《一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...》文化祭 9

開場になった!

すごい勢いで観客がって來る。

先輩たちのコアファンのお姉様方の面々は、今日もしっかり來場です。

「あのメガネの子、SNSで宣伝してくれたみたいだな!この観客の數はすごいぞ!」

そうちゃんが興して言う。

「それ、うちのクラスの伊集院さんじゃない?メガネかけてる地味ーな子でしょ?」

優輝くんが話しにって來た。

「そう!メガネの子!優輝くんのクラスの子なんだ?」

「あの子、お前たち〈奏太來蘭〉とか〈來蘭加奈〉とかのファンアカウントを作ってるみたいで、俺にレア報ないか?とか、盜撮してくれとか、無茶なお願いしてきて困ってるんだよー」

「盜撮…さっきもされた…」

カーテン越しの甘々シーンを、がっつりと撮影されてた…

「まじで?それきっとSNSにアップされてるよ?」

「うん、目の前でアップしてた…」

「だからそれ逆手に取って、このライブの宣伝しとけって言ったんだよ!だから見てみろ!この観客の數!」

そうちゃんがドヤる

「なるほど、この観客はそうゆうことか!

伊集院は、もしかしたら今後の俺たちに必要なやつかもしれないぞ?

俺たちの公式サイトとか公式アカウントが必要だと思っていたんだよ!あいつ俺たちのWebスタッフにしないか?」

「それいいかも!!!」

「なに3人で盛り上がってんだよ」

ゾンビ介くんと、イケメン執事加奈の2人がやって來た

「見ろよこの観客!」

そうちゃんが、ステージ脇のから會場をちらっと見せる

「うわ!すごいな!予想以上の數じゃん!」

驚く介くん

「優輝くんのクラスの伊集院さんって子がね、SNSで宣伝してくれたの!

これだけの人が見に來てくれたんだから、ライブ頑張らなきゃね!」

4人が急にし心配そうな顔をしてわたしを見る

「來蘭?大丈夫?怖くない?」

加奈がわたしに問う

「今日は、コロラドミュージックさん側が、ステージと観客の間に警備の人を何人も配置してくれてあるからね!心配しなくていいからね!」

優輝くんが言う

「うん…実はちょっと怖い気持ちはあった…でも、これだけのスタッフさんたちが、今日のライブに関わってくれてるのを知ったら、そんな気持ち吹き飛んじゃったよ!大丈夫!わたし歌える!」

「よし!じゃあみんな右手出せ!」

そうちゃんがみんなに右手を出させると、それぞれの腕に〈Re Light〉とロゴがったブラックのパイル地のリストバンドを裝著させて行き…

最後わたしのやつだけちょっと違う?

「これはな來蘭、全部紫音先生からのプレゼントだよ…來蘭のやつは特別なやつ。ギター弾くのに、よりホールドするように紫音先生が、試行錯誤しながら作ってくれたそうだ。裏側には、俺たち4人の名前がってる。俺たちが來蘭の右手になるから、自信もって弾け!」

そう言って、4人でそのリストバンドを裝著してくれた。

「はい、ほら、泣かない!化粧崩れるから泣かない!」

加奈にティッシュで涙を吸い取られる。

そうちゃんが右手を差し出し、介くん、優輝くん、加奈と重なり、最後にわたしのこのかぬ右手を置いた。

「行くぞ!!!!!」

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