《一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...》テトラポット 3(來蘭の中學時代)
〈來蘭side〉
なんでそうちゃんに抱きしめられるとこんなに安心するんだろう...
そうちゃんのに顔をうずめながら、つらかった中學時代のことを思い出していた...
そしてつぶやいた
「そうちゃん...中學の時のこと、話してもいい?聞いてくれる?」
「それはもちろんだよ。でも無理して話さなくてもいいんだよ?」
「ううん、そうちゃんにね、聞いてしい。」
「わかった」
と言うと、そうちゃんはそっとを離し、いつでもどうぞとばかりに、手を握ってくれた。
中學1年の頃は、普通にやれていたんだ。なんとかまわりになじめていたと思う。績も上位だった。
でも、1年の終わり頃から調がおかしくなって行った。毎日微熱っぽくてがだるかった。今思うと意識も朦朧としていたな...
そんな狀態のわたしをまわりはの異常とは捉えてはくれなくて、思春期特有の心の問題と片付けようとしていた。母親ですら「怠け病」などと言って辛く當たった。
績も転がるように下がって行くと、先生も見捨てはじめる。そうなると近づいて來るのは同じく先生や親に見捨てられたような悪い部類の子たち...分かって貰えない寂しさを分かり合える気がして、そんな仲間と傷を舐めあった。
學校生活のすべてが投げ槍だった2年生の記憶は曖昧でよく覚えていない。病気もどんどん悪化していた。
いじめもこの時だった。1部の子からの仲間はずれから、クラス中を巻き込むいじめに発展し、クラス中の子からはもちろん、男子からも無視され、心無い言葉の浴びせかけ、そしてなによりも悲しかったのは、擔任の先生がいじめを黙認し、擔任までもがいじめに加擔するようなことをしたことだった。
心ももボロボロだった3年生になってすぐのある日、風邪を引いて病院に行ったところで、やっと病気が発覚した。〈甲狀腺機能進癥〉と言う病気だった。
歌手の絢香がし前に病気を公表して、歌手活を休止したりしていたけど、あまり知られてはいない病気だ。
幸い生死に関わる病気ではないのだが、病気に気付かずに一年以上いたので、病気発覚時にはがボロボロで、即院となった。
いじめもこの時はじめて明るみになり、わたしは3年生のほとんどを欠席した。だから修學旅行も行っていない...
病気も改善したわたしは、新しいわたしになるべく、わたしのことを知る者が誰1人として居ないこの學校を選び、験したのだった。
斷片的にだったが、思い出しながらしずつ話した。
そうちゃんの握る手が、時折ぎゅうと強くなったり、おしく両手で包んでくれたり、優しくなでてくれたり...そんなそうちゃんの手から、いろんな気持ちが伝わってきていた。
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