《神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社會でたくさんの嫁を娶りたい!》青年編 第36話 クズね
「おばあちゃん、今からお買い行ってくるねー!」
「しーちゃん! 気をつけていってくるんだよぉ!」
「うん! ありがとう! じゃあ、行ってきます!」
私、氷堂時雨は家を飛び出て、よもぎ商店街の山口書店へと向かう。
今日はわたしの好きな作家の小説の発売日、タイトルは『悪聖の陥落』作者はサンフラワーさん。
サンフラワーさんとホワイトキャッスルさんはジャンルは違えど、どこか似ているそんな気がする。
まぁ、それが好きな理由でもあるんだけど……
それと今日は本だけじゃなく、服を買いに行くつもりだ。
買った服はどこで著るかというと、敦子ちゃんとの溫泉に行く際に著ようと思っている。
だから、まずは服を買いに行こうと思って、よもぎ商店街にると、
「なっ!? またアイツ!」
どうして、いつもいつもわたしの前に現れるんだ!
それに隣にいるのは銀髪のに、いつも學校に一緒にくる子……
それもかなりべったりしている……
前見つけたのはショッピングモールに行った時だった……
その時は黒髪のとても人な子に、亜麻の可いの子が歩いてた……
今度は、全く違う人……
「やっぱりアイツはクズよ!」
そんな様子を見ていると……
「なっ!? 高校生でアクセサリー屋さんに堂々とる!? それもの子を2人も連れて!?」
やっぱり、アイツはの敵よ……
の子を高価なもので、垂らし上げて、
の子は彼の周りにいたら、きっといつか不幸になる……
の子たちはものすごく可哀想だけど、私は佐藤篤樹には関わりたくない! 絶対に……
見ているだけであの人を思い出して、気持ち悪くなる……
さっさと服の本を買って帰ろう……
なんやかんやいって、服を買うのには時間がかかってしまった。
まぁ、可いやつが買えたからいいんだけど。
わたしは次に山口書店へと向かう。
「山口さん!」
「あら! しーちゃん! こんにちわ!」
「今日も來てしまいました!」.
「あぁ。今日発売のやつね! そこにあるよ!」
と、そんな時、どこから聲が聞こえてきた……
嫌な聲。男の人。それも佐藤篤樹。
わたしはすぐさま山口書店の奧へと隠れた。
「しーちゃん! いきなりどうしちゃったの?」
「あっ! 山口さん、しばかり匿ってもらってもいいですか?」
「……なんか、よくわからないけど、わかったわ」
佐藤篤樹の聲はしたものの、中にってくる気配はなかった。
ってきたのは銀髪のとても綺麗なだけだった。
ものすごく人でいて、とても可いらしい。そんな印象を彼にもった。
銀髪のが買っていったのはわたしが買おうとしてたやつと同じ。
それだけで何故だか、とても親近が湧いた。
そのあと一瞬、銀髪のと目があったのだが、それからは何も起こることなく、銀髪のは外へと出ていき、徐々に佐藤篤樹の聲が遠ざかっていった。
「はぁ……よかった……それにしてもあの子すっごく人さんだった……」
「……しーちゃんに何があるのかはわからないけど、協力できてよかったわ!」
「はい! 山口さんありがとうございます! じゃあ、これください!」
「はい! し安くしとくね!」
「いつもありがとうございます!」
「じゃあ、気をつけて帰るだよー」
「はい!」
わたしはすぐさま家へと帰り、今日買った本を數時間足らずで読み切るのだった。
來週は敦子ちゃんと溫泉旅行。
楽しみな気持ちとしばかり不安な気持ち、そんなものがの中に混在しているようだった。
6/15発売【書籍化】番外編2本完結「わたしと隣の和菓子さま」(舊「和菓子さま 剣士さま」)
「わたしと隣の和菓子さま」は、アルファポリスさま主催、第三回青春小説大賞の読者賞受賞作品「和菓子さま 剣士さま」を改題した作品です。 2022年6月15日(偶然にも6/16の「和菓子の日」の前日)に、KADOKAWA富士見L文庫さまより刊行されました。書籍版は、戀愛風味を足して大幅に加筆修正を行いました。 書籍発行記念で番外編を2本掲載します。 1本目「青い柿、青い心」(3話完結) 2本目「嵐を呼ぶ水無月」(全7話完結) ♢♢♢ 高三でようやく青春することができた慶子さんと和菓子屋の若旦那(?)との未知との遭遇な物語。 物語は三月から始まり、ひと月ごとの読み切りで進んで行きます。 和菓子に魅せられた女の子の目を通して、季節の和菓子(上生菓子)も出てきます。 また、剣道部での様子や、そこでの仲間とのあれこれも展開していきます。 番外編の主人公は、慶子とその周りの人たちです。 ※2021年4月 「前に進む、鈴木學君の三月」(鈴木學) ※2021年5月 「ハザクラ、ハザクラ、桜餅」(柏木伸二郎 慶子父) ※2021年5月 「餡子嫌いの若鮎」(田中那美 學の実母) ※2021年6月 「青い柿 青い心」(呉田充 學と因縁のある剣道部の先輩) ※2021年6月「嵐を呼ぶ水無月」(慶子の大學生編& 學のミニミニ京都レポート)
8 193【WEB版】王都の外れの錬金術師 ~ハズレ職業だったので、のんびりお店経営します~【書籍化、コミカライズ】
【カドカワBOOKS様から4巻まで発売中。コミックスは2巻まで発売中です】 私はデイジー・フォン・プレスラリア。優秀な魔導師を輩出する子爵家生まれなのに、家族の中で唯一、不遇職とされる「錬金術師」の職業を與えられてしまった。 こうなったら、コツコツ勉強して立派に錬金術師として獨り立ちしてみせましょう! そう決心した五歳の少女が、試行錯誤して作りはじめたポーションは、密かに持っていた【鑑定】スキルのおかげで、不遇どころか、他にはない高品質なものに仕上がるのだった……! 薬草栽培したり、研究に耽ったり、採取をしに行ったり、お店を開いたり。 色んな人(人以外も)に助けられながら、ひとりの錬金術師がのんびりたまに激しく生きていく物語です。 【追記】タイトル通り、アトリエも開店しました!広い世界にも飛び出します!新たな仲間も加わって、ますます盛り上がっていきます!応援よろしくお願いします! ✳︎本編完結済み✳︎ © 2020 yocco ※無斷転載・無斷翻訳を禁止します。 The author, yocco, reserves all rights, both national and international. The translation, publication or distribution of any work or partial work is expressly prohibited without the written consent of the author.
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11月11日アリアンローズ様より【書き下ろし2巻】発売! 伯爵家の長女ナディアは、家族から冷遇されていた。実母亡き後、父は後妻とその娘である義妹ジゼルを迎え入れ溺愛し、後妻はナディアを使用人以下の扱いをしていた。そんなとき義妹ジゼルに狂犬と呼ばれる恐ろしい王子の侍女になるよう、國から打診がきたが拒否。代わりにナディアが狂犬王子の生贄として行くことになった。そして噂通りの傲慢な態度の狂犬王子クロヴィスは、初対面からナディアを突き放すような命令をしてきた。ナディアはその命令を受け入れたことで、兇犬王子は彼女に興味を示して―― ◇カクヨム様でも掲載 ◇舊題『身代わりの生贄だったはずの私、狂犬王子の愛に困惑中』※狂犬→兇犬に変更
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