《転生プログラマのゴーレム王朝建國日誌~自重せずにゴーレムを量産していたら大変なことになりました~》82 モンスター討伐依頼

「あるじ、口にタマゴの黃がついておるぞ」

「ええ、どこ?」

「しかたないのう、わしが拭いてやろう」

「じーーーーーーーーーーー」

今日は宿に1人分多く朝食代を払い、千春さんも含めた3人で食事をしている。今日のメニューは焼きたてのパン、目玉焼き、野菜サラダ、干しのスープだ。

スープが々味気ないが、他は食材が良いのか申し分ない味わいだ。まあ、おについては今俺が計畫しているものが出來上がれば、もっと良いものが作れるようになるだろう。

……それはそうと。

「千春さん、さっきからどうしてじーっとこちらをみてるんですか?」

千春さんは食事をする手を止めてじーとこちらを伺っている。

「鈴音氏、なんだか機嫌が良くなってますです」

「別に機嫌が悪かったわけではない」

「それに、巧魔氏と前より仲が良くなってる気がするです。……なにかあったですか?」

「な、なにもない!」

「本當ですか巧魔氏」

「う、うん」

「……ふたりの慌てぶり。もしかして仲直りのちゅーでもしたのでは」

「してない!」「しておらん!」

「ふーん。まあ、別にいいですけど。それはそうと、巧魔氏。今日の魔法特訓ですが。どうやら立て札に魔討伐の依頼が張り出されているみたいですので、急遽予定を変更して今日は魔討伐で実地訓練としましょう」

「たてふだ? なんでしょうかそれは」

「龍街からの重要なお達しがある場合、中央の公園に立て札を立ててお知らせするのです。龍都以外でも大きな街であれば、張り出している所もあります。森谷村のような辺境には張り出されないですが」

「森谷村って辺境だったんだ」

「モンスター退治依頼の場合、參加するためには役所への申請が必要です。定員を超えてしまうと參加できませんので、朝ご飯を食べ終えたら急いで行くですよ。あ、ちなみにこれは修行ですので、ゴーレムの使用は止です」

モンスター退治か。いつもゴーレムに任せっきりだから、俺自が戦うのはゴブリン討伐をして依頼だ。ちょっと楽しみだな。

「じゃあ暇だしワシも付き合うぞ。あるじがどのくらい長したのか見ておきたいしのう」

「まだ1日しか修行してないのにそんな長しているわけないだろ……。まあ、來る分にはかまわないけどさ。いいですよね、千春さん」

「もちろんかまいません。鈴音氏が巧魔氏と離れたくないのであれば仕方ないですし」

「…………」

「鈴音氏、無言で錬剣を出すのは止めてくださいです。冗談です」

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