《【書籍化】外れスキル『目覚まし』、実は封印解除の能力でした。落ちこぼれの年は、眠りからさめた神達と優しい最強を目指す。【コミカライズ企畫進行中】》エピローグ:神話の先へ

朝の気配をじて、僕は寢床からを起こした。

寢室に並んだ3(・)つのベッドはすでに空っぽ。母さんとルゥはもう起きていた。そしてもう一人――王都の家で一緒に暮らすようになったあの人は、今日だけ神殿で寢起きしている。

靴を履いてベッドから降りる。ひんやりした床が、寢起きで溫まったに心地いい。

ばし支度を整えてから、僕は窓を開け放つ。

外はまだ薄暗い。けど吹き込む風は溫かかった。長い冬が終わって、王都はまた春を迎えている。

窓からの風をけながら僕は裝備を確かめた。腰のポーチと、青水晶の短剣、そしてや腳を守る防(アーマー)。腕にはめた籠手(ガントレット)は、早朝の控えめなでも、うっすらと輝いている。

しばらく僕は生家から辺りを見渡した。通りや街並みを目に焼き付けておく。

世界を覆った終末の戦いから、1年。

僕は15歳になって、大事な朝を迎えていた。

「もう1年か……」

口に出すと、あっという間だけど。

とにかく騒がしい1年だった。

に襲われた街の復興に、神様が天界に去ったことの説明。數日間は勝利の余韻があったけれど、やがて國中が大騒ぎになる。

収拾の先頭に立ったのは、パウリーネさんだ。の戦士団の長として、そして王様として、混した王國をまとめ上げている。

人々に対しては、各地の神殿を通じて、冒険者の勝利や神々が天界へ去ったことを伝え。

貴族や他の王族に対しては、傷ついた城壁や街道の復舊を進言し。

いずれ王様ではなくて、王様として國を治めるだろう――そんな話も聞こえていた。

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パウリーネさん本人は肩をすくめて、どこか飄々(ひょうひょう)としていたけれど。

――あなたの功績の、ほんのおまけみたいなものですよ。

もし『手腕』なんて言葉が使えるとしたら、王様のそれは凄かった。半年で多くの街が元の暮らしを取り戻したのだもの。僕が住む王都の東側なんて、おそらく以前より暮らし向きがいい。

冒険者を中心に、多くの人が復興に協力したという事もある。神様からの全メッセージは、人々の心を一つにしていた。

遠くから鐘が聞こえて、僕ははっとする。

「いかないと」

階段を降りて、生家の1階へ。ルゥと母さんが僕を見て目を細めた。

「おはよう、お兄ちゃん」

13歳になったルゥは、し背がびて、笑うと花が咲いたみたいに明るくなる。

もすっかりよくなった。ユミールを倒してから、一度も調を崩したことはない。

僕は、母さんとルゥに微笑みかけた。

「おはよう」

部屋のあちこちで、魔石燈のランプがっている。

家族揃ってパンを食べた。食卓には野菜のスープや目玉焼きも乗って、僕はお腹が減っていたから急いで口に放り込む。

思わずむせて、お茶を飲んだ。

母さんが笑いながら尋ねる。

「そんなに急いで……。今日が出発だから?」

「う、うん」

ルゥが空の目を輝かせる。

「『角笛の英雄』の、次の冒険だね!」

僕は苦笑して、頬をかいた。

「まぁ、一応、そう呼ばれているけど……」

戦った多くの冒険者に、王國や冒険者ギルドから褒章が出た。

完全に怪我の功名だけど、魔の大侵攻は、魔石が大量手されたってことでもある。大盤振る舞いに、ミアさんなんて踴り出しそうなほど喜んでいた。

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そんな中でも、最後の雪原――『霜の宮殿』に向かった冒険者は英雄と呼ばれている。

神話から始まり、最後は神様が去って終わった、終末の語。それは劇団や詩人のテーマにもなって語り継がれている。

母さんが心配そうに眉を寄せた。

「そんなに有名になって、大丈夫なの?」

「うん……多分、詩人さんの話には々尾ひれがついてるから、他の人が僕らを見ても、そうとはわからないんじゃないかな?」

ちなみに僕らは、戦いの半年後くらいに、こっそりと生家へ戻った。

パウリーネさんが新しい住処を提案してくれたけど、豪華なところは落ち著かないし――やっぱりここには思い出が詰まっている。

ただ、ルゥと母さんは、変わらず神殿で働いていた。

妹が、ごっくんとパンを飲み込んでから、を尖らせる。

「まだ起こし屋してるしね」

「うん……」

王都に僕らが戻ってきた後、さすがにちょっとした騒ぎになった。

を過ぎるのは、『ほら見たことか』と言わんばかりのフェリクスさん。近所住まいの冒険者達は、そろそろと言った。

――で、また頼める?

