《聲の神に顔はいらない。》363 LINEが現代人を縛ってる
LINEが來た。産金はさっぱりだった先生からだ。しかもなんか確かめてみると「最近、調子はどうですか?」みたいな、なんか當たり障りない、そういう本文。
久しぶりにLINEが來たと思ったら、なんかどうでも良いことだ……まあでも私も最初のきっかけって困るし、先生もそうなのかもしれない。てもあの売れっ子作家が私に気遣うなんて……
(あの人ならありえそう)
先生はとても丁寧な人だ。最初はダメ出しされたし、なかなかオーケーくれなかったしで怖い人かもとも思ったけど、今はもうそんな事はない。普通に先生はとても優しいし、私みたいな底辺の聲優という住む世界が違う相手にも禮儀を忘れない人だ。
きっと私のことを考えて、まずはこんな當たり障りない事を送ってきたんだろう。私みたいな奴はガツガツと來られると怖くっちゃうからね。まあこれまでの人生で、誰かからガツガツ來られたことなんか一度もないし、異からなんてまず可能ゼロなんだけど……
「とりあえず早く返信しないとね」
そもそもが既読とかいうシステムやめてしい。これのせいで相手に既に私がこのメッセージを読んでますって知られるじゃん。そうなると、早く送り返さないと、心象がわるくなる。それはまずい。
だって先生はこれから私が向かうオーディションの原作者である。たぶん、その場にいるんじゃないだろうか? 先生は忙しいだろうから、絶対にそうとはいえない。けど、たぶんだけど決定権は大きいはずだ。
聲優とかは原作者の意見が通りやすいところでもあるみたいだしね。なら、ここで先生の機嫌を損ねると……それだけオーディションで不利になる……ということだ。
てか先生と知り合いって、私は結構なアドバンテージだと思う。心象を良くしていればあわよくば……とかいう思考がないとはいえない。そもそもがこのオーディションの事から先生に相談してみようか? とか何度思ったことか。でもそれはやってない。
だって知り合いだからって、そういうのは……違うと思ったんだ。それに……
「これ以上の罪悪には耐えられるそうにないし……やっぱりオーディションの事は聞かないでおこう」
なるべくけなスタイルで行くことに私は決めた。流石にそこまで忙しい訳でもない私はすぐに返信をするのが當然だけど、先生は流石にそんな頻繁にLINEを確認してるわけでもないだろうから、私は簡単に「調子はぼちぼちです」とだけ返してみた。
するとすぐに既読がついた。
(はや!? 先生待機してたの!?)
そう思う速さだった。ヤバいな……スマホから目が話せないぞ。
【書籍化・コミカライズ】無自覚な天才少女は気付かない~あらゆる分野で努力しても家族が全く褒めてくれないので、家出して冒険者になりました~
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8 170【書籍版4巻7月8日発売】創造錬金術師は自由を謳歌する -故郷を追放されたら、魔王のお膝元で超絶効果のマジックアイテム作り放題になりました-
書籍版4巻は、2022年7月8日発売です! イラストはかぼちゃ先生に擔當していただいております。 活動報告でキャラクターデザインを公開していますので、ぜひ、見てみてください! コミック版は「ヤングエースUP」さまで連載中です! 作畫は姫乃タカ先生が擔當してくださっています。 2021.03.01:書籍化に合わせてタイトルを変更しました。 舊タイトル「弱者と呼ばれて帝國を追放されたら、マジックアイテム作り放題の「創造錬金術師(オーバーアルケミスト)」に覚醒しました -魔王のお抱え錬金術師として、領土を文明大國に進化させます-」 帝國に住む少年トール・リーガスは、公爵である父の手によって魔王領へと追放される。 理由は、彼が使えるのが「錬金術」だけで、戦闘用のスキルを一切持っていないからだった。 彼の住む帝國は軍事大國で、戦闘スキルを持たない者は差別されていた。 だから帝國は彼を、魔王領への人質・いけにえにすることにしたのだ。 しかし魔王領に入った瞬間、トールの「錬金術」スキルは超覚醒する。 「光・闇・地・水・火・風」……あらゆる屬性を操ることができる、究極の「創造錬金術(オーバー・アルケミー)」というスキルになったのだ。 「創造錬金術」は寫真や説明を読んだだけで、そのアイテムをコピーすることができるのだ。 そうしてエルフ少女や魔王の信頼を得て、魔王領のおかかえ錬金術師となったトールだったが── 「あれ? なんだこの本……異世界の勇者が持ち込んだ『通販カタログ』?」 ──異世界の本を手に入れてしまったことで、文明的アイテムも作れるようになる。 さらにそれが思いもよらない超絶性能を発揮して……? これは追放された少年が、帝國と勇者を超えて、魔王領を文明大國に変えていく物語。 ・カクヨムにも投稿しています。
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