《天才と煩悩》進化をやめた天才-新たなスタート①

恐ろしいほどの回復を見せた俺は無事に隊試験をけた。容については話せないが難易度は5割り増しだったらしい。俺は仮隊した。仮の理由はこうだった。マニュアルの丸暗記は現場では使えないとのこと。俺は3ヶ月間活が基本止。見學・訓練のみとなった。訓練はけさせてもらえるものの、個人訓練で特殊急襲部隊の人とは一緒にやらなかった。現場についてのことはすべて鮫島さんに教わった。それはただ1つのこと。それはあくまでマニュアルはマニュアル。自分の考えを現場では主張することだった。

主張と自分勝手は紙一重。

俺は再度試験をけた。結果は合格。俺は特殊急襲部隊への隊を果たした。その時契約書に目を向けたら、驚くべきことがあった。それはこの1文。

【泉信也は高校生兼特殊急襲部隊。よって通常勤務は高校とする。】

鮫島さんに聞いたら常に無線小型イヤホンを裝著し、出勤時のみ早退という対処を取る。との事だった。學校には説明する。それが隊條件だった。俺は仕方なくその條件を呑んだ。

無事に隊した俺は本部へ向かった。メンバーは俺を含む計8人だった。まず隊長は鮫島賢治さん、他のメンバーが高橋之さん(たかはしのぶゆき)小峰治さん(こみねおさむ)國吉亮さん(くによしりょう)安藤龍之介さん(あんどうりゅうのすけ)白川隆良さん(しらかわたかよし)孤鳥春さん(こどりはる)だった。

隊してやっと聞きたいことが聞けた。

「木下は逮捕されましたか?」

復讐を心に決めた時から気になっていた。逮捕されたからと言って特殊急襲部隊を辭めるつもりはないが知っておきたかった。機が隣の安藤さんに聞いたつもりだったが斜め前の孤鳥さんが答えてくれた。

「逮捕されてないよ。依然として逃走中」

俺は心の中で一瞬安心してしまった。でも、すぐそれを取り消す一言が隣からやってきた。

「人質が1人一緒だがな」

俺はついに理解した。俺の周りの人たちは助かっても全員が助かる訳では無い、逮捕をするまで犠牲者は出続けることを。

俺は今までとほとんど変わりない日々を過ごしていた。変わったのは常に勤務していること。そして俺は陸上部にったこと。力や腳力強化のためだ。種目は3000mと高飛び。トレーニングにはもってこいだ。もちろん部活への參加は平日のみ。休日は本部で勤務、訓練を繰り返し行っていた。そして合格から2ヶ月を過ぎようとしている時のことだった。

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読んでいただきありがとうございました。

今回の2話同じ更新のうちの1話が短いこともあってこっちは長めです。

ちなみに約650~750文字程度をいつもは1話の目安にさせてもらってます。

次回更新は1月8日です。

是非またよろしくお願いします。

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