――英雄になったってのに悪いんだが……。

――君の『目覚まし』を知った後じゃ、他じゃ起きられないっ。

母さんが思い出してクスクス笑い。ルゥはじろっと母さんを睨んだ。

「もうお金の問題は大丈夫なんだから、けることないのに。お兄ちゃん大変じゃない」

「う、うん。でも、迷宮には朝早く向かうしね」

「もっとゆっくりしてもいいのに……」

生家に戻ってから、僕はまた冒険者をやっていた。主に潛るのは西ダンジョン。

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同じように冒険者暮らしに戻ったミアさんと、パーティーを組んだりもする。

時々、の戦士団として遠出することはあったけど、基本は元の生活に戻ったといっていいと思う。

「角笛の英雄か……」

壁で、父さんの赤いスカーフが風に揺れている。その橫に紙がってあった。勲章とメダルを王國とギルドからけ取った時、一緒にもらった褒狀だ。

でも栄も、結局は冒険の1ページ。

ページをめくれば、過去でいいと思う。

僕はまた『起こし屋』として、『冒険者』として、れられたここ最近が好きだった。

英雄譚はそれとして、僕は僕だ。

「勲章より、こっちの方が嬉しいよ」

僕は腰のポーチをちょっと叩いた。神様達と別れる時、思い出にもらったものがっている。

やがて食事が終わった頃、とんとん、と玄関がノックされる。

「よお」

「ミアさん!」

玄関から僕を見たミアさんは、赤髪をかいて目を下げた。

「そろそろ出発かと思ってね。でも、早かったかい?」

話しながら、ミアさんはちょっと妙な顔をする。いつもいる人を探してるんだろう。

ミアさんは言った。

「あ、そうか。今日は別行か」

「はい。準備があるみたいで、神殿から來るんです」

僕は、玄関の脇に置いてあったリュックを背負う。冒険者として、遠出に必要な一式がそこにまとめてある。

「僕も、そろそろ出るところでした」

家の中へ振り返る。母さんとルゥが手を振った。

「いってらっしゃい」

「後で出発式みたいなの、あるんでしょ? そっちには絶対行くから!」

の前で拳を作るルゥに、ミアさんと2人で笑う。

僕も手を挙げた。

「いってきます!」

王都の東門に向けて、なだらかな下り坂を歩く。夜明けの前だけど、春風は溫かい。

じゃらりと鎖を揺らしながら、ミアさんが腕を回した。

「いよいよ、他國遠征だなっ」

僕は顎を引いた。

それは僕ら冒険者が、新しく取り組もうとしている『事業』。

アスガルド王國では、ユミールが倒され魔の脅威は去った。それは要するに、今まで王國のにあったさまざまな危険がなくなったということ。

例えば、奴隷商人。ユミールも鼠骨ラタもいなくなったから、多くの奴隷売買が明るみに出た。影響力を増したパウリーネさんとの戦士団が、奴隷となっていた多くの人を救い出した。迷宮に囚われていた人さえいたらしい。

も、同じだ。迷宮の封印を緩めていたのも、結局はユミール達だ。ダンジョンの難易度が急に変わったり、魔が大発生したりすることも、今後はなくなるだろう。魔の力が減したこともあって、弱まりかけていた封印は、今は安定して迷宮に魔を押さえつけていた。

アスガルド王國は、今までよりも安全になる。

『なら、國の外は?』――そんな疑問の答が、僕らが出発に向かっているものだ。

かつん、と杖をつく音。

「神話時代の中心地であったアスガルド王國には、もともと多くの迷宮がありました。冒険者も多い」

ミアさんが驚いて振り向く。

「フェリクス!?」

「奇しくも、合流できましたね」

ミアさんも、フェリクスさんも、そして僕も、同じ場所に向かっている。だから、大通りのここで合流できたのだろう。

フェリクスさんは咳払いして続けた。

「他方で、他國では冒険者の數はさほど多くない。探索はおろか、そもそもダンジョンを発見することさえ覚束ない國もある。そこで――」

「今回の遠征、ですよね」

「ええ」

細い目をさらに細めて、フェリクスさんは頷いた。

「アスガルド王國の外に出て、新たな迷宮と、そこに眠る魔やアイテムを探す」

冒険の時代。

オーディンが言い殘した言葉が、を過ぎる。

石畳に目を落として、僕は尋ねた。

「何が見つかるんでしょう?」

「まだ、なんとも。一つ言えるのは、魔の対処に割く労力が減った分、人やの往來も活発になるでしょう」

確かに、戦いの後、いろいろなものが変わった。

僕の家にも魔石燈がるくらい普及した。

がいなくなった迷宮には、閉鎖したところさえあるらしい。魔は、魔石の発生源でもあるけれど、倒し続けなければいけない脅威でもあった。

の脅威が減った今、國の在り方もきっと変わる。

ミアさんが引き取った。

「あたしらの遠征は、その前振りってわけだろ?」

フェリクスさんは首肯する。

「そうですね。魔討伐、迷宮管理のやり方を、他國にまで普及させる。眠っているダンジョンも見つければ、魔の脅威はさらに減る。外を魔がうろつくのは、未発見の迷宮から魔が溢れることですからね」

