介と連絡を取った。

俺の家と介の家は、數軒しか離れてない近所だから、介はうちへやって來た。

來蘭と俺とを、別々に呼び出すための手紙のことを介にも話した。

軽音部の先輩たちの力を借りることにしたことも話した上で、介にも來蘭を守ってしいと頼んだ。

｢來蘭ちゃんを守るのは、やっぱりお前のがいいんじゃないか？｣

と介が言う

｢出來ることなら俺もそうしたいけど、そうしたら白石の來蘭への嫌がらせは、益々エスカレートすると思う。思えば俺は、アイツとちゃんと向き合わずに來たから、マネージャーのこともあんなことになったんじゃないかと思うんだ。アイツはきっと、俺と2人で話がしたいから、來蘭を遠ざけるように同じ時間に別々の場所へ呼び出してるはずだから、アイツのみ通り、俺は1人でここに行く。｣

｢なるほどな...そうかもしれないな...｣

介が頷く。

そして來蘭のいじめの過去と、それを乗り越えさせるために、來蘭自に立ち向かわせてやりたいということも介に話した。

｢多分図書室には緑川と関野が居るだろう。その2人だけならな言葉を浴びせる程度だろうが、書庫と場所を指定しているのが嫌な予がするんだ。白石の取り巻きの男に來蘭を傷付けるように指示していたとしたら、男の力で応戦しないと危険だ！ただ、介はアイツらと同中で顔が割れてるから、図書室と茶道室の間での見張りを頼みたいんだ。図書室には先輩たちに居てもらう｣

｢白石の取り巻きって言ったら、吉田か！｣

｢あぁ、吉田は絶対関わってるだろうな...｣

｢吉田は俺と同じ1組だから、朝から監視しておくよ！｣

｢頼む！｣