《Licht・Ritter:リッチ・リッター》12話

燈里は走る...ただただ走る...育倉庫までの道を..,親友のために...大切な人のために駆け走る...

(咲妃ちゃん!!!咲妃ちゃんはいつも私を支えてくれた!!耀くんの言ってた通り私が助けてやらなくてどうするの?私は耀くんのためにも!!咲妃ちゃんのためにも!!!!)

もう育倉庫は鼻と目の先だった、燈里は育倉庫のドアまで駆け走り、ドアを開けこうぶ。

「咲妃ちゃん!!!!!」

育倉庫の中はまるで別空間のように靜かだった、燈里は育倉庫の中にると勝手にガラッとドアが閉まった。

「何!?」

すると次の瞬間、燈里は項をトンッと叩かれ気を失う。

「まんまと罠にかかったね...」

一方その頃、練達のいるところは鬼懐の技により繰り出されたパンチがあまりにも凄まじかったため、辺りに煙が舞っていた。

「死んだか...ふっ!!」

「キキキキキキ!!!!」

鬼懐達は練の死んだことに心から喜ぶ...

そして練にぶつけた拳を自分の顔元に握ったまま持ってくる、その拳を眺めながら鬼懐はこう言う。

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「他人に気を使うからこうなるのだ、人間誰もが自分のためにき、他人を傷つける...それが現実...誰も他人の事など思ってない...それなのにこいつは...恩が帰ってくる訳でもないのに...」

「ソウダネェェェ?ダレモタニンノコトナンテカンガエテナイィィィィィ!!!!」

「お前...ますます気が狂ってんぞ...遊助...」

「ケケッ!!イツモノコトォォ!!!!」

鬼懐達がそう言った次の瞬間、鬼懐達にとって恐ろしい事が起きた。

「他人に気を使うからこうなるかぁ...結構な正論だなぁ...まったく。」

「何!?」

鬼懐達は確かに聞いた、ついさっき聞いた聲...そう、練の聲だった、その聲は鬼懐の目の前から聞こえた。

ちょうどよく舞っていた煙が消えてゆく...そこには、練の姿があった!!!!

「耀 練!?お前はさっき死んだはずじゃ!!!!」

「それに!!俺の敗者の手ルーザーハンドがまったく効いちゃいねぇ!」

鬼懐達がそう驚く中、練は遊助を煽るようにこう言った。

「ん?あぁ...あの気持ちわりぃ手か...鬼懐のパンチからを守ろうと技をだした時にあっさり消えたぞ、結構貧弱なんだなぁ...まぁルーザーってつくぐらいだからそうか」

「ナァニィィィィィィ!!!!!?????テメェハゼッテェェコロス!!!コロスゥゥゥ!!!!!!!」

「あぁそうか...こいよ...相手してやる。」

「クソォォォォ!!!!ナメヤガッテェェェェェ!!!!!」

そう言うと遊助はまた気を溜め始めた、だが今度は桁外れの強さだった、前よりも邪悪で憎しみと殺気が混じったような禍々しい強さをじた、そして、もゴリラのようにでかくなっていた。

それに練はし驚いたが、ニヤリと笑い遊助を煽り始めた。

「うーん...がゴリラになっただけじゃない?どしたの?ゴ・リ・ラ!!!!」

「ナァニィィィィィィ!!!!!?????イワセテオケバァァァァァ!!!!!オマエダッテミカケダマシクソアクマジャネェカァァァァ!!!!!!!」

「そう?じゃあこいよ...」

遊助はその挑発に乗り戦闘制にはいる、鬼懐は練の様子を見て何かに気づいたのか慌ててこう言った。

「おい!!遊助!!!!逃げろぉ!!!!」

だがもう遅かった、遊助はもう練の近くまで行っていた。

「シネェェェェェェェェ!!!!!!」

練は落ち著いた様子でこう呟いた。

「かかった...」

ドンッ!!!!!!!!!!!!

次の瞬間、遊助の元に1本の針が貫くような激痛が走る、なんと剣のような形をした線が遊助の元を貫いているのだ。

その痛みに耐えきれず遊助はぶ。

「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」

「魔剣ティルヴィング!!狙った獲は逃がさねぇ...」

「アガガガガガ...」

「安心しろ...直接を刺してるわけじゃねぇ...に剣を刺したような痛みを與えてるだけだ...言っただろ?半殺しにするって...」

練はその線を引っ込めると遊助は泡を吹いて気絶した。

「遊助!?」

鬼懐は驚く、當然の反応だろう...自分の本気の技をあっさりとガードされ、そのうえ遊助を気絶にまで追い込んだのだから。

練はハァとため息をつくと鬼懐を睨みこう言った。

「おい...次はおめぇだ...」

「く...クソがァァァァァ!!!!!!」

鬼懐はやけくそに拳を掲げ練を毆ろうとその拳を振りかざすが、あっさりと練に腕を摑まれてしまった。

そして練はし怒った様子でこう言った。

「お前、[人]っていう漢字知ってっか?その文字の通り人って言うのはなぁ...支えあって生きてるんだよ!」

「ぐっ...何ナメたことを!!!」

鬼懐の言うことを無視し練は続けてこう言った。

「誰も1人で人生は生き殘れねぇ...誰もが...誰かに支えられねぇと生きてけねぇんだ!!!!それを知ろうとせず..,生意気なこと言ってんじゃねぇよ!!!!」

「くそやろぉぉぉぉ!!!!」

鬼懐の目の前では練がもう一つの手で拳を握り、上に掲げている、そしてそこにオーラが集まってくる。

「人としての基礎も知らねぇやつにごちゃごちゃ言われる筋合いはねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」

練はそうぶと、その拳を鬼懐の顔面にぶつけた。

「クソがァァァ!!!!」

ドゴォォォォォォォォォォォン!!!!

発音とともにすごい勢いの風が吹き荒れ、煙が荒れる波のように舞う、練と鬼懐のいる辺りはその衝撃でいくつかの場所が崩壊していた。

コンクリートの雨が練と鬼懐に降り注ぐ...

煙が消えていった、そこに練はただただ立ち盡くしていた。

「あぁあぁ...服が...せっかく買ったのに...廊下もこんなに崩壊して...加減間違えてたら校舎ごと崩れ落ちてたなこれ。」

そう言うと、練は廊下の壁を片手でりこう呟いた。

「回復ケア...」

そう呟くと、一瞬にして廊下は崩壊する前に戻った。

鬼懐は廊下に倒れながら、練の仕草をずっと見ていて驚きながらこう言った。

「お前、ただでさえあんなに気力を使ったのに...何故まだ魔法を使える...」

「いやぁさ...俺だって疲れてるよ?けどさ...」

練は軽く笑いながらこう言った。

「自分でやったことぐらい、自分で責任とらねぇと...理不盡ってもんだろ?」

鬼懐はその言葉を聞いて心のどこかがスッキリした。

(そうか...俺に足らなかったもの...責任だ...責任がなかったせいで俺は自然と自己中心的な人間になってたのか...)

鬼懐はそう思い、練にこう言った。

「耀 練...これからどうするつもりだ...」

「俺か?俺は...燈里を追う...あいつ馬鹿だから、何しでかすか分からん。」

「あの...燈里って言うのか...でも、もう遅い...あいつに...」

「ん?あいつって誰?」

すると、鬼懐はそのあいつ・・・の名前を伝える...その名前を聞いた練は口を開いて驚いた....

練の頭の中は衝撃でいっぱいになった。

一方その頃育倉庫では、燈里が気絶したまま床に倒れていた、その姿をある1人が眺めながらこう言った。

「さて、そろそろかなぁ?」

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