そして、ゆくゆくは、資や人の往來がさらに活発になって――かになればいい。

なんて、僕が考えるには荷が重いかもしれないけど。

が熱くなって、ぶるりと震えた。

「冒険の時代だね。魔に怯えるんじゃなくて、僕らはもう世界中にゆける」

山や草原を超えて、冒険者が自在に旅ができる時代。

ミアさんが肩をすくめ、フェリクスさんが杖をついた。

「魔で、それどころじゃなかったしな」

「ええ。それも、神々のためでもなく、魔からただ生き延びるためでもなく、人間のための旅です」

戦士団からの依頼でもあったけれど、僕が遠征に參加した一番の理由は、ワクワクしたからだ。冒険者として、他の國や、街や、迷宮を目にしたい。

父さんや神様達だって、『それでこそだ』と言うだろう。

フェリクスさんが言い足した。

「もともと、険を冒すことをこそ、冒険というものですよ」

僕は神様達が去った空を見上げた。

天界で、オーディンとフレイヤ達は――トール、ウル、シグリス、ロキ、それにヘイムダルは、今も創世に力を貸しているのだろうか。

僕らの世界が変わったなら――

「オーディン達が創るのは、どんな世界になるのかな?」

その世界にも、魔はいるのだろうか。

魔法はあるのかな。

冒険者は?

