《一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...》文化祭 3

メイド姿のわたしと執事姿の加奈は、たちまち1番人気になり、あちこちから接客指名がかかり、てんてこ舞いだった。

近くの公立中學から來たという子グループの子がSNSに寫真をアップしたらしく、その途端に集客は発的に増えた。今更ながらネットの力に驚く…

人気No.2は、そうちゃんのパイレーツだった。かわいらしい子中學生やら、他高校の子に囲まれてるそうちゃんの姿にモヤモヤが止まらない…

あ、そうちゃんにれてる…

そんなにくっついて寫真撮らないで…

他の子にそんな風に笑いかけたりしないで…

やだ…わたしってこんなにヤキモチ妬く子だったの?

ちょっと気持ち切り替えに行ってこよう

「加奈、ちょっとわたしトイレ行ってくるね」

ひと聲かけて教室を出た。

そうちゃんがモテるってこと忘れてたな…

そりゃそうだよな、あんなにカッコイイそうちゃんがモテないわけがないもんな...

ため息をつきながらトイレに向かっていると

「ねえ君?」

と肩を叩かれた。

振り返ると、そこには見知らぬ大人の男

「はい…なんですか?」

「校舎育館ってどの階段で行けばいいの?4階だって聞いたんだけど…」

「あ、それなら、この廊下を真っ直ぐ行った突き當たりを左に曲がってすぐの階段で上がって頂ければ…」

會話の途中で、もう1人男が駆け寄って來た

「ちょっと瀬名さーん、待ってくださいよー、こっちであってるんすかー?」

「この先の階段だって」

わたしは軽く會釈をして立ち去ろうとすると

「ありがとね!」

〈瀬名〉と呼ばれた彼は、そう言ってもう1人の男育館へ向かって行った。

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