《人違いで異世界に召喚されたが、その後ハーレム狀態になった件》第3話 スライムに死にかけた件
「ここは…どこだ?」
〜トールフォレスト〜
俺が召喚した場所、それは森のなかだった。辺りを見回しても、見えるものは木、木、木。その気の丈はとても高く、気のてっぺんが見えない程。木から生えている葉によって、日が塞がれていた。
薄暗いこの場所に、俺は一人で立っていた。
「ここが異世界…。ってか、気の高さおかしいだろ」
ふと、後ろを見た。
「何だこれ…小屋?」
そこには、一人なら住めそうな小さな小屋があった。
「とりあえずってみるか…」
ギギギ、と音をたててドアが開いた。
俺は中にり、念のため一応ドアに鍵をかけた。
小屋の中を見回したが、裝はいたってシンプルで、木でできた椅子と機以外は何も無かった。
……いや、機の上に何かある。
俺は機の上にあったを手に取った。
「何だこれ……腕時計か?」
形は腕時計のようなものだ。
俺は、この腕時計のようなものを腕に裝著した。
『ブゥン』
「うお!?」
裝著した瞬間、晶がだし、空中に畫面が表示された。
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「な、何だこれ、手紙?」
その畫面には、なにやら手紙の文のようなものが表示されていた。
容はこうだ。
『翔太様、私のわがままで異世界に召喚させてしまい、誠に申し訳ございません。お詫びと言っては何ですが、その世界では強いと言われる能力を差し上げました。おそらく死ぬことは無いと思います。
ま、人間誰しも間違いはありますよね!(テヘペロ)
さて、本題にりたいと思います。この世界でしてもらいたいのが、魔王の討伐です。
それが完了すれば、翔太様をすぐに生き返らし、魔王を倒したその場で願いを何でも1つ葉えます。
それでは、検討を祈ります。』
…とのことだ。
読んでいる途中、々と突っ込みたい箇所があったが、つまり、魔王を倒せば生き返れるうえに、願いを何でも1つ葉えてくれるわけだ。
……フッ、悪い話じゃない。
俺が文を読み終えると、畫面の表示が切り替わった。
「ん?これは……ゲームとかで言うところのステータスか?」
畫面にはこう表示されていた。
Lv.1 寺尾翔太 無種族
AP.1 (攻撃力)
BP.1 (防力)
TP.1 (魔力)
特殊能力 無効反撃魔法
使用可能な魔法 無し
なるほど。このステータスから察するに、この世界は魔法が使えるんだな。
こういうのは、生前に本とかで見てきたから分かる。
だが、この特殊能力ってのが良く分からない。説明とかも無いんだよな。
……ま、ものは試しだよな。
俺は、外に出るべく、小屋を出ることにした。
目指すのは町だ。だが、この森がどれ程の大きさなのかも分からないんだよな…。
それに、あの文面から察するに、迂闊に行したら死ぬ可能がある。慎重に進まねば。
俺は小屋のドアを開けた。
「うおっ!何だこいつ!」
ドアを開けてすぐ目の前に、青くてプルプルしている、世で言うスライムがいた。
大きさは、俺の膝くらいまでの高さで、さほど大きくはない。
スライムのはき通っていて、小さくて可い目が2個著いている。
と、スライムは何の前れもなく、俺に突進してきた。
「ぐほあっ!!」
突進してきたスライムは、勢いを落とさずに俺に頭突きをかましてきた。
「…くっ!くそっ!立てないっ!」
頭突きされ吹っ飛んだ俺は、地面に倒れたままけなくなった。意識がもうろうとし、苦しくなってくる。
こんな狀況、最近も験したな。って事は俺、死んじまうぞ。こんな早くに、しかもスライムなんかに。
「くそっ!く…くそ…が…!」
俺は何とかして起き上がろうとするが、がいうことを聞かない。
意識がもうろうとする中、俺はスライムに目を向けた。
スライムは、なにやら青白くる魔法のような球を作り出している。
と、その瞬間、スライムはその青白くる球を俺めがけて投げてきた。
……あ、終わった。
俺はこの時、完全に死を覚悟した。
『キュンッ!』
謎の音をたてて俺に球が直撃した。
「ぐああああああああ!!ああああ…ああ……あ?」
あ、あれ?死んでないぞ…?っていうか、逆に力がみなぎってきたような……。
俺は再び立ち上がろうと、に力を込めた。
「うおっ!」
立てた。それも、先程まであった痛みや、のダルさが無くなっている。
「っしゃああああああ!!なんだかよく分からないけどラッキーーー!!」
俺は全速力で走っていった。
……小屋に。
戦う気はない。死にかけたし。
俺は勢いよく小屋にり、鍵をかけた。
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8 177史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する ~剣聖と魔帝、2つの前世を持った男の英雄譚~
一度目の転生では《魔帝》、二度目の転生では《剣聖》と呼ばれ、世界を救った勇者ユーリ。しかし、いつしか《化物》と人々に疎まれる存在になっていた。 ついに嫌気が差したユーリは、次こそ100%自分のために生きると決意する。 最強の力を秘めたユーリは前世で培った《魔帝》と《剣聖》の記憶を活かして、Fランクの駆け出し冒険者として生活を始めることにするのだった――。
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