《一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...》両想い 2

そこに駆け付けてくる2つの足音

それはそうちゃんと介くんだった。

「大丈夫か!來蘭っ!」

そう言うと、そうちゃんはわたしを抱きしめた。

先輩たちが捕まえた3人を、わたしとそうちゃんの前に突き出して言う

「こいつらどうする?」

「おい吉田!てめぇ來蘭に何した!」

そうちゃんがぐらを摑んで怒鳴りつけた。

「大丈夫だよ、なんもしてないよ、襲いかかりそうになるところで俺がコレで毆ったら、途端に大人しくなったから」

と、池先輩がドラムスティックで取っ組み合う男子2人を剝がした。

「それよりこの子2人の方のがよっぽど険な言葉吐いてたなぁー」

と言いながら吉井先輩が緑川さんと関野さんの頬をペチペチと叩いてる...2人とも吉井先輩の気にやられてしまって顔を赤くしている。

「やめてあげて!」

聲する方を振り返ると、そこには白石さんが立っていた。

「あたしが3人に、頼んだの」

そう言うと、白石さんはわたしの前に來て頭を下げた。

「ごめんなさい。わたしがあなたをここに足止めしておくように頼んだの。だから3人を許してあげて。

それと...奏太と話す時間をくれてありがとう。

あなたが奏太に行けって言ってくれたんでしょう?じゃなかったら、奏太は來てはくれなかった。

安心して?ちゃんととどめ刺されたからあたし」

それだけ言うと、3人を連れて図書室から出て行った...

「なにあの子、ちょっとかっこいいじゃん」

吉井先輩がニヤリとした。

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