《聲の神に顔はいらない。》35 プレゼン2
「……というわけで、我が社では先生の作品を最高の環境、最高の人材を使って――」
ふむふむ、皆さん凄い熱のれようだ。実をいうとこのプレゼン。最初の一回以外自分は參加してないから今はこんな風になってるんだと思った。皆さん先にプレゼンした所を見てなんかカタカタやってると思ったら、一番変しそうな予算を前の所よりも多くしてるみたいだ。
常に何か相談し合ってるもん。上司に電話……とかはしてないが、多分最初からどこも予算には幅を持たせてるんじゃなかろうか? それで前の所よりも多多くしてるじだね。
確かに予算は大切だと思う。金があればやれることが増えるのは確かだ。それに予算はインパクトある。どこもデカデカとこれだけ家は使えます――と目玉の様に言ってくる。やっぱりデカいテレビ局は凄いね。ドラマとかを予定してる所は使う予定の俳優優まで既に選別してるらしい。
アニメ會社の方は流石にドラマとかよりも予算が落ちる。それはもう仕方ない事なんだろう。けど、面白いのはアニメ會社の方だね。見せ方が違うというか、普通にプレゼンの資料なのに凝ってる。資料の中にキャラのデフォルメとかれてたり、このくらいの作畫でかせます――みたいな試作PVみたないあったりと、力をれてくれてる所は凄い。
こうなってくると一何を基準に選べばいいのか……なかなかに悩ましいな。一此花さんは何を見てたのだろうか? どうせ彼も一応ネット越しに參加するから――と高を括ってたのが間違いだった。何故かというと、彼はまだ來てないのだ。
彼の為に用意されたタブレットは暗転してる。一どうしたのだろうか? さっきから連絡はしてるし、自分だけじゃなく、上司とかもしてる筈だが連絡がとれない。
何か事件に巻き込まれたとか? そんな語じゃあるまいし……とかいいたいが、外國は日本ほどに安全じゃないからな。あながちあり得ないとも言い切れない。彼なら連絡を返すくらいしそうなんだが……
不安だが、ここに集まった人たちにもこの後の予定とかあるだろうし、編集者一人の為に更に待たせるなんて出來なかったんだ。
(さっきから自分はただ聞いとくだけなんだかそれでいいのだろうか?)
一応何か質問はあるか? と聞かれてはいるんだよね。だが、皆さんちゃんと作ってきてるし、疑問を挾むという事がなんか悪い様に思えてしまう。典型的な日本人なんだ。皆さん何やらビクビクしてるのは、もしかしたら此花さんは良く質問をしてたのかもしれない。
自分は「ああ~そうですね。特には~」とか言って誤魔化してる。だってマジで特にいうことないというか……だけど、どれも無難な気はする。特に実寫系は言う事が被ってる気はする。予算に役者は仕方ないにしても、有名役者を引っ張ってきて話題を上げて……とか絶対に言ってる。
もっとこういう容だから演出をに力をれるとか、実はここの改変は許されるのかとか……ちょっと踏み込んだじの奴とかあってもよさげだが……なにせ原作は小説だ。ドラマとかアニメではワンクールとかでは絶対にりきらない。
それでも切りよく終わらせるのか、まだまだ続く事を匂わせるのかとかで終わりも構だって変わってくるだろう。もしかして側だけを取り繕ってる所を此花さんは落としてた? 苦手だからと圧倒されてるだけじゃだめだよな。
自分の作品はこの人たちにとっては鴨なんだ。だからこそこんな熱量で迫ってきてる。けど自分は狩られるだけの鴨ではいられない。自分の作品を守る為にも見極めないといけないだ。
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