《死に溢れるこの世界で》第五話 合流

「なんだと!?」

から別の事件と関わっていると告げられた。

「まあまあ、落ち著け。話はまだ終わっとらん。」

なだめる

「落ち著いてられるか!何と繋がってるんだ!」

「あの銃事件だ。」

「まさか、あれと…?」

「犯人はまだ捕まっとらん。」

「でもどういう理由で繋がってるんだ?」

「んー、説明しにくいが犯人には目星は付いていたのは知ってるな?」

そりゃ當然

「知ってるさ」

「犯人の名前は?」

「宮本…猛…」

噓だろ… どこかで聞いたことがあると思えば。

しかしこの事件はだいぶ前に起こったもの。もう署でも世間でも風化されてるだろう。

   會議が終わったのか沖田が走ってくる。

「い、石原警部!大変です!學校で銃をしてるものがいると通報が!」

まさかこのタイミングで。

「すまねぇ鐘。またかけ直す。」

早口で言う。

「敬語を使え敬語を。何回言えばいいんだ?」

「うるせぇ!」

「何があった?」

「銃だよ」

走りながら言った。

「そら、ヤベぇな」

聲質が、変わった。やっとか。

「沖田、さっさとついてこい。」

「はい!」

相変わらずの元気さだ。

「走るぞ」

「分かりました!」

   急いで口に止めてあるパトカーに乗り現場へ向かう。

「石原警部、う、運転が荒いです!おわわっ!」

けない聲をあげる。

「うるせぇ!サイレン鳴らしてんだ!避けてくれるだろ!」

アクセルを思いっきり踏み込む。幸い、現場の學校は近くすぐに到著できた。

「ここか…」

沖田が降りてくる。

「そうですね…」

沖田が歩き出した時と同時に學校からたくさんの人が一斉に出てくる。

わーとかキャーとか悲鳴が鳴り響く。

パンっ!と乾いた音がなった剎那、音が響く。

犯人は恐らく4階に。

「沖田、相當やばそうだ。行くぞ!」

そうは言ったものの既に特殊襲撃部隊(SMU)が出していた。

「銃を捨てて投降しろ!」

SMUが呼び掛ける。しかし犯人は姿を見せることなく銃聲が続く。

「い、石原警部!あ、あれは…」

いちいちうるせえ野郎だ。

沖田が指差した方向を見ると…

なんと、人が屋上から犯人がいると思われる教室にろうとしていた。

「馬鹿め!」

そう言って走り出した。SMUが居るのは分かってるがこのまま見てるわけにも行かない。

すると、ガラスを割った。人はそのままっていく。

銃聲が止む。

「何をした?まさか…」

最悪の事態に備えSMUは學校へ突する。

した直後、反対側の教室が大発を起こした。

「な、何!?」

これは沖田も驚いたらしく口をあんぐりと開けたままになっている。

これは、単獨犯ではないかもしれない。

そんな思いがじわじわと心から広まっていくのがわかった。

「て、テロ…かも…」

沖田の聲は震えていた。

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