《Creation World Online》第26話
俺が著替えを手伝ってやる、とか言ってし運したせいで遅れたがなんとか著替え終わり俺たちは浜辺に立っていた。
「速く泳ぎたいですね!」
「ああ、だけどしっかり準備運しろよ」
「運ならさっき誰かさんのせいでする羽目になったんですけどね?」
「本當にすいませんでした!」
ジト目で俺を見るアンリに素直に謝るとアンリは溜息を吐いて「ま、いいですけもね」と言う。
ふと近くにあるテントを見ると男のプレイヤーが先程水著コーナーで見た【ウーギーの番パーカー】を著ているのが見えた。
良く良く見るとそれはサイカとシラクモで上機嫌なシラクモに対しサイカは今にも死にそうな顔をしていた。…愁傷様です。
道行く通行人たちもシラクモたちを見て笑っているがシラクモは一切気にした様子はなかった。
絡まれるのも面倒なので俺はさっさと準備運を済ませると海に向かって駆け出して海に足からるとヒヤッとして一瞬ドキッとするが直ぐに足が冷やされていき心地よかった。
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「とりゃああああ!」
「うおあ!?」
次にを水につけようとしていた俺は突如背後からアンリに蹴られたせいで顔から海に突っ込むことになってしまった。
「あははは!シュウ君…!うおあ!?って…!あはははは!」
「そうか、そうか、お前も味わうといい」
「あれ?なんでシュウ君私の足を摑んでぇえええええええ…」
俺が顔を上げるとアンリが大笑していたので足を摑むとぽいっと海に向かって投げてやるとザポン!という音がしてアンリは著水するとこっちを見て「むむむ…」と唸りながら泳いでくる。
「ちょっと!何するんですか!危ないじゃないですか!」
「人の事言えないよな?あ?」
「むっ!反省のが見えませんね!これは仕返しです!えいっ!」
「おい!やめろって!」
パシャパシャと水をかけてくるアンリに俺は水をかけ返したり、競爭したり、屋臺の食べを食べたりしているとすっかり辺りは夕方の景に変わっていた。
そろそろ帰ろうか、と俺たちは水から上がると宿屋に帰って行く。
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宿にる前に俺たちは水著からマイセットの普段著に著替える。いくら濡れても裝備を変えれば直ぐに乾くってところはこのゲームの良い所だよな。
☆
部屋に帰ると同時にアンリはベッドにダイブする。
「あはは!シュウ君!まだ波に揺られてる気分ですよ!」
アンリはそう言いながらきゃっきゃと笑っている。確かに海を上がった後しばらくの間は波に揺られてるようなじだよな、なんでだろうか。
俺が海上がりの謎を考えているとスースーと規則正しい呼吸音が聴こえてきた。
見れば、アンリがベッドで眠っていた。遊び疲れたのだろう。
しかし夕飯がまだなので一応起こしておこうと思って肩を揺すってみる。
「おーい、アンリ。起きろー、飯食わないのかー?」
「んぅ…」
「おっとっと」
肩を揺すっているとゴロンとアンリが寢返りを打ったせいで手がずれてなぜか押し倒したような形になってしまい、俺はドキッとしてしまう。
寢返りを打ったせいか、元が緩んでおりアンリの白い鎖骨のラインが見えていた。
更に冷卻魔道を使用していないため部屋の中が暑いせいかアンリの細い首筋を汗がつーっと流れ落ちる様はとてもっぽく、正直理を保つのが大変だった。
このままではマズイと思った俺は本気でアンリを起こしにかかることにした。
「アンリ!起きろ!朝だぞ!」
「うぅん…」
「うおっ!」
俺が先程より強くアンリの肩を揺するとアンリに抱きつかれてしまう。
離れようとしても勢のせいで力がらないためどうしようもないと諦めた俺はアンリと同じベッドにると、薄いに頭を抱き締められたまま眠るのであるった。もちろん夕飯は逃した、もったいないことをしてしまった。
