東西東西。

とある狼が長旅に疲れ、傍の森で一休みすることにした。

空腹でもあったため、狩りでもしようと森の奧へと分って行った。

すると、大量の魔が群れで暮らしていたのだ。

そっとしておこう。

そう思った狼は彼らに悟られぬようその場を離れ、一匹の兎を捕まえて食事にした。

暫くその森に滯在することを決め、毎日奧にると、その度に違う種類の魔たちを見つけた。

様々な魔がお互いの邪魔にならぬよう共生していたのだ。

いつも通り餌を求めぶらついていた狼は一人の人間を見つけた。

剣をぶら下げ、刺々しく剣呑な目をした若い男。

狼には一目で分かってしまった。

こやつはこの森を荒らし、魔を殲滅するのだろう、と。

その森に変な著を持つようになっていた狼は、その男を

一噛みで殺した

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短いので続きは明日投稿します！