《俺が過保護な姉の前から姿を消すまでの話》序
姉は何事にもやたらめったらと首を突っ込んでは痛い目を見てる様な人だった。
自尊心の塊で自分が一番じゃないとすぐに機嫌を損ねる様な、一言では言い表せないけれど萬人けはしないじ。
けど不思議と周りに人を集まらせる社的な面もあった。
短気と見事にブラコン拗らせた姉の存在は面倒だとは思いつつ庇護下に置かれてるなら多の我慢は必要だと割り切ってたつもりだった。
実際、姉の中での俺の優先順位は自分の次に大事だったんだと思う。
その分俺に掛かる期待だとか負擔は増す訳で。
程よく、姉にとっての「良い弟」を演じる事に疲れたんだと思う。
元々の話をすれば、俺と姉の格は全くと言っていい程合わない所から始まる。
水と油とはよく言ったもので、全くその通りだと思う。
何故それでも尚も許容してたかって?
なからずあの頃は確かに家族と言うものが多はあったんだ。
歪んだ姉弟がそこにあろうと、許せてた。
飽きの俺がよくここまで気よく我慢出來たと思う、自分で自分を褒めてやりたいくらいなもので。
姉の歪み切ったそのがあくまでとしてではなく姉弟だったのもいけない。
縁関係なんてものは無いと言うのに。
「よく仕事休めたね」
「まぁ、他の日に仕事れれば休めるから」
「時間作ってくれたのか、偉いじゃん」
稀に取れる時間で二人で出掛けるのは決まって水煙草屋。
二人で一臺のシーシャを吸いながら酒を飲む、毎回恒例のパターン。
喫煙者の姉の影響で昔に煙草を吸い始めた時期もあったが長続きはしなかった。
職場での付き合い程度に電子タバコに手は出したがそこまで嵌る事もなく。
完全に姉好みの店にり浸っては他もない話をし続けた。
実際楽しめたのかと言われれば解らない。
俺に嫌われる事を一番恐れてる姉
姉に嫌われる事を一番恐れてる俺
実際當時はその図がり立っていたのかもしれない。
姉本人の口から聞いていないから憶測でしかないのだが。
「いつもお仕事お疲れ様」
真橫に座る姉が俺の髪をでるのもいつもの事で、外を歩く時に腕を組んでくるのも、突如後ろから抱き著かれるのも、割といつもの事だ。
この容だけ聞けば到底ただの姉弟には思えないと思う。
でも不思議な事にそこには決してなんてものは存在しないんだ。
では姉にとって俺はどんな存在だったのかって?
「可い弟だよ、全く」
理解し難い話だろうが、それが全てなんだ。
酔った勢いでカマをかけても、じる事もなく顔が近いよと笑う姉に正気かと聲を掛けそうになった。
別に姉とどうなりたいと言う願なんて全く以て無かったけれど、男としての自信はそこそこ持っていかれた。
それらを踏まえて
俺と姉の間に何があったのか、話していこうと思う。
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