《デフォが棒読み・無表の年は何故旅に出るのか【凍結】》21 お腹いっぱいですって
「フーク、食べに行こう」
午前の授業が終わった後唐突に手を引かれ、教室を後にした。
「何をそんなに、急いでる?」
「……急いでない」
どこか怒っているような聲が不思議だ。
早足で食堂へ向かう俺たちの背にドン、と衝撃が來た。
「「っ……」」
「やあやあお二人さん! わたしも一緒に食べていーかな!?」
シータの溌剌とした聲がアニセラの調子とは対照的。
アニセラは俺と同じく面倒くさがりなのか溜息を吐き、申し出を了承した。
「さあさあ、若者ドモ! 私の味しい料理をたんとお食ベ!」
渡されたご飯は大盛り。
いくら長期といえどもこれは……。
お皿の上にうず高く積まれたおかずアンドご飯。
「「「…………」」」
まさに絶句、だ。
アニセラとシータも同の顔付きだ。
「……手伝って、しい」
苦笑いを浮かべた二人は聲を揃えて言った。
「「その山の天辺ぐらいなら」」
結局、宣言通り天辺を食べてもらったが、殘りを全部食べ切った俺は午後の授業に支障をきたすこととなった。
〜*〜*〜*〜*〜
次回は午後の授業を。
かしてる描寫を細かく書きたいのて、し遅れるかもです。
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