俺は屋上に呼び出され、No.251のにクッキーを渡した後、教室へと戻った。

「あつき！　お疲れさん！　はいよ！」

俺が教室にり、聲をかけてきたのは俺の大親友であるともこと智也だ。

智也は俺に向かって何かを放り投げてきた。放り投げてきたものは購買の名のメロンパンとイチゴミルクである。

この學校の購買のメロンパンはめちゃくちゃうまい。

だからここの購買のおばちゃんはジャムおじ◯んみたいに、メロンパンおばさんと名前が付けられているほどだ。

でも、ジャムおじ◯んなんなんだろう……

そんなどうでもいいことは置いといて

「おぉ！　とも、ありがとな！」

「いいってことよ！　どうせお前なんも食ってねぇだろ？」

「まぁ、食ってはないけど俺弁當あるぞ？」

「あ！　そうだった……お前の弁當、まじうまそうだもんな！」

「まぁな！　でも、メロンパンとイチゴミルクはもらっておくよ！」

俺は學校に行く時は必ず母さんに弁當を作ってもらっている。

なんたって、母さんのお弁當だぜ？

それだけで食べる価値があるのに、それに加えて母さんの料理は本當に味しい！

母さんは最高のだ。人で巨でエロくて、凄くて、ご飯が味しい！

こんないいそうそういない……

「それにしてもお前、ほんとモテるよな？」

「……まぁな！」

「男として羨ましいぜ！」

「お前もそこそこはモテるだろ？」

「お前といると俺はだいぶ霞んじゃうけどな……」

「まぁ、しゃあねぇ！」

「まぁ、そうだな」

俺と智也を比べること自が間違っている。

俺の場合はこの學校に俺のことが好きじゃない人の方がない。

居たとしても両手で數え切れるくらいだろうな。

居たら居たらで面白いだろうから、可ければ攻略してやりたいな。

そんなことを考えている俺に突然、智也が智也自の今日の予定を告げてきた。

「あ！　あつき！　俺今日部活ないんだわ！」

俺の大親友である智也はバスケットボール部に所屬している。智也は俺ほど長は高くはないが、一般的にみたらかなり長は高い。

ちなみに俺の長は187cmある。

智也はというと、長179.5cmだ。

ギリギリ180cmに行かないあたりがし可さを覚えるところではあるのだが……

「で！？　部活がないからどうしたんだよ？」

「遊びないかねぇか？　たまには！」

「…………あぁ。そうだな！　最近仕事ばっかりで遊べてないから行っちょいくか？」

「おぉ！　そうこなくっちゃな！」

「でも、俺とお前2人だけか？」

「うーん……どうしようかな……」

「おい！　そこを考えてないのかよ？」

「全く考えてなかったよ……どうしような……男2人はっぽいからなぁ。の子でも連れて行くか？」

「いやいや、ちょっと待て……俺、スキャンダルになるぞ？　の子と合コンデートって記事になるぞ？」

「うーん……じゃあ、もう定番のあの子でしょ？」

「あの子ってのは誰のことだ？」

「お前の馴染の幸ちゃんだよ！」

「幸……か、まぁあいつなら大丈夫だな！」

「じゃあ、決まりだな！　あぁ、そうだな！　じゃあ俺幸に伝えにいってくるよ！」

「よっしゃぁぁぁ！」

智也は幸の同行を俺が許可したことよって、かなり興気味な様子。

俺は教室を出て、2年A組へと向かう。

この學校かなり校が複雑で、2年A組は3階にあるのに、2年E組は2階にある。

俺は黃い歓聲を浴びながら、廊下を歩き、階段を登ろうとする。

俺は二階から三階へと階段を登り、2年A組へと角を曲がろうとした時、

ドンッ！

ガタガタガタガタ。

俺は子生徒とぶつかって、その子生徒の持っていた本がガタガタと落ちてしまった。

「あ！　すいませんでした！」

「いえいえ……こちらこそ」

「怪我はありませんか？」

「はい。全く。　じゃあ、それでは」

子生徒軽く會話した中でその子生徒と目があった。

凄く綺麗な水の瞳。でも、どこか冷徹さをじる瞳。

だが、この場ではこれ以上なにも起こることがなく……

彼は何事もなかったように、去っていった。

俺は彼が去って行く後ろ姿をじっと眺めていた。

彼の髪のも瞳と同じ水で、その髪が彼が歩くたびに、揺れていた。

綺麗に整った長い髪だった。

彼はどうやら図書室に向かうようだった。

俺は彼の後ろ姿を眺めているうちに、3階に何しにきたかを忘れ、自分の教室へと戻った。

俺が教室に戻ると、

「あつき！　どうだった？」

「どうだった？　って何がだよ？」

「何がって、幸ちゃんだよ！　幸ちゃん！」

「あ！　完全に忘れてた！」

「おい！　なんだよ！　忘れるって！」

「いやぁ、ごめん！　本當にぼーっとしてたわ」

「なんだよぉぉ！　じゃあ、どうすんだよ？」

「あぁぁ…………ごめん！　やっぱり今日は無しにしてくれ！」

「なんだよぉぉ！　付き合い悪いなぁ！」

「ほんと！　すまん！　今度埋め合わせすっから！」

「ったよ！　絶対だからな！」

「あぁ！」

俺にはしばかり気になることがある。

それは彼のことだ。

水の長い髪に水の瞳の子生徒。

彼は本を持ってたし、きっと図書室にいるんだろうなぁ。

とりあえず、放課後に一回図書室にいってみるか……