《一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...》トイレにて
〈來蘭side〉
時間にすべての委員が決まり、休憩時間になったのでトイレに向かった。
いやいや、そうちゃん!聞いてないから!!學級委員長と副委員長だなんて...
でもやっぱり元キャプテンだけあるなー
すごいテキパキ進行しててかっこよかったな。
それより...手を洗いながらさっきのシーンが蘇る
教壇の下で繋いだ手...
昨日もそうちゃんとは手を繋いだけれど、みんなからは見えない教壇の下で繋いだ手は、昨日よりもドキドキした。
すると、後ろの方でひそひそと話す聲が聞こえてきた。鏡に映る彼たちを、手を洗っているフリをしてチラッと見た。
「ほらあの子だよ、奏太と妙に仲良くしてる子...奏太追いかけてこの高校にった綾の気にもなれっつーの!」
綾と呼ばれた子が、鏡越しにわたしをにらんでいた...
心臓がドキドキと音をたて、呼吸がれ出し、冷や汗が流れ出す...
早くここから逃げなきゃ...
ふらつく足でトイレから逃げ出す。
トイレから出たところで、見覚えのある顔が目にる
「來蘭ちゃん?」
それは昨日、そうちゃんの所に來て、仲良さそうにしていた介くんだった。
「ち、ちょっと大丈夫?真っ青な顔してるじゃん」
介くんが肩に手を置き、顔を覗き込む
そこにさっきトイレでひそひそ話していた子グループがトイレから出てきた。
「うわぁ、あの子ビッチじゃん」
「奏太以外の男子にもあんなことされてるよ」
蘇るいじめの記憶...
目眩がして、に力がらなくなって両膝を床に著いた。
「來蘭ちゃん大丈夫?おい!お前ら!!なんだよビッチって!ふざけんなよ!」
介くんが頭の上で怒鳴った。
両手両膝を著いていたわたしの前に、介くんが背を向けてしゃがんだ
「乗って、來蘭ちゃん!保健室行こう」
「えっ?いや、わたし重いから無理だよ...」
「そんなこと言ってる場合じゃないだろ?それに、來蘭ちゃんくらい重くもなんともないから!」
そう言う介くんに、強引におんぶされて保健室へ連れてかれた。
平和の守護者(書籍版タイトル:創世のエブリオット・シード)
時は2010年。 第二次世界大戦末期に現れた『ES能力者』により、“本來”の歴史から大きく道を外れた世界。“本來”の世界から、異なる世界に変わってしまった世界。 人でありながら、人ならざる者とも呼ばれる『ES能力者』は、徐々にその數を増やしつつあった。世界各國で『ES能力者』の発掘、育成、保有が行われ、軍事バランスを大きく変動させていく。 そんな中、『空を飛びたい』と願う以外は普通の、一人の少年がいた。 だが、中學校生活も終わりに差し掛かった頃、國民の義務である『ES適性検査』を受けたことで“普通”の道から外れることとなる。 夢を追いかけ、様々な人々と出會い、時には笑い、時には爭う。 これは、“本來”は普通の世界で普通の人生を歩むはずだった少年――河原崎博孝の、普通ではなくなってしまった世界での道を歩む物語。 ※現実の歴史を辿っていたら、途中で現実とは異なる世界観へと変貌した現代ファンタジーです。ギャグとシリアスを半々ぐらいで描いていければと思います。 ※2015/5/30 訓練校編終了 2015/5/31 正規部隊編開始 2016/11/21 本編完結 ※「創世のエブリオット・シード 平和の守護者」というタイトルで書籍化いたしました。2015年2月28日より1巻が発売中です。 本編完結いたしました。 ご感想やご指摘、レビューや評価をいただきましてありがとうございました。
8 158【書籍化】え、神絵師を追い出すんですか? ~理不盡に追放されたデザイナー、同期と一緒に神ゲーづくりに挑まんとす。プロデューサーに気に入られたので、戻ってきてと頼まれても、もう遅い!~
【書籍版発売中!】 富士見L文庫さまから2022年1月15日に書籍化されています!! ========== 【あらすじ】 「仕事が遅いだけなのに殘業代で稼ごうとするな! お前はクビだ。出ていけ夜住 彩!」 大手ゲーム開発會社のデザイナーとしてデスマーチな現場を支えていたのに、無理解な無能上司のせいで彩はチームを追放され、自主退職に追いやるための『追い出し部屋』へと異動させられる。 途方に暮れる彩だったが、仲のいい同期と意気投合し、オリジナルのゲーム企畫を作ることにする。無能な上司の企畫にぶつけ、五億の予算をぶんどるのだ。 彩を追放した上司たちは何も分かっていなかった。 ――優秀すぎる彩にチームは支えられていたことを。 ――そして彩自身が、実は超人気の有名神絵師だったことを。 彼女を追放した古巣は瞬く間に崩壊していくが、デスマーチから解放された彩は華やかな表舞臺を駆け上っていく。 夜住 彩の快進撃はもう止められない――。 ※ほかの投稿サイトでも公開しています。
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※舊タイトル【追放のゴミ捨て場令嬢は手のひら返しに呆れつつ、おいしい料理に夢中です。】 「私はただ、美味しい料理を食べたいだけなんだけど」 幼少期にお腹を空かせてばかりいたため、食いしん坊 子爵家の養女となり、歌姫となったキャナリーだが、 他の令嬢たちは身分の低いキャナリーを標的にし、こきおろす。 「なんでもポイポイお腹に放り込んで、まるでゴミ捨て場みたいですわ」 不吉な魔力を持つ娘だと追放され、森に戻ったキャナリー。 そこで怪我をしていた青年二人を助けたが、 一人はグリフィン帝國の皇子だった。 帝國皇子と親しくなったキャナリーに、 ダグラス王國の手のひら返しが始まる。 ※本作は第四回ビーズログ大賞にて、特別賞とコミックビーズログ賞のダブル受賞をいたしました! 目にとめていただき、評価して下さった読者様のおかげです。本當にありがとうございました! 【書籍情報】 2022年10月15日に、ビーズログ文庫様から書籍として発売されます! また、書籍化にともないタイトルを変更しました。イラストは茲助先生が擔當して下さっています! 先生の手による可愛いキャナリーと格好いいジェラルドの書影は、すでにHPやオンライン書店で解禁されていると思いますので、ぜひ御覧になっていただけたらと思います! 中身は灰汁をとりのぞき、糖分を大幅に増し、大改稿しておりますので、WebはWeb、文庫は文庫として楽しんでいただければ幸いです。 【コミカライズ情報】 コミックビーズログ様などにおいて、10月5日からコミカライズ連載がスタートしています! 作畫はすずむし先生が擔當して下さいました。イメージ通りというより、はるかイメージ以上の素敵な作品になっています!漫畫の中で食べて笑って話して生き生きとしている登場人物たちを、ぜひチェックしていただきたいです! 【PV情報】 YouTubeにて本作品のPVが流れております! キャナリー役・大坪由佳さん ジェラルド役・白井悠介さん と豪華聲優様たちが聲を當てて下さっています!ぜひご覧になって下さいませ! どうかよろしくお願いいたします!
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