

『聖さんは追放されたい!~王家を支えていた宮廷聖、代わりが出來たとクビにされるが、なぜか王家で病が蔓延!えっ、今更戻って來い?一般の大勢の方々の病を治すのが先決なので無理です』

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