「よっと」パシィン

（うまいな～避けるの中々の手練れだなこいつ）

ワイヤーを使い捕縛しようとしているのだがうまい合に本棚の角を使われ、避けられてしまう。

「こうも狹いと使いにくい」

大人が四人並んで走れるほどの幅は、あるのだがこの広さだと五十五度から百二十五度の角度からしかれられず、ほとんど避けやすい縦の起を描いてしまう。

「くそ・・・・・ん？あれは・・・・・手すり？」

（って事は、ココと同じ規模の図書館がしたにも・・・）

「「マジか、ありえないだろう・・あ、」」

（またハモった、）

男は、手すりに足をかけ飛び出した。

（ここまですれば追ってこないだろう中々ギリギリだった手練れだな、さてサッサと任務終わらせて帰るとしますか、約束の場所は・・・ちょうどこの下か）

男は、もう一度顔をよく見ようと、後ろを振り返った

そこには、ちゅちょなく飛び降りている霊夜の姿があった。

「甘いなそしてエンドだここなら存分に振るえる」

ワイヤーを男の後ろに飛ばし、それを巻き取ることで、スピードを上げる。

「くっ！」

それを見ての勢を変え離れるようにずれる。

「言ったろ？エンドだって」

更に円を描くように軌道を修正しながらもう一方のワイヤーを男に投げる。

それをナイフで切り付けようとするが、蛇の様に進路を変え、男のをかすめ取る。

「反則だろ！？それ！」

「戦闘に反則もくそもあるか最後に立ってるか、立って無いかだ」

次々とワイヤーを飛ばし何とかして紙の束をはじこうとするがそこを中心に守っており、たどり著けない

そうこうしてるうちに地面が近づいてくる。

「今だな」

霊夜は、ワイヤーを使い地面へ急降下する。

「あの速度で行ったら砕け散るぞ？？！！」

男が言ってたように、かなりの速度で迫っており危険な事は素人の目でも分かる事だった。

「知ってる、だが俺には、それは、通用しない」

丁度向かいにある壁にワイヤーを飛ばし、中央で、固定するそしてもう一方を、後ろの壁に打ち付ける。すると自然とは、円を描き、

「淺い角度で著地する。」ギッギギギギギギギギギギィィィィィィイイイ

火が出るほどの速度でり、上を見上げを目標に向かってワイヤーを飛ばす。パシ　ビン

「よし！！」

紙の束にワイヤーが巻き付き、空中へ引く。

「・・・仕方ない」

あともうしで霊夜の手元にくる瞬間、ナイフが投げられ、半分に切り割かれ紙が宙をまう。

「これで・・・」

男は、一枚だけ回収し、著地する。

「何のつもりだ。」

「依頼容にさ、‘‘一部のみでも可‘‘って言われてさ」

「程、その言葉だと逃げれる自信があるのか」

「あぁ逃げれる迎えが來たんでな」

その言葉と同時に男の周りに突如黃の霧が、発生する。

「な！！」

「じゃぁな、今回は、自分の勝ちだ、」

霧が晴れと時には、誰もいなかった。