《一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...》文化祭 2

教室に著くと、もうみんなそれぞれの気合いのったコスプレ裝に著替え始めていた。

ポリス、ナース、不思議の國のアリス、海賊王のアニメのやつ、鬼を滅するアニメのやつ、チャイナ服に、ゾンビ…

「ねぇ加奈、メイドコスプレってわたし…だけ…かな…?もっとメイド服の子居ると思ってたのに…」

「早いうちにクラス中の子達に來蘭にはメイド服著させるって言っておいたからね、來蘭には勝てるわけないってみんなメイド服は避けたんじゃない?さぁほら、ビスチェ締め上げるからその壁にに手をついて!」

「うぅ…苦しいよ加奈…」

「このくらいは我慢して!」

壁に手をついてちょっと前屈みになってビスチェを締め上げられ、強調される大きなと、苦しくて歪む顔のわたしの姿に、クラス中の男子が釘付けになっていた…數人はちょっと不自然に前傾姿勢になって間を抑えている…その様子に気が付いたパイレーツ姿のそうちゃんが、私の前に立ちはだかって隠した。

「ちょっとマジかよこの裝…」

わたしはそのままそうちゃんに壁ドンされ…

見上げたそうちゃんは、高揚して今にも食べられてしまいそうな雄の顔して見下ろしてる。

「今日一日、ずっとその格好してるつもりなの?俺を殺す気?」

そうちゃんの顔が近づいて來て、kissされるー!って思って目を瞑ったその瞬間

「はい!そこまでー!」

加奈がそうちゃんをわたしから剝がした…

目を開けると、わたしの右の足元にジョニーデップさながらのパイレーツが背を向けて床に指で『の』の字を書きながら、いじけてしゃがんでいた…

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