神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社會でたくさんの嫁を娶りたい!》園児編 第20話 あの子を落とせ〜人見知りっ子編⑩〜

俺、佐藤篤樹さとう あつきは今日も元気よく、よもぎ保育園へと出勤する。

なぜ、俺が保育園にいるかって。

それはとある目的のためさ。

俺はもともと26歳のサラリーマンだった。

そんな俺もとうとう結婚というところだったのだが、結婚式の披宴の時、俺は神界へと飛ばされてしまった。

そして、そこで神様と出會い、スキルという名の能力をもらった。

その能力を使って行うべき使命は何かというと……

ハーレム作りである。

ここ日本では一夫一妻制が敷かれていた、俺はそんな日本に凄く不満がある。

こんな制度があるから日本は子化が進むのだ!

おれがたくさんの嫁を娶り、たくさん子供を作ればいいんだ!

そんな俺はこの世界ではチートのようなスキルを使って、を狩って狩って狩りまくる。

その目標を達すべく、6歳へと戻ってきていた。

なぜ、6歳なのか?

それは前の人生の披宴の時に見てしまったんだよ。

保育園の時に一緒にいたの子たちが人になっているのを。

だからこそ、俺はここよもぎ保育園の戻ってきた。

そして、今日はなんと、ひとりのの攻略作戦の最終段階。

そう、『頂け!ファーストキス!』の作戦の実行日。

そんなわけで俺は気合を込めてよもぎ保育園という名の決戦場へと向かった。

ターゲットとなる栄な人の名前は真城冬ましろ ふゆ、彼は將來、かなりの貧人へと長することだろう。そして、その貌に加えて、彼は將來、人気若手作家へとも長を果たす。人でお金持ち。

だから、何がなんでも彼を奪わって、俺にメロメロにさせなければならない。

俺は勇足で保育園のライオン組の部屋へとっていった。

昨日の時點では、彼の俺に対する親度は80あった。

だから、強引にでもを奪えば作戦は功する……だが、俺とふゆちゃんはここまで理想的な形でお互いの信頼関係を築いてきた。

ならば、フィニッシュもいい形にしてやりたい。とびっきりロマンチックに!

そう思いながら俺は中へと進むと、目的のがゴミ箱のところで佇んでいた。

そして、俺に気づいたのか……

俺が挨拶しようとする前に、どうしてかわからないが彼兎のごとく俺から逃げ出してしまった。

俺はわけがわからなかった……

は昨日まででかなり俺となかよくなったはず……

それなのに……

これじゃあ、最初のときと同じじゃねぇかよ……

俺はがっくりとした様子で、先程彼が佇んでいたゴミ箱へと向かった。

「………………」

そこで見たものに俺は絶句した。

俺の見間違いなんかじゃないよね……

俺とふゆちゃんが一生懸命創った絵本がひどくビリビリに破られていたのである。

俺の努力が……

ふゆちゃんの努力が……

ふゆちゃんと俺の共通の思い出が……

無殘にもビリビリに破られた、そんな気持ちがした。

どうせなら、シュレッダーにかけてくれよ……

「うぎゃぁぁぁぁああ!」

俺は張り裂けそうな思いをび散らかすことによって分散させた。

俺はみっともなく喚くのはやめて、次にこの出來事に関しての推論を立てた。

どうして絵本がビリビリに破られていたのかを……

……きっと誰かが破いたんだ。

それも俺とふゆちゃんのことを良く思わない誰かが…………アイツしかいないな……

そして、どうして目的の銀髪のが逃げ出していったのかを……

……フユちゃんはかなり真面目な子だしな。責任じているのかもしれない……

これは俺が招いた不祥事だ……

俺はここでようやく自分がしてきたことに深く反省するのであった。

この問題をすぐさま解決しなくては……

まずはふゆちゃんからだな!

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