《人違いで異世界に召喚されたが、その後