《一臺の車から》6.ロータリーよ永遠に(マツダ コスモスポーツ)
後ろからロータリーサウンドが聞こえてきた。
雨の日の夜のことだ。
いつも通りの帰り道だが、2cvを納車してはじめての雨だ。
ポツンポツンと雫が幌にあたり、窓をしめた車に響く。
大きな道に出ると、他の車の水しぶきを大きく浴びた。
これだけは小さな車の宿命だ。
しかし、FFレイアウトと重ステのおかげで直進安定はとてもよかった。
そんなとき、その車は2ローター10Aの快音を響かせながら、2cvを追い越していった。
マツダ、コスモスポーツだ。
日本で、いや世界で初めてちゃんとしたロータリーエンジンを初めて搭載した車だ。
ロータリーサウンドを響かしながら宇宙船のような白いボディをまっすぐに加速させて闇夜に消えてった。
マツダ、コスモスポーツ。マツダが社運をかけて1964年に発売した初のロータリーエンジン車だ。
元々ロータリーエンジンを開発したのはドイツのヴァンケルさんで、このエンジンの正式名はヴァンケル・ロータリー・ピストンエンジンという。
ヴァンケルさんは「上下運から円運に変えるのは効率が悪い」といってロータリーハウジングという楕円形みたいな形の中でローターという三角形みたいなものを回して駆するエンジンを開発した。
それがロータリーエンジンである。
三角形の一辺で吸気を行い、その間にもう一辺は燃焼を行い、殘った一辺は排気を行う。結果、一回転で吸気、燃焼、排気を行うのだ。
他の車によく搭載されている4サイクルエンジンは二回転で吸気、圧、燃焼、膨張、排気を行う。
そのため、ロータリーエンジンは4サイクルエンジンと比べると2倍以上のパワーがでるわけだ。
それに、排ガス規制が厳しくなる中、綺麗に燃焼できることもあって、研究開発がとても盛んだった。
しかし、耐久が悪く「悪魔の爪」と呼ばれる傷がついたり、圧がれるなどの問題もあった。
そんなエンジンを実用化しようとドイツのNSU社が研究を始めるが斷念。
NSU社はマツダなどな他メーカーに研究開発の権利を売ってしまった。
しかし、他メーカーも斷念。
結局ロータリーエンジンの実用化することができたのはマツダだけだった。
その後、排ガス規制がさらに厳しくなり、ロータリーエンジンに注目するメーカーが増えたが特許はすべてマツダが持っていたため、他のメーカーは追従することができずロータリーエンジンを搭載する自車を生産するのは一社のみとなった。
コスモスポーツはコンセプトカーだったため、価格はスーパーカー並みだった。
そのため生産臺數がとてもなく希車となっている。
僕は自宅の駐車場に2cvを納め、錆びを防止するため、乾いたタオルで雨水を拭いてやった。
「ロータリーエンジンは日本の誇りだな。
もう一度ロータリーエンジン車でないかな。」
なんて話しかけながら、鍵をしめた。
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