☆
翌朝俺たち【攻略者キャプチャーパーティー】は街の東區にある大きな屋敷に呼び出されていた。
理由は予かねてより計畫していたギルドが結され、俺たち【攻略者パーティー】と正式に契約を結ぶためだった。
無駄なは一切無いのに殺風景だとじさせない部屋の中を見渡していると扉が開いて10人のプレイヤーがってくる。
プレイヤーたちはそれぞれ席に著く。
【皇帝】【法王】【天使と悪魔】【將軍】【観測者】【木こり】【學者】【天馬】【神父】【破城槌はじょうつい】
全員が二つ名持ちであり、このゲームの秩序と言っても過言では無い。
プレイヤーたちが暴徒化しないのはひとえに彼らの力だとも言える。
「初めまして、だな。【天議會】代表の【皇帝】レノンだ。早速だが本題にらせてもらう」
そう言ってレノンから提示された條件は以下の通りだった。
1.攻略者パーティーは1週間に一度界層を解放する。
2.界層を解放した際には報酬を【天議會】から支払われる。
3.途中退する場合は【天議會】に申告する、その後【天議會】の許可の元退完了とする。
4.問題を起こした場合即刻除名処分とする。
「さて、君たちには2界層を解放してもらった報酬を支払わなければならないな。おい、エリーアレを」
「は、はいです!」
【天使と悪魔】エリーはアイテムボックスから6つの皮袋を取り出すとそれぞれ俺たちの前に1つづつ置いていく。
「中を確認してくれ」
レノンにそう言われて袋を開くと目の前にエアディスプレイが浮かび上がり手にった金額に俺は目を丸くする。
「じ、10萬L!?」
「なにも驚くことでは無い。君たちの活躍はそれ程の価値があるということだ」
レノンはそう言うと椅子に深く腰をかけたままこちらに2枚の紙をらせる。
見てみると2界層のボス【シーサーペント】の住処の報が記されているだった。
「それが2界層のボスだ。攻略は1週間後、頼んだぞ。そして契約を結ぶ者のみがこのメッセージにイエスと答えてくれ。なに、ノーを選んでもその金を返せとは言わんよ」
レノンがそう言うと目の前に【YES/NO】の選択肢が現れる。
俺は迷わずYESを選択する。
他のメンバーもYESを選択したようで皆、決意に満ちた表をしていた。
レノンはそんな俺たちを見て満足そうに頷く。
そして俺たち【攻略者パーティー】は本格的にき出すのであった。
☆
「ということでレベルを上げていきたいと思いまーす」
俺は宿に帰るなりアンリに向かってそう宣言する。
アンリは「は?なに言ってんのこいつ」って目で俺を見てくるが俺は気にしない。気にしたら負けだと思ってる。
「レベルを上げるってどこで上げるんですか?」
「うーん、取り敢えず【メラドーラの窟】なんてどうだ?」
「ふむ…今のレベル帯ならそこですね。さ、行きましょう」
そう言うとアンリはベッドから立ち上がる。
そして俺たちは【メラドーラの窟】を目指すのであった。
☆
メラドーラの窟に出てくるモブは3種類しかいない。
まずトカゲを無理やり二足歩行にして剣を持たせたようなモブ【リザードマン】
フジツボのような形をしたモブの【メディラ】
そしてフィールドボスの巨大タコ【メラドーラ】である。
俺たちが窟を進んでいると前方からリザードマンが2現れる。
リザードマンはこちらに気がつくとを左右に揺らしてノッシノッシと走ってくる。
俺は一気にリザードマンの側まで駆け寄ると首目掛けてカラトスソードを振り抜く。
しかし一撃では倒れずもう1のリザードマンが剣を振り下ろしてきたため【法則介】で俺と剣の間に土壁を作ると土壁を針に変形させて2のリザードマンを串刺しにすると俺は後方に離する。
するとそこにアンリの火魔法【フレイドーラ】が叩き込まれリザードマンたちが焼ける匂いが立ち込めた後、の粒子になってリザードマンは消える。
「お、レベル上がった」
「私も上がりました」
この戦闘で俺のレベルは22。アンリのレベルは23になった。この調子でレベルを上げていくか!
