《一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...》両想い

〈來蘭side〉

そうちゃん...今おでこに...kissした...?

え?

ハッと我に返って隣の席を見る...

そうちゃんもう居ない...

わ、わたしも行かないと!

まだちょっと顔が熱いけど、鞄を抱え舊館にある図書室へと向かった。

初めて足を踏みれる図書室...った紙の匂いと、ほこりっぽさをじる。

図書室には數名の生徒の姿があったが、それぞれ自分の世界にり込み、読書をしていたり、勉強をしていて、他人のことなど気にする様子はなかった。

書庫は、図書室の1番奧にあった。

その中で何が待ちけているのか、やっぱり恐ろしかった...でも、逃げるのもいやだった。

扉を開けて、中に足を踏みれた。

「うわー、ほんとに來たんだー」

「うけるー」

「なに?告白でもされると思ったの?」

「だとしたらマジでビッチじゃん」

子トイレで見た子たちだった...

震える足を押さえながら、応戦すべく聲を発した

「機の中ってた紙に、ここに來るように書いてあったから來ただけです!なにかわたしに用があるから呼び出したんじゃないんですか?」

「うざっ!」

「別に用なんかないし!綾に頼まれただけだし」

「ちょっと吉田ー、うざいからやっちゃいなよー」

「あ?」

子2人だけかと思ったら、奧から男子が出てきた...

過去に男子に暴された記憶がフラッシュバックする...

うっすらと笑みを浮かべて襲いかかってきたその瞬間、その後ろに人影が現れ、ドラムスティックが振り下ろされた!

わたしは思わず目を瞑り、次の瞬間目を開けると、そこに居たのはドラムの池先輩だった!

「行くよ!來蘭ちゃん!」

先輩にぐいっと手を引っ張られ、走って図書室から出ると、吉井先輩と廣瀬先輩とギターの池先輩が待っていた。

書庫から追いかけてきた子2人と男子1人を、先輩たちが捕まえてる...

わたしはもう、なにがなんだか分からぬまま、へたり込むしかなかった...

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