《聲の神に顔はいらない。》08 謀略

今回のアニメになる作品は學園ものだ。俺は幅広くジャンル展開してる。読者に飽きさせないためだ。學園ものだが、現代ではなく、戦いがる奴。となると、敵側? 重要なサブキャラは最近は大聲優を用しちゃったりするからな……上手い合に彼を割り當てられるキャラを俺は脳で模索する。

「お客さん、つきましたよ」「遅くまですみません先生」

「いえ、有意義でした。沢山の刺激を貰いましたよ」

そういって俺はタクシーに乗り込む。進みだすタクシーの中で、俺はどうやってあの聲優を起用するか考えてた。確かに好だったが、彼に役が與えられるかはまだわからない。最終候補には殘ってるが……足枷は々とある。まずはあの容姿だろう。せめてもっと自信満々……とまでは言わないが、もっと普通にしてほしい。そして……俺は自のタブレットに目を落とす。彼の資料は転送してもらった。

「ライブとかイベント出演NGなのがな」

俺はそう呟いた。いや、聲優としては好持てる。個人的には素晴らしいと思う。別に歌とかがダメじゃなく、顔だしがダメみたいだ。きっとこれは本人が希してこうなってるのだろう。最近は顔出して売り出していくのが普通だって直孝の奴も言っていたからな。俺としては好持てる事項だが……押し込むとなるとそこがダメなのは実際痛いのが現狀だ。メインとなるとどうしても顔出しすることになる。だってイベント會社と既に組んでるし、音楽會社には既にメインテーマと共にキャラのキャラソングまで作る事は前提だろう。寧ろ今の時代、そうじゃない方が珍しい。

そうなると、一人イベントとかにでないとなると……ね。

「今回はメインは諦めるか……サブなら、原作者の意思も通りやすくはあるし」

サブキャラにもピンキリであんまり出てこないキャラや、よく出て主人公たちに絡むキャラもいる。メインキャラ擔當なら、聲優は必然的に話題や、イベントオーケーな聲優を他のお偉方が押してくるのは絶対だろう。そしてそこに原作者が自分の好みだけで、一人の聲優を押しても多數決という民主主義に押しつぶされるのがおちだ。なら、最初からサブならどうか? サブならイベントとかでも、補欠であってレギュラーにはなりえない。

それもサブならかなり人気が出ないと、そこまで鉢は回ってこないはずだ。なら、原作者権限で押し通せると思える。

「けど、どのサブキャラをやらせるかも問題だな」

そんな事をしてるといつの間にかマンションの前だった。全然気づかなかったよ。

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