☆
しばらくの間レベル上げを行った結果。
◇◇◇◇◇◇
名前:シュウ
別:男
レベル:22
職業:メインジョブ【錬金士Lv.15】
サブジョブ 【盜賊Lv.24】
HP:1325
MP:2950(+350)
STR:105(+55)
DEF:90(+125)
INT:360(+150)
MEN:280(+160)
VIT:85
DEX:340
SPD:385(+45)
〈技能〉
固有技能:【法則介Lv.2】【未踏】
付屬技能:【地形ダメージ軽減】
通常技能:【錬金Lv.28】【火魔法Lv.39】【風魔法Lv.48】【罠知Lv.18】【罠解除Lv.18】【罠作Lv.37】【敵知Lv.22】【鑑定Lv.38】【魔力増加[特大]】【魔の心得Lv.20】【空きスロット2】
〈裝備〉
武 :カラトスソード
頭 :魔族のフード(黒)
防 :宵闇のコート
:宵闇のズボン
:黒蛇こくじゃの革手袋
靴 :黒犬の靴
裝飾品:風魔の指シルフリング+++
:盜賊のピアス++
〈裝備効果〉
風屬與ダメージ3割増
風系統魔力消費50%カット
魔力消費35%カット
風屬耐[中]
闇屬耐[中]
気配遮斷[中]
【所持金:369800L】
◇◇◇◇◇◇
◇◇◇◇◇◇
名前:アンリ
別:
レベル:23
職業:メインジョブ【ウィザードLv.25】
サブジョブ 【魔導士Lv.23】
HP:1290
MP:7200(+650)
STR:38(+12)
DEF:48(+32)
INT:640(+380)
MEN:295
VIT:45
SPD:118
〈技能〉
固有技能:【発系魔Lv.7】
付屬技能:【地形ダメージ軽減】
通常技能:【魔の真髄しんずいLv.10】【式強化Lv.18】【魔力増加[特大]】【結界Lv.15】【付與エンチャントLv.18】【魔力回復速度上昇[中]】【無屬魔法Lv.20】【土魔法Lv.22】【火魔法Lv.28】【魔の心得Lv.30】【狀態異常Lv.5】【空きスロット1】
〈裝備〉
武 :真銀ミスリルの杖
頭 :蒼天の魔導帽
防 :ブルディアローブ
:ブルディアズボン(短)
靴 :蒼蛇そうじゃの靴
裝飾品:魔導の指+
:魔導のネックレス++
〈裝備効果〉
水屬耐[中]
火屬耐[中]
魔力消費8%カット
MP自回復[小]
【所持金:18900L】
◇◇◇◇◇◇          
【書籍化】男性不信の元令嬢は、好色殿下を助けることにした。(本編完結・番外編更新中)
「クレア・ラディシュ! 貴様のような魔法一つ満足に使えないような無能は、王子たる私の婚約者として相応しくない!」 王立學園の謝恩パーティで、突然始まった、オリバー王子による斷罪劇。 クレアは、扇をパタンと閉じると、オリバーに向かって三本の指を突き出した。 「オリバー様。これが何だかお分かりになりますか?」 「突然なんだ! 指が三本、だろう? それがどうした」 「これは、今までラディツ辺境伯家から王家に対して婚約解消を申し入れた回數ですわ」 「なっ!」 最後に真実をぶちまけて退出しようとするクレア。 しかし、亂暴に腕を摑まれ、魔力が暴走。 気を失ったクレアが目を覚ますと、そこは牢獄であった。 しかも、自分が忌み嫌われる魔女であることが発覚し……。 ――これは、理不盡な婚約破棄→投獄という、どん底スタートした令嬢が、紆余曲折ありつつも、結果的にざまぁしたり、幸せになる話である。 ※本編完結済み、番外編を更新中。 ※書籍化企畫進行中。漫畫化します。
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