《一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...》學式

校長先生の面白くもない話に、熱心に聞きるフリをして、真っ直ぐ前を向いているわたしを、隣の男子が凄い見てる...気がする...

いやいや、わたしなんかを見てるはずないよね、自意識過剰だよねって思いながらチラッと橫を向いてみたら、彼と目が合ってしまった!

わたしは赤井 來蘭(あかい らら)

ゆるふわな雰囲気と言えば聞こえはいいけど、まあ...ちょっとぽっちゃりなのがコンプレックスなの子

今日から高校生活が始まる。

わくわくドキドキが止まらない。

中學では病気をして院をした時期もあって、思うような學校生活が送れなかった。実はいじめまがいのことも経験した。だから高校では新しいわたしになりたくて、中學時代のわたしを知る人が居ない學校に行きたくて、學區外の私立高校を選んだ。家から學校までは電車で1時間半ほどかかるけれど、まぁそれは仕方ない。

とはいえ、全く顔見知りが居ないというのも寂しいものだな

周りは同じ中學の子同士で仲良さそうにしてる

あ、クラス分けの発表が張り出されたみたい

「はぁ、やっぱりまた出席番號は1番か」

「赤井」だから、だいたい今までも出席番號は1番だった。

男子の1番は...〈青木 奏太〉(あおき そうた)くんか

まだどんな子か分からないけど、彼も出席番號1番人生、いろいろ苦労してきたことだろう、お察しします。

「赤井」と「青木」

〈赤青コンビ〉とか先生に言われていじられそうだなぁ...なんて溜め息をつきながら學式が行われる育館へと向かった。

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