ミアさんが両腕を首の後ろに回して言った。

「さてね。ま、あの神様達なら、そう悪い世界にはしないだろうさ。フェリクスはどう思う?」

「とても想像がつきませんね。今は、こちらの世界で手いっぱいだ」

僕はちょっとだけ立ち止まり、薄明りの空を眺めた。

「――そうだね」

もし葉うなら、次の世界に訊いてみたい。

『そっちはどんな世界なの?』って。

新しい世界にも、オーディンやトールといった神様の名前は殘るかもしれない。

その世界の神話として。

「僕らも、僕らでよくしないとね。こっちの世界を」

話しながら進むに、王都の東門に到著する。

すでに遠征に參加する冒険者達が集まっていた。荷車や馬車が二列になって東門の先まで続いている。人數が多いから、車列も長い。

列の最後尾で、ぴょこぴょこと小柄な影が跳ねていた。

二つに結った緑髪が揺れる。振り向いたのは、サフィだった。

「リオン!」

小人の鍛冶屋さんも、この他國遠征に參加する。

飛びついてくるサフィを、僕は膝のあたりでけ止めた。

「おはよう! 他の小人の方は?」

「もっと前。張り切ってるわよ! 仲間が増えるかもしれないものっ」

サフィ達の目的は仲間探しだ。

小人の國(アールヴヘイム)以外にも、終末の難を逃れた小人がいて、ダンジョンで眠っているかもしれないから。

腕組みするサフィは、頼もしく微笑む。

「それに、鍛冶師の腕の見せ所だしね。生きていくなら、商売しなくちゃ」

荷車のから小人達が次々顔を出し、「そうだそうだ」と口を揃える。

逞しくて、思わず頬が緩んでしまった。

白の法を包んだパウリーネさんもやってくる。ロッドをついて、僕達に一禮した。

「おはようございます。出発には、問題なさそうですね」

冒険者200人、小人20人、それに王國の文が10名ほどった、大きな集団移になる。

僕は周りをキョロキョロ探した。

一緒の冒険に參加する、會いたい神様――いや、會いたい人(・)を探して。

夜明けの前の空。

薄暗い中、馬車の角にきらりと金の髪が見えた。

「ソラーナ!」

聲をかけると、客車のの子が顔を上げた。

姿は冒険者風。きらめく金髪は頭を守る革帽子にまとめられているけれど、幾條かがこぼれていた。僕らとお揃いの二頭のマントに、白の裝束をまとっている。

の瞳が僕を見つける。

「リオンか、おはよう!」

みたいに、ソラーナは微笑みかけた。

僕は歩み寄って神様の姿を確かめる。

風になびくスカートは、し厚手の生地だけど、かつてのワンピースを思わせた。

「……準備、もう大丈夫みたいだね」

「うむ。神殿でを調べ、裝備をけ取った」

ソラーナはにっこり笑い、右腕を掲げる。そこには、かつてのような金の腕が輝いていた。

魔法使いの杖に似た役割で、この人専用のものらしい。

「腕か……」

僕は、この人と最初に出會った時のことを思い出した。

ソラーナはに右手を當てる。

「今は、君と共にある――その誓いを守れることが嬉しい」

みんなの前で言われて、僕は頬が赤くなった。もしルゥがこの場にいたら、目を丸くしてぴょんぴょん飛び跳ねていたと思う。

……前よりもずっと、とかに敏になった気がする。

兄として、殘していくのがちょっと心配だ。

ソラーナは呟く。

「あの時は、どうなるかと思ったがね」

この人は、終末の戦いで消滅しかけている。

フレイヤ様から魔力を譲りけたとはいえ、危険な狀態に変わりなかった。なのに、ソラーナはギンヌンガの空隙に飛び込み、地上でも大量の魔力を使ってしまう。

力を使い果たした神様は、あのまましでも時間が経てば、消えてしまってもおかしくなかった。金貨の中にってさえ、長くはもたなかったという。

そこでオーディンが考えた策は、一部の神が――フレイヤやフレイがそうしたように、人間のに宿らせること。

神様達が再び手にした『創造の力』で、神様であるソラーナに(・)質(・)を、つまり人間のを與えたんだ。

これから人間として冒険し、長し、しずつ神様としての力を取り戻す。僕らと一緒にレベルアップすることで、神様としての力を回復する――それが今の神様の目標だった。

神様がみんな天界へと去ってしまった中で、ソラーナだけは僕と共にある。

いつか人として死に、天界に帰るまで。

ソラーナは自分のをぺたぺたとった。

「しかし、レベルというのは、まだし慣れぬな。わたしは確か……」

「…………50だね」

激戦を潛り抜けた僕でも、まだレベル38。ミアさんが2つ上の40で、フェリクスさんが44。

ソラーナ、最初から父さんと同じくらいだから、ものすごく強い。

僕は頭をかいた。

「やっぱり、神様なんだなぁ……」

ちなみに、<太の加護>もまだ健在。

神様(ソラーナ)が地上に殘っていることは、戦士団や、ごく一部の冒険者以外にはだ。

「れ、レベルが上がっても、私はリオンと共にあるぞ」

「ソラーナ……」

「ルイシアの話だと、それは一生の誓いというらしいが」

「っ! それじゃ、け――!」

びかけて、慌てて口を両手で塞ぐ。

ニヤニヤしながら見ているミアさんと、冒険者達。あからさまに視線を逸らしているフェリクスさん。

こんなにドキドキしてたら、僕のは持たないかもしれない……。

そうこうしている間に準備が進む。

ふっと空にが差した。

ソラーナが手を広げる。

「朝日だな」

東門の先、丘陵地帯からゆっくりと朝日が昇ってくる。僕も応じた。

「ああ、出発だ」

パウリーネさんがロッドをついて、巨大な門の前に出てくる。

その頃には、見送りの人が溢れていた。朝早くだというのに、馬車の列を挾むように大勢が並んでいる。

様は演説臺に上った。

「これから、アスガルド王國としては初の、冒険者による他國遠征を行います」

微笑む王様を、橫から朝日が照らす。

「あなた方に神々の加護がありますように。そして、私達王都の民も、あなた方を見守っています」

見送りの列が湧いた。母さんやルゥの姿もある。

僕はポーチを開いた。

取り出したのは、角笛とコイン。

目覚ましの角笛(ギャラルホルン)はヘイムダルに返してしまったけれども、代わりに、小人のサフィ達が角笛を僕に贈ってくれた。繊細な裝飾が、誇らしげにを弾いている。

金貨には、表にはソラーナとヘイムダルの姿。裏面には、雷神トール、魔神ロキ、狩神ウル、薬神シグリスの姿が彫り込まれている。神様達は地上からさよならする時、その姿を魔力で描いてくれたんだ。

金貨に殘る熱さに、思い出をじる。

昂る心のまま、僕は角笛を吹き鳴らした。

出発を告げる音が、朝焼けの空に広々と渡る。

見送りの列からルゥが聲を張った。

「いってらっしゃい、お兄ちゃん!」

歓聲と春風に背中を押されて、僕達は王都を出発する。隣にはソラーナがいて、僕らは手をつなぎながら王都のみんなへ手を振った。

「いってきます!」

神話が終わって、次の時代が始まった。

朝日と空に神様の優しさをじながら、僕らは新しい冒険へ踏み出した。

お読みいただきありがとうございます。

これにて完結になります。

もしご満足いただけましたら、☆評価、想、レビューなどいただけましたら幸いです。

ひと言でも頂けましたら、作者としても大変嬉しいです・・・!

この度は、リオンとソラーナの語を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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ページ下に書籍サイトのリンクがあります。

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リオンのアクションシーンなど、大変見ごたえがあります。

こちらもぜひ読んでみてくださいませ。

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