《神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社會でたくさんの嫁を娶りたい!》青年編 第33話 再登場
俺は幸と來週の土曜日のデートの約束をした後、もう一度だけ幸とキスをわした後、家の中へと戻った。
それにしても、幸のらかかったなぁ〜
はい。クズですが? 何か?
ハーレムを目指す主人公って大抵クズだと思うんですけど?
まぁ、そんな事は置いといて。
「ただいまー!」
「あつき! おかえり!」
俺の帰りを出迎えてくれたのは、久しぶりに登場を許された俺の父さんである。
父さんはまだ一生懸命働いている。
だが、正直なところ、働く意味がなくなってしまっている……
なんたって、俺の稼ぎの方が遙かに多いんだから……
でも、父さんは息子の俺に甘えず、働いてくれている。
俺はこんな父さんを持てて、誇らしく思う反面。とても申し訳なく思う。
もう父さんは家では俺がクシャトリエ階級だとしたら父さんはシュードラに値するのだろう。まぁ、簡単にいうと父さんはこの家で立場を失ってしまっている。
父さん、ごめんね……
別に俺は父さんと仲が悪いわけじゃない……
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俺はもちろん父さんのことだって好きだ。
優しいし、顔はそんなにイケではないけど、大人のカッコ良さは持ち合わせていると思う。
俺は父さんに帰りを告げて、自室に向かう。
妹の希が今日は帰ってこないので、家の中は靜まり帰っている。
自室に戻ると、ユキが俺の布団で眠っていた。
きっと、父さんが帰ってきてからここにいたのだろう。
父さんはユキにもなぜか嫌われている。
俺はユキの隣に座り、優しくでてやる。
ユキは俺の帰りに気付いて目を開いたが、でられて気持ちがいいのかまた目を閉じてしまった。
俺は十分ユキをでた後、一階へと降りていく。
リビングには母さんと父さんがいて、ソファで談笑をしていた。
父さんと母さんは仲が悪いとかそういうことではない……
母さんは父さんよりも俺が好きってなだけで、嫌いなわけではない……
じゃなきゃ夫婦生活なんてやってけないよね……
まぁ、夜の営みは無くなってしまったぽいけど……
「かあさん! 今日のご飯は?」
「あっくん。おかえり! 今日のご飯は唐揚げよ」
俺の母さんも父さんと同じで素晴らしい母さんだと思う。
俺の稼ぎを使って、贅沢なんてしないし、ご飯も外食なんて滅多にない。
お母さんは仕事があるのに、味しい夜ご飯を作ってくれる。
それに人で、巨。素晴らしい人だ。
母さんも仕事を辭めればいいのにって思うけど、なんだかんだ言って仕事は楽しいらしい。いいよね。楽しみながら仕事ができるって。
俺と父さんと母さんでダイニングテーブルを囲んでご飯を食べる。
テーブルの奧には父さんが座り、その隣に母さん。父さんの前が俺。隣の椅子にはいつもは希が座るのだが、今日は変わりにユキが座っている。
俺の橫でユキはツナとキャットフードを混ぜたものを食べている。
ユキは文句も言わず大人しく、行儀よく食べている。
俺は禮儀正しいユキをでたあと、手を合わせていただきますを言ってから、夜ご飯に手をつける。
母さんが作ってくれた夜ご飯を食べたあと、俺はソファでテレビをつけながら休憩していた。
「アツキ! 上がったから次使っていいぞ!」
父さんが風呂から上がり、俺も父さんに続いて風呂にる。
妹の希がいないせいか……
やはり家はどこか靜かだ……
俺はいつになく風呂にゆっくりとれた気がする。
希がいるといつも大変だからな……
まだまだが未の希はたまに一緒にろうとするからな……
まぁ、可い妹が俺のことを慕ってくれるのは嬉しいし、まだまだあのなら俺もはしないレベルだからいいけど……
あと3年したらまずいかな……
俺は風呂を上がり、著替えをし、ドライヤーで髪を乾かした後、再び、リビングに向かった。
バラエティ番組がついており、母さんと父さんがそれを見て笑っている。
俺は冷蔵庫に向かい、ハーデンゲッツのストロベリー味を取り出して、リビングのソファへと座る。
そして、熱伝導のいい銀製のスプーンを使って、俺はハーデンゲッツを削ぐようにしてすくい、口へと放り込む。
風呂上りのの熱さとアイスの冷たさが程よく中和される。
そしてミルクの甘味と苺の風味が絶妙にマッチしていて、俺の脳をけさせる。
俺はそんな至福のひと時を味わった後、父さんと母さんにおやすみを告げて……
自室へと向かう……
とそこには……
プルルルルル。プルルルルル。プルルルルル。
久しぶりに味わえた靜寂のひと時を奪う奴が……
俺の布団の上で鳴り響いている……
くっそぉぉ! なんだよぉぉ!
せっかくこんな長い枠を使って、妹がいなくて靜かでほのぼのしたじを出してきたのに……
こいつって奴は……
プルルルルル。プルルルルル。プルルルルル。
いつまで経ってもこいつは鳴り止まない……
仕方ない……出てやるか……
こんな時にかけてくる奴にはビシッと言っとかないとな……
「はい! どちらさまでしょうか?」
「久しぶりだね♪ あつきくん♪」
「え!? ふゆちゃん♪」
さっきのはなしー! なしったらなしー!
電話を掛けてきたのはなんと、ふゆちゃん! あのふゆちゃんだった!
「夜遅くにごめんね……」
「いいよいいよ♪ 今ちょうど誰かと話したい気分だったからさ♪」
ん? なんかいった? 今ふゆちゃんと話してるから黙っててくれる?
「本當!? それは嬉しい♪」
「それでこんな時間にどうしたの? ふゆちゃん今忙しいんじゃないの?」
「うん……忙しいね……あつきくんに會えなくて寂しい……」
「俺も寂しいよ……ふゆちゃん……」
「でね……この前さ、なっちゃんとアキに聞いたんだけどさ、2人にお洋服とぬいぐるみ買ってあげたんだってね……」
「うん。そうだよ……」
「それでね……久しぶりに今週の土曜日休みがもらえたから……その……」
ふゆちゃんに言わせるべきじゃない!
ここは俺からいうべきだ……
「ふゆちゃん! 今週の土曜日俺と遊びに行かない? お買いに付き合ってしいんだけど!」
「え!? 本當!? やったー♪ じゃあ、土曜日にお買いね!」
「うん! 待ち合わせはよもぎ商店街の大門でもいい?」
「うん♪ いいよ♪ じゃあ楽しみにしてるね♪」
「じゃあ、またね………」
「うん……………………」
お互いが電話を切らないまま、沈黙が続く。
「ふゆちゃんが切ってよ……」
「やだ……あつきくんが切って……」
この狀態が數分間続き、
「じゃあ、いっせーのでで切るよ!」
「うん……」
「「いっせーので!」」
プチン。
ぁぁぁぁぁぁあ。切れちゃったよー。
もうしだけしたかったなぁ……。
こうして俺はふゆちゃんとも土曜日にお買いをする約束をした。
両手に花の狀態で俺は今週の土曜日よもぎ商店街へと向かう。
俺はふゆちゃんの聲を堪能した後、さっきまで落ち著いていた心が噓みたく、興一に染め上げられ、しばかりエキサイティングした後、眠りについた。
          
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