練にとっての高校生活初日が終わり、放課後の皆は部活に勵んだり、學校が終わってはしゃぎながら帰る人がいた。

その中でもやはり燈里は1人だった。

誰も燈里に話しかけたりはしない。

まるで公園に孤立して生えている木みたいだった。

燈里はいつもより暗く、まるで1人をんでいるように歩いている。

まだ夕方ちかい時刻なのに、周りが暗くじる。

絶、不快、暗い...この世のあらゆる悪い思いが...圧力をかけてくるようにじた。

そこに...

肩にトンッ...と優しく叩かれた様なきがした…

その瞬間、燈里の周りの闇が消え去っていくような気がした。

「だ、誰?」

燈里は後ろを振り返りそういった。

そこには、燈里の親友が居た。

「咲妃さき!?」

燈里は驚いてそう言うと咲妃はこう言った。

「おっす！燈里!!」

そして、2人は河川敷の階段に並んで座った。

そして、真っ先に咲紀は質問した。

「最近、どう?」

咲紀は心配そうにこちらを見ている。

燈里は咲紀を安心させようとこう言った。

「だ、大丈夫だよ！別に前とあまり変わらないし、エスカレートしたりはいないでしょ！」

「私以外の誰かに話さないの?エスカレートしないって事もないんだぜ?なんせ、相手は有名な財団の生徒なんだから。」

燈里はいつものように下を向く、咲紀はその様子を見て心配する。

の眼差しが徐々に闇に消えてゆく…

燈里は一瞬にして希が葬り去られた気がした。

その時...

「なぁ...燈里...大丈夫だぜ?」

その咲紀の言葉に燈里は心を優しく包み込まれたかのようにじた。

「俺は、お前の事、友達...いや...親友として好きだ。」

「え?」

燈里はし戸いをみせる...しかし、燈里はし嬉しかった…

「もしなにかあったら俺のところ來いよな?もう、ムシャクシャするのもめんどくさい！燈里!!今までやられた事を全部話せよ！全部け止めてやる！」

その言葉に燈里は激した...いつの日だろうか、こんなにも嬉しい気持ちになったのは...燈里はそういう気持ちだった。

そこから燈里は思う存分咲紀に話した。

楽しかった。

嬉しかった。

いつもと違う...明るい雰囲気...

そんな中に燈里はやっと溶け込めた…

燈里は嬉しかった…とにかく嬉しかった…

必死だった、嬉しさのあまり長話になってしまった。

気づけば夜だった。

「あぁ...思う存分話せたから嬉しかったぁ...」

「俺もお前の事をだいたい知れて良かったぜぇ...」

2人とも疲れていた…そして2人で笑った…

燈里はこの時、大切な存在を知れた…

これが...

〜大切な人〜