神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社會でたくさんの嫁を娶りたい!》青年編 第17話 5分

今、時刻は6月6日の23時55分。

私、鈴木幸はスマホと睨めっこしている。

スマホに表示されるのは……

6月6日(土)

23:55

『通知はありません』

とただそれだけ……

今日は何の日かというと……それは私の誕生日。私の17回目の誕生日だ。

別に私のことを祝えなんてそんな橫暴じゃないんだけど……

祝ってもらえるとそれは嬉しい……

特に仲の良い子たちには祝ってしい……

そんな風に思う。

今日わたしには沢山のメッセージが屆いた。

クラスの友達に、それにあっちゃん経由で知り合って仲良くなったなっちゃんにふーちゃんにアキちゃんからもお祝いのメッセージが屆いた。

プレゼントとかは別にないんだけど……

メッセージだけでも嬉しい。

それに、最近あっちゃんから紹介された智也くんって子からもお祝いのメッセージが屆いた。

なぜかお祝いなだけなのにかなりの長文が屆いてびっくりしたんだけど……

わたしは沢山の人にわたしの誕生日を祝ってもらって嬉しい……それなのに……

わたしは今ひたすら待っている……

スマホに表示されるのは

6月6日(土)

23:56

『通知はありません』

と、ただそれだけ……

わたしが待っているのは……

ただ一言……

おめでとうだけでも全然良い。

彼、あっちゃんからの一言を待っている。

それなのに……

いっこうにこない……

あっちゃんわたしの誕生日忘れちゃったのかな……

妹の希ちゃんの誕生日を祝った時にわたしの誕生日を伝えたはずなのに……

覚えといてよ! なんて強くは言えないけど……

覚えておいてくれたら嬉しい……

6月6日(土)

23:59

『通知はありません』

あ! あと1分で日付変わっちゃう……

一言でいいの……

ほんの一言で……

6月7日(日)

0:00

『通知はありません』

まだ大丈夫……

変わったばっかだから今ならセーフ……

一言……

6月7日(日)

0:01

『通知はありません』

うん…………多分來ない……そんな気がする……

あっちゃんからきっとおめでとうの一言はもらえない……

他の人からは言われても嬉しいとじるし、言われなくてもなんとも思わない……

なのにあっちゃんから言われないってなるとなんだかとても寂しい……

あっちゃんはわたしの誕生日を忘れちゃったんだろうか……

わたしはスマホに表示される1という表示がなんだか憎くて、もうスマホを見るのをやめた……

わたしはこの日なんだかんだいって気になっては見るを繰り返し中々寢付けれなかった。

あっちゃんのバカ……

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