《一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...》僕の歌姫 4

すごい...プロが作ったような楽曲だ...

コード進行といい、メロディラインといい、完全にわたしの琴線をくすぐるような曲で、

2コーラス目には、自然と口ずさんでいた...

「來蘭お前...この曲気にったのか?」

と廣瀬先輩が、そっとつぶやく

そう言われて、口ずさんでいた自分に気付きハッとした。

「これあれか、全部打ち込みか」

と英二先輩が言う

「はい。僕は鍵盤楽しか弾けないので、それ以外は打ち込むしかないので...」

し寂しそうに彼は言った

「生の人間が生み出す音で、自分の楽曲を鳴らしてみたいなとずっと思っていたけれど、人と接するのがあまり得意じゃなくて、1人でパソコン上で音を重ねて行くことしかしてこなくて...

でも、さっき聞こえてきた先輩たち演奏や、來蘭ちゃんの歌聲聞いたら、いてもたってもいられなくなって、衝的に飛び込んでました...」

すると廣瀬先輩が

「よし分かった!優輝!うちに部しろ!

奏太と介と優輝と來蘭でやってみろ!」

と言い放った。

「ちょっと廣瀬先輩!待ってくださいよー」

そうちゃんが聲を上げる

「はい!もうこれは部長命令!」

わたしも介くんもそうちゃんも、部長命令と言われたらもう何も言えなかった。

「優輝、お前も部ってことでいいな?」

廣瀬先輩が圧をかける。

「は、はい!あ、ありがとうございます!よろしくお願いします!」

優輝くんは頭を下げた。

介くんは、優輝くんに歩み寄り

「1組の黃ノ瀬 介です。ギター志です。まだコード弾きが出來る程度だけど、これからむちゃくちゃ練習するんで...どうぞよろしくお願いします!」

と言って手を差し出した。優輝くんも慌てて手を出して、2人は握手をした。

続いてそうちゃんも

「2組の青木 奏太、ドラム志。まだ叩けないけど、死ぬほど練習して、早く叩けるようになるので、よろしくお願いします!」

ビシッと禮をして、手を差し出した。

優輝くんも、お願いしますと言って握手をわした。

そうちゃんも介くんも、さすがは育會系!先輩の命令は絶対!こうゆうとこは、やっぱり尊敬するしかっこいいなぁって思った。

「あ、わたしは2組の赤井 來蘭です。ベース志です。う、歌は先輩たちにおだてられて歌っただけだから...さっき聞かせてくれた曲、すごく良かったです。曲作れるなんてすごいね!えと...どうぞよろしくお願いします」

なんかわけのわからないじになりつつ頭を下げた。

「ベース志なの?ボーカルじゃないの?」

?顔をして優輝くんが尋ねた。

「來蘭ちゃんはね、々あってね、今はまだ自信無し子ちゃんなのよ。かわいいし歌上手いのに、自分の魅力に気がついてないのよ」

と吉井先輩。

続けて廣瀬先輩が

「そうなんだよ...

だから、優輝、介、奏太が、來蘭に気が付かせてやってくれよ。そして、輝かせてやってくれよ」

と言うと、またわたしの頭をわしゃわしゃした。

「先輩たちはもう來蘭ちゃんの虜なんですね?」

と言って優輝くんが笑うと

「虜もなにも、もうメロメロだよ、特に廣瀬がね」

と吉井先輩が言うと

「メロメロもいいとこだよ、かわいくてしょーがねーもん」

と、廣瀬先輩がデレデレ顔で言った。

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