「ミリアム」

ブレンダがミリアムに指示を出す。

雙剣の舞姫、雙剣の狂姫と呼ばれるレミーがいないのです。

どうしても攻撃力が低下しています。

いえ、アースドラゴンの攻撃をさけるための遊撃もできません。

それを補うのはミリアムの従魔達だけです。

クッワァアー

鷹とがアースドラゴンをけん制してくれます。

空を飛ぶ鷹とのおで私達が攻撃されません。

ワッオォオオオオオン。

レッドウルフの群れがアースドラゴンを引き付けてくれます。

ミリアムが思いっきり戦えるように、従魔達がしてくれているのです。

今回ストレス発散がしたいのはミリアムが一番です。

カチュアは側近を陥れる策を考えるのがたのしみなので、それほどストレスは溜まってしませんし、アニーも口先ひとつで相手を騙す事で発散しています。

どりゃあぁあアアアア。

ブレンダが大聲でびながらアースドラゴンに突っ込んで行きます。

リーダーだけに々とストレスが溜まっていたのかもしれません。

ブレンダが並の大剣よりも幅が厚く重い破壊力のある大剣を、アースドラゴンに叩きつけています。

ですが相手はとてつもなく強固な鱗と、さとを兼ね合わせた皮に守られているので、々の打撃では傷一つつきません。

「すぎるんだよ、この、この、この、この」

ミリアムが何度もアースドラゴンに剣を叩きつけています。

無暗に攻撃してアースドラゴンに傷をつけすぎては、素材としての価値が下がってしますので、本當なら絶対にやってはいけない事です。

ですが今回はストレス発散のためなので、これでいのです。

巖や木に剣を叩きつけるのではなく、魔獣でも最強ランクのアースドラゴンを思いっきり斬りつけるのが、憂さ晴らしにはちょうどいいのです。

「そろそろいい、発散できたのなら殺してしまうわよ」

前世でたくさんのラノベを読みアニメを鑑賞していたので、ドラゴンを狩る方法を々と知っているのです。

ただ全部がこの世界で私に実行できるわけではありませんでした。

「十分発散させてもらえました」

ブレンダがもう殺してもいいと返事をくれます。

「私もスッキリしました」

ミリアムも満足してくれたようです。

「最初に首の鱗と鱗の間に圧した風魔を叩きつけて管を切るわ。

できるだけ心臓のいている間にをださせて素材の鮮度を保つわよ。

失で死ななければ、とどめに風魔を圧して後頭部から脳を破壊するからね」

「「「「おう」」」」

さて、十メートル級のアースドラゴンをほぼ無傷で狩れたら、もう寶石を創って売る必要などないのですが、表に出すと々と騒がしくなりますよね。

しばらくは魔法袋の中に死蔵するしかなないでしょうね。