《一目惚れから始まった俺のアオハルは全部キミだった...》メジャーデビューへ 2

コロラドミュージック側は、俺たちのメジャーデビューのGOサインを待って焦れていたわけで、やっとき出せると浮き足立っているようだった。

ライブで演奏している楽曲はもう悠に50曲前後になっていて、まずはその中でもライブで手応えのある楽曲10曲前後をしっかりレコーディングしてアルバム発売をすることになった。

まだこれからレコーディングするって言うのに、すでにドラマ主題歌のタイアップや、CMのタイアップが決まってるらしい。

それから有名フェスへの出演、アルバムを引っさげたツアーも組まれた。

もうこうなって來ると〈Re Lightプロジェクト〉と言った方がしっくりくると言うじだった。

大勢のスタッフが関わり、巨額の金もいていた。

あっという間にスケジュールは埋め盡くされ、學校に行く暇はなかなかなくなった。卒業は出來るようにと、それだけはお願いしてあるので、ギリギリのラインで登校はしたが、學校に行ける日はホッと休息日のようだった。

レコーディングが一番キツかった。

本格的なレコーディングというものがまずもって初めてで、各パート別録りというものにみな苦戦した。個々に録音するため、いつものライブが出せないのだ...

頭を抱えたレコーディングエンジニアが、もうこれは『一発録り』をするしかない!とのひと聲で、ライブのように、せーので演奏したら素晴らしいテイクが録れて、もうこれはライブアルバムというじにしようということにしたら、驚く程のスピードでアルバムレコーディングは進み、演奏陣の録音は終わった。

ここからはボーカルである來蘭の歌録りである。

來蘭が歌録りしてる間に、俺たちは出席日數を稼ぐべく登校し、來蘭はレコーディングスタジオに一人で向かう日々が続いた。

今まで必ず隣の席に來蘭は居たから、調子が良さそうだったり、悪そうだったり、手に取るように分かったが、こうも別スケジュールが続けば來蘭の様子は分からない。それが間違いだった...

今日も來蘭は歌録りにレコーディングスタジオに行くスケジュールになっていた。

しかし來蘭はスタジオに姿を表さなかった...

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