《永遠の抱擁が始まる》第二章 死神の抱擁が始まる【噓でもいいから噓だけど】
僕は噓をつくことができない。
噓をつくと必ず自ら「噓だけど」と口走ってしまって臺無しになるし、軽い冗談を口にしただけでもやっぱり「噓だけど」と勝手に出る余計な一言のせいで周りの空気を白けさせてしまう。
そんな僕だけど一度だけ自白をせず、噓をついたことがある。
 
木造校舎のここ、職員室からは校庭が見渡せている。
暖かな風が草木を揺らし、冬の終わりを告げていた。
つい先ほど學式を終えたばっかりで、僕はなんだか気が抜けてしまい、だらしなく椅子の背もたれによりかかる。
 
この季節、卒業式や學式で僕ら教員はなかなか忙しい。
僕は息抜きに、機にあった卒業アルバムを手に取ってパラパラとページをめくる。
といっても僕はいつでも片手が塞がっているから、その作業は普通よりは面倒だ。
 
僕のすぐ隣にいる死神が何気なしに開口する。
 
「それはなんだ?」
 
ああ、これ?
と僕はエリーにアルバムを見せる。
 
「卒業アルバムだよ。こないだ卒業した教え子たちの記念品」
 
するとエリーは「私に見せても無駄だ」と、僕の隣に椅子を引き寄せ、そこに腰かける。
 
「私には眼球がない。の形や距離は覚で判るが、視覚がない。を見分けることは不可能だ」
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そうだった。
エリーにはの形は判っても、本などに記載された文字や絵など、の區別が全くできないんだった。
思い出深い卒業アルバムもだから、彼にとっては本の形をした紙の集合に過ぎない。
若い娘の姿に見えるけど彼は人間ではなく、その実態はく白骨だからだ。
 
軽く謝って、僕は再び校庭に目を向ける。
 
「ねえ、エリー」
「なんだ?」
「噓ってゆうのも悪くないと思わない?」
「思わんな。私が噓を言う分には問題ないが、私自はささいなことでも騙されたくない」
 
びっくりするぐらいの正直さだ。
 
僕が噓を言えないのはこの死神のせいだったりする。
エリーは無敵に近い能力を持っていて、それは瞬時に強力な暗示を人にかける、というもの。
めちゃめちゃ強い催眠みたいなじだ。
エリーはそれを使って僕を世界一の正直者にしてしまっていた。
出會い頭、いきなりだ。
頼んでもいないのに、ホントいきなりだ。
しかも勝手にやられた。
 
加えて僕はうっかりエリーにれてしまい、それ以降離すことができないでいる。
手を離すとエリーに魂を食べられてしまうからだ。
エリーは人の魂を食べる気を失くしているから僕や周りの人たちは無事でいるけど、今繋いでいるこの手を離した瞬間はそうともいえない。
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直にれた皮が離れると自的に魂を食べるという作りになっているらしく、そればっかりはエリーの意思でどうにかできることじゃないそうだ。
以降、いつでもの子と手を繋いで過ごすといったつくづく不思議な人生を僕は歩まされている。
おかげで卒業アルバムをめくるのも一苦労だ。
 
「でもさ」
 
僕はエリーに反論を試みる。
 
「去年のこと覚えてる? あの日も學式だった」
「ああ、あれか」
 
エリーは僕と同じように背もたれによりかかる。
 
「お前は群れをす生特有の考え方をするからな」
「そりゃそうだよ。人間なんだもん」
 
言って僕はしだけ顔を上げ、天井の木目を見てから目を閉じて、一年前を思い出す。
あの日も今日と同じで、職員室には僕らしかいなかった。
 
 
 
「ねえ、エリー、頼むよ」
 
土下座をする勢いで、僕はエリーに頭を下げている。
 
「ホントお願いします! 今日だけでいいんだ! 今日はね、年に一度しかない、噓を言ってもいい日なんだよ」
 
するとエリーは「知らんな」と鼻を鳴らす。
 
「人間同士で勝手に作った常識に興味はない」
「そこをなんとか!」
 
両手が自由なら拝み倒しているところだ。
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今日だけでもいい。
僕は自分にかけられた暗示を、どうしても解いてもらいたかった。
 
「ねえってば、お願い、エリー! 今日だけ! ううん、一回だけでもいいよ。噓を言えるようにしてください。その噓はエリーには絶対に向けないから」
「私には噓をつかない?」
「もちろん! 約束するよ」
「知ったことか。お前が自ら『噓だけど』と言わない以上、私にはお前の噓を見抜くがない。お前の気が変わって私を騙した場合、私は嫌だ」
「嫌だとか言って可いな、ちきしょう!」
 
あとで知った話なんだけど、この「嫌だとか言って可いな、ちきしょう!」から先は、僕たちの會話が廊下にいた教員に全て聞かれていた。
その先生の話によると「さすがにっていけず、ただおろおろするしかなかった」とのこと。
とんでもない誤解をされていたのだった。
こんなやり取りだったんだから、まあ無理もないだろう。
 
「ねえ、ホントお願い! 一回! 一回だけでいいんだってば」
「駄目だと言っている」
「そんなこと言わずに! もう僕の気持ちがはちきれそうなんだ!」
「はちきれればいいだろう」
「よくないよ! いいじゃん一回ぐらい! 減るもんじゃないし!」
「増える減るの問題ではない」
「ねーねー! たーのーむ~! これからはエリーのこと様付けで呼ぶし、なんなら踏みつけてくれたっていい」
「そんなことが私にとって得なのか?」
「お得ですよエリー様。だってエリー様はドSでいらっしゃる。ねーねー、おーねーがーい~! ホント一回こっきり!」
 
思い出してみればこのとき、廊下から走り去るじの足音が聞こえた気がする。
 
僕はというと、どうしても言うことを聞いてもらえないことが理不盡に思えて、だんだん腹が立ってきていた。
 
「ああ、そうかいそうかい。こんなに頼んでも駄目なら僕にだって考えがあるぞ!」
「へりくだったり強気になったり、お前は振られるときの彼氏か」
「意外と人間の質に詳しいな! いやそうじゃなくて、もし暗示を解除してくれないのなら、この手を離して僕はエリーの犠牲になるぞ! 噓だけど。ああも~!」
 
がっくりと、僕はうなだれる。
エリーのことだから「そうか噓なら問題ないな」みたいなことを言うんだとばかり思っていたのだ。
でも違った。
 
「ふむ。お前の意思の固さは解った。一回でいいんだな?」
 
僕の顔は「へ?」という形のまま凍りついている。
 
「解除、してくれるの? 噓、言えるようにしてくれるの?」
「二度言わせるな」
 
エリーは椅子からすっと立ち上がり、僕の手を引く。
 
「お前が今までにないぐらいしつこく頭を下げて私に頼むということは、そこまでして噓を言う必要があるのだろう? どんな噓を言い出す気なのか興味が湧いた」
 
エリーは「立て、行くぞ」と僕を椅子から引っ張り上げる。
 
「お前の都合で構わん。解除のタイミングを言え。十分したら再び噓を言えぬよう暗示をかけ直す。それでいいな?」
 
僕はもう激の余り、思わず「ありがとうございますエリー様」と判りやすく喜んだ。
 
 
 
白くて大きい二階建ての建。
その前で、僕とエリーは立ち止まる。
 
「この中にね、騙したい人がいるんだ」
「ふむ。ここには何度か來たな」
「うん」
 
ちょうどそのとき、白塗りの馬車が慌しく止まった。
擔架を持った隊員たちが降り、どやどやと建に怪我人を運び込んでゆく。
どうやら急患のようだ。
 
迎えに出てきた醫師に、隊員の一人が容態を説明している。
 
「大型馬車の暴走事故です! 怪我人はいの子で、右腕が……!」
 
なんだか大変なときに訪れてしまったみたいだ。
知らぬ人とはいえ、僕は運び込まれた怪我人の無事を深くお祈りしておいた。
 
無事でありますようにと念を送りつつ、僕らも病院に足を踏みれる。
 
「エリーも何度か一緒にお見舞いに來たでしょ? 僕の生徒がここで院してる」
 
その生徒はエイシャといって、駆けっこの早い、明るくて元気な男の子だ。
いや、元気だった、というべきだろうか。
彼は重い病を患ってしまい、今もこうして院生活を送っている。
クラスのみんなで寄せ書きを書いたり見舞いに行ったりでちょくちょく顔を見せてはいるものの、明らかにエイシャの笑顔は薄れていった。
 
以前だったらふざけて「俺は不死だベイベー」ぐらいの軽口を叩く子だったのに、最近はどうも後ろ向きな発言が多い。
どうやらエイシャは周りにいる大人たちの反応を見て、自分の病気の厄介さに気づいてしまったようだ。
 
先日、彼のお母さんが神妙な顔つきで學校にやってきた。
 
「エイシャは、持ってあと三ヶ月だそうです」
 
元気いっぱいな豪快な大笑いを普段ならするお母さん。
そんな彼はこのとき、この世の不幸を全て味わったかのようにやつれ、沈み、青ざめていた。
眠っていないのだろう。
目の下にできたクマが濃い。
とてもじゃないけど、その辛そうな様子を見ていられなかった。
 
エイシャ本人もきっと僕の想像を超える苦しみを毎日のように長く深く味わっているのだろう。
悲しさと絶と寂しさとの痛みと、他にもんな苦痛をきっと年はじ続けているのだろう。
 
お母さんは「本人にはなにも言っていません」と暗い目を伏せる。
 
「エイシャにはなにも知らせていませんが、自分ののことです。もう気づいているようなんです。お醫者さんが言うには神的苦痛がさらに命をめているとのことなんですが……」
 
気づくと僕は「エイシャ君に希を持ってもらえるよう、できる限りのことをします」と一方的に約束を押し付けていた。
自分でも何が解決になるのかは分からない。
ただ、しでもエイシャに笑っていてほしい。
 
同じ先生って呼ばれる職業だけど、僕はお醫者さんじゃない。
だから命を延ばしてあげることはできない。
僕は教師だ。
生徒にいい思い出を作ることも、僕の仕事なんじゃないだろうか。
そう思ったんだ。
 
エイシャの病室は二階の奧にある。
僕はドアの前で立ち止まり、上著のポケットから懐中時計を取り出した。
 
今から十分だ。
噓でも何でもいい。
僕はエイシャを笑わせる。
 
「エリー、解除、頼むよ」
 
エリーが「うむ」と頷き、僕の目を見た。
ほぼ同時に、僕は病室のドアをノックをする。
 
「エイシャ、こんにちは! お見舞いに來たよ」
 
室に足を踏みれる。
エイシャは呆然と起きて窓の外を眺めていた。
お母さんはと訊くと、エイシャの大好きな果を買いに行っているのだそうだ。
どうやら室のタイミングは間違っていなかったらしい。
 
「エイシャ、ここいい?」
 
答えを待たずにベットの橫にある椅子に腰をかけ、僕は目一杯にんまりと笑って見せた。
焦點の合っていない虛ろな目はこちらに向けられていないけど、構わずに切り出す。
 
「エイシャ、今日は何の日か知ってる?」
 
すると彼は「噓をついてもいい日」とボソリとつぶやいた。
 
「そうそう。エイシャは今日、なんか噓ついた?」
「……けないよ」
「ん?」
「つけないよ」
「なんで?」
「そんな気分にならない」
「そっかー。噓がつけるって素晴らしいことだぞ? 先生を見ろ。エリーのせいでちょっとした冗談だって言えない」
 
エイシャは相変わらず窓の外を見ていて僕の言葉に反応を示さない。
しばらく雑談を続けてみたものの、彼は完全に心を閉ざしてしまっているようだ。
 
僕は椅子から立ち上がった。
 
「エイシャ、お母さんから聞いたんだけど、自分はもう助からないなんて思ってるんだって?」
 
しかし年は何も応えない。
 
僕はエリーみたいに理知的じゃない。
教鞭を取ってはいるものの、そんなに頭がいいわけじゃない。
だから、希を持ってもらうにはこれしか思い浮かばなかった。
 
僕は大きくびをする。
 
「なんで生徒想いの僕がこんなに上機嫌でいられる? もしエイシャが死ぬんなら、僕は取りしちゃって笑ってなんかいられないよ」
「そんなの、演技だ」
「おいおい、僕が世界一の正直者だってこと、忘れたのかい? 言葉の最後に『噓だけど』がないだろう?」
「今日は噓をついてもいい日だから」
「ああ、そうだったね。じゃあせっかくだから今から噓を言おう」
 
エイシャに悟られぬよう、僕は小さく深呼吸をする。
 
「エイシャはこのまま病気で死んじゃう。噓だけど。ああ、やっぱり駄目か」
 
年の目が、今日初めて僕を捕らえた。
 
「エイシャは元気になんて絶対にならない! 噓だけど。くっそ。相変わらず言えないな。せっかく噓をついてもいい日なのに」
 
エイシャは黙って、落ち著きなく喋りまくる僕を見つめている。
 
「エイシャは一生退院しない! 噓だけど。くそ! やはりか! ええい! エイシャはもう二度と廊下を走り回れない! 噓だけど。廊下を走るなと僕に叱られたりなんかしない! 噓だけど。ああもー!」
 
サーカスのピエロのように、僕は一人でやかましく病室を歩き回る。
 
エイシャは笑顔を取り戻さない。
噓だけど。
エイシャはクラスのみんなと二度と一緒に遊べない。
噓だけど。
エイシャはもう運會に出られない。
噓だけど。
 
思いつく限り、僕は「噓だけど」を連発した。
その様子が稽だったのだろう。
ほんのわずかだけどエイシャが鼻で笑ってくれて、それで僕は調子づく。
 
「エイシャは不死だベイベー! お! やっと『噓だけど』が出なかった! やった! っと思ったら、噓じゃなくて本當のことだからか。くそ。やっぱり僕には噓が言えないよ」
「なるほどな」
 
不意にエリーがつぶやく。
次に放たれる彼のとんでもない言葉に、僕は思わずぎょっとした。
エリーがエイシャに冷ややかな視線を向ける。
 
「おいお前、お前は死ぬぞ」
 
信じられないセリフに僕は心の中で大絶だ。
なに言い出すんだエリィーッ!
この骨野郎!
お前は死神か!
いや死神ですけども。
 
エイシャも僕と同じく、冷水を浴びせられたような驚きの表だ。
エリーときたら、そんな僕らにお構いなしときている。
 
「お前がいつ死ぬかなんて私には分からないし、どうでもいい。ただな、生きはいつか必ず死ぬのだ。いくら怖がっても喜んでも、死は生に対し平等に訪れる」
 
エリーは窓を顎で示す。
 
「外にいる連中を見てみろ。いつか自分が死ぬなんて當たり前のことを忘れて暮らす奴ばかりだ。それに比べればお前は死をじているだけ、そんな輩よりもずっと優れている。死をじたのならせっかくだ。ついでに覚悟を決めておけ。その覚悟は死ぬまで持っているといい」
 
彼は最後にこう締めくくる。
 
「今の言葉、年老いても忘れるなよ」
 
また來るよと年に告げ、僕らは病室を後にした。
 
笑顔で手を振り、ゆっくりとドアを閉める。
バタンという音と同時に張の糸が解けて、僕は大急ぎで洗面所を目指した。
 
噓を言いまくっていた最中、僕は泣き出したくてたまらなかった。
無理矢理に笑顔を作ることが辛かった。
でも、この目からあふれ返ろうとしている涙がエイシャの前で出なくてよかった。
笑顔が作れて本當によかった。
 
「その慌てよう、腹でも壊したか?」
 
デリカシーのない問いに答えず、僕は洗面の前でみっともなく號泣する。
 
エイシャ、あと三ヶ月だけかも知れないけど、しでも多く笑って過ごしてくれ!
先生もお前に負けないぐらい笑うから!
だから最後まで笑顔でいてくれ!
 
 
 
「そうか。あれから一年か」
 
エリーは僕と同じように窓から校庭をぼんやりと眺めている。
その校庭はかつて運會のとき、エイシャが一等賞を勝ち取った思い出の場所だ。
 
「言い忘れていたことがある」
 
エリーはその冷たい眼差しをそっけなく僕に向けた。
 
「言い忘れたこと? 僕に?」
「うむ」
「どんなこと?」
「あの日は噓をついてもいい日だったな」
「あ、うん、そうだね。もちろん今日もそうだけどさ」
「去年のあの日、私もお前に習い、噓を言わせてもらった」
「へ? どんな?」
「あの年の病室で、お前はどれだけ喋っていた?」
「えっと、どんぐらいだろ? 時計を見ながら話せないから分からないよ。けど十分より短いんじゃないの? そういうつもりで噓を言ったつもりだし」
「お前は途中から涙をこらえるほどにが高ぶって時間を気にする余裕などなかった」
「あ、そう? じゃあどれぐらい喋ってた?」
「私が暗示を解いてから、ゆうに二十分間」
「え!? そんなに!? うっそ!」
「こんな日とはいえ、噓じゃない。お前は噓をつく前のくだらない雑談に時間を取り過ぎたんだ」
「え、でも、僕ちゃんと噓言えてたじゃないか!」
「私が噓をついていたからな」
「え?」
「私はお前に十分間だけ噓を許すと言ったが、あれは噓なんだ」
その冷ややかかつ意外な言葉に一瞬息が止まるような覚に陥る。
エリーが僕に噓を?
どんな?
「実際は一時間許可していた」
「そうだったの!?」
僕は思わず椅子から立ち上がる。
片手で頭を掻きむしった。
「なんでだよ、もー!」
「余興のつもりだったんだがな」
 
しかしちっとも面白くなかった。
とエリーはそっぽを向く。
 
僕はなんだか気分がよくなってしまい、再び椅子に腰を下ろしながら、もう一度さっきの質問をぶつけてみる。
 
「ねえ、エリー。噓ってゆうのも悪くないと思わない?」
「お前は本當に群れをす生特有の考え方をする」
 
窓からってきた暖かい風が機の上にあった卒業アルバムのページをめくる。
僕が「おっと」と咄嗟にアルバムを押さえると、偶然にもそこは我が教え子たちのページだ。
 
「噓も方便っていってね、ついてもいい噓ってゆうのもあるんだよ」
 
誇らしい子らの似顔絵やら寄せ書き。
卒業生の一覧には恥ずかしながら、僕から一人一人に向けてのメッセージが添えられてある。
 
「ほら見てエリー。いや、ごめん。見れないんだったね」
 
僕はしみじみと、開かれたアルバムを膝の上に置いた。
エリーには判らないことだけど、そこにはこう記されている。
 
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