《神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社會でたくさんの嫁を娶りたい!》青年編 第35話 両手に華②
「ねぇ、ふゆちゃん……ちょっと近すぎない?」
フリフリフリ。
俺の言葉にふゆちゃんはそんなことないと言いたげな様子。
今どんな狀況にあるかと言うと、データを始めてすぐ俺はふゆちゃんに腕を抱かれて、ふゆちゃんのささやかなおが俺の腕の細胞を刺激する。
そんなふゆちゃんを見たのか、幸も張り合って來て、俺の逆のほうの腕をそのおを引っ付けて抱く狀態になっている。
なんと、ここに來て、ようやくハーレムの絵面が構築されたのではないか……
ナツとアキではし違う気がするからな。
俺は両腕で男の夢で膨らんでいるおをじながら、よもぎ商店街を歩く。
俺が通るとには白い目線を向けられるは大変な狀況……
俺は有名人だからきゃぁきやぁ言われる立場なのに……
まぁ、そんな蚊帳の外の人間の評判なんてどうだっていい……
俺は今いる2人がそれでいいならなんだっていいんだ……
まぁ、ここに來てただブラブラ歩くのは良くないから……
「なぁ、幸。お前何がしいんだ?」
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「えぇ。わかんないよ。あっちゃんが選んでくれたやつがいいな」
「あつきくん……わたしは?」
ふゆちゃんがなんか寂しそうにしている。
目をウルウルさせて、そんな目をしないで、ふゆちゃんにもちゃんといいものを買ってあげるから。
「ふゆちゃんにももちろんプレゼントするよ」
「やった♪ 私も幸ちゃんと一緒であつきくんに選んでしい!」
まぁ、2人ともそんなことを言うなら俺が選んであげよう……
もう、結婚指でいいかな?
ダメかな?
まぁ、ダメだよね……
「じゃあ、アクセサリーでもいいかな?」
「うん! ありがと!」
「うん♪」
こうして俺は両手に素晴らしい夢を抱え、アクセサリーショップへと向かう。
こんなことが記事に出回ったら、大問題になりそうだが、そんなことはどうだっていい。
俺がもし、二疑なんて騒がれても正々堂々と言ってやる!
俺は両方をしている!
いや! みんなをしている!
この日本が間違っていて、おれがただしいんだ!
ってね。
まぁ、そんなことは置いといて、
でも、高校生でアクセサリーショップはなかなか行かないよね……
アクセサリーショップをってすぐに店員さんにすごい目で睨まれたからね……
「やっぱりアクセサリーって高いんだね……」
「うん……そうだね……」
「(こくん。こくん。)」
ふゆちゃんはまだお店にっても俺の腕を離さないみたい……
なんか、言葉數もないし……
可いからいいんだけど。
久しぶりだから俺をじっくりと堪能しているのかな。
まぁ、もともと人見知りだったしね。
俺はある程度見て周り、その中で気になったものを手に取り、幸とふゆちゃんにつけて合を確かめた。
「うーん……やっぱり、こっちの方が似合うな」
「は、ほんと? じゃあこれがいい!」
幸に選んだものは、金はシルバーでハート型のネックレス。
ハートのサイズも仰々しくなく、さりげないじで、ハートの縁には水と桃のジュエルのようなものが散りばめられていた。
俺の中では重くもけ取られず、軽いとも思わせない最適解を選んだつもりだ。
もちろん第一に彼に一番似合うやつを選んだ。
「ふゆちゃんはこれだね!」
「ありがと♪」
俺が選んだのは……指
俺の選んだ指はプラチナなんてたいそうなものではなく、デザインを重視した結果そうなったわけだが、さりげなく星とハートが
巧みにれられていて、その周りにはナツと同じく、さりげなく小さな寶石がはめられている。
俺はその2點を購した。
ちなみに、この2點でようやくアキのぬいぐるみの半分の値段だ……
アキのは高かった……
あれだけの大きさのぬいぐるみは本當に高い……
俺は買ってすぐに、幸とふゆちゃんにつけてあげる。
俺はまず幸に買ったネックレスを取り出して、彼の首裏に手を回し、首筋を覗く形で、ネックレスを丁寧に取り付ける。
「遅れてごめんね……誕生日おめでとう」
「うん! ありがとう! 大切にするね!」
こうして、俺は幸に獻上する儀式は終わった。
そして、次はふゆちゃんにつける。
まぁ、左薬指はダメだから、右の薬指につけようか……と思ったのだが……
「……ふゆちゃん?」
「ん!」
ん! とだけ言って手を出されたのがあら不思議……
グーチョキパーでグーチョキパーで何作ろう♪ 何作ろう♪
右手はグーで左手は薬指で、ちんちん♪ ちんちん♪
って、そんな下品な遊びじゃないよね?
それにルール無視しちゃってるよ!
あっ! 言ってることわからなかったら一回やってみて!
ん? で、おれはどこにつければいいの?
ふゆちゃんは左手の薬指しか私の手にはありませんみたいな顔をして、俺に指を差し出している。
「ふゆちゃん……」
幸もそんなふゆちゃんに呆れ顔……
ふんっ!
幸に呆れられてもふゆちゃんにじる気配はない……
もう、どうにでもなれ!
えいや!
おれはもう諦めてふゆちゃんの左薬指に指を嵌める。
その瞬間、さっきまで無かった指が再生を遂げて、元の形へと戻った……
あら、不思議……
「あつきくんありがとう♪ 約束守ってくれたね♪」
あっ! そういえばそうだった……
保育園の時に結婚するって……
まぁ、本気だったしいいんだけど……
ふゆちゃんの方が強く思ってたみたいだね……
「ねぇ……あっちゃん……どういうことぉ?」
あらあら、このことは聞いてなかったのかな? 幸さん……
そのあとはしっかりと説明し、ふゆちゃんをフォローしながらも、幸が勧めるクレープ屋さんに向かった。
生地がパリパリしていて、とても味しかった。
そのあとは俺の本來の目的である服を何著か買った。
妹には可い白地に花柄のワンピースを買い、母さんには大人の気をアップされる黒のタイトなワンピースらしきものを買った。ワンピースみたく上下つながっているのだが……
來てみると多分生地は膝より高い位置にしかなく、スリットもっていて、太ももが見える。
母さんになんてものを著せるんだって思うかもしれないけど……
俺の母さんにはぴったりなものだと思う。
そして、俺、敦子の分の服もしっかりと調達した。
だが、幸とふゆちゃんを連れて、の子の服を見て回る時に、彼たちが自分たちの服をしがらないわけがない……
幸にも一著服を買ってあげた。
ふゆちゃんはというと……
ランジェリーショップに向かって歩いて行きましたね……
こっちこっち。
ってなじで、手でジェスチャーしてるけど……
ということでふゆちゃんの下著を選ばされましたね……
サイズは鑑定でばっちしわかってるから、簡単に選べたけど……
隣にいる幸はなんか若干引いてるのか、を自分の腕で抱いて、後ずさっている。
幸にも選んであげようかって言ったものの、かなり強く拒絶された。
ふゆちゃんはというと、
「今からこれに著替えてくるね♪」
あら可い……
上げたものをすぐ使ってくれる神は嬉しいだけど……おれの自制心が持たないよ……
ふゆちゃんが著替えるのを待ち、次に本屋へと向かっていった。
ふゆちゃんのライバルの人の小説が今日出版されるから、買いに行きたいらしい。
俺たちはこうして、近くの山口書店へと向かっていった。
「あ! あったみたいだね!」
「うん! これ買ってくるね!」
ふゆちゃんが買ったのは
『悪聖の陥落』というタイトルで作者がサンフラワーのものだった……
ファンタジーものなのかな……
俺はその小説のあらすじを取って読んでみたけど……
そんなににくるものはなく、本を元の場所へと戻した。
ふゆちゃんが本を買ったあとは、近くのカフェで休憩して、またしブラブラしてから解散となった。
ふゆちゃんともまた遊ぼうと約束して、俺は幸と並んで帰っていった。
「ねぇ、あっちゃん」
「なんだ? 急に……」
「きょうはありがとう!」
幸が満面の笑みを向けていた。
俺はそんな可い彼に我慢できず……
そのあとモジモジとをくねらせる幸を家まで送り遂げて、自分の家へと帰っていった。
俺は溜まりに溜まったものを、家に帰ってからエキサイティングして吐き出した。
そして、さっきの興が噓かのようにぐっすりと眠りについたのであった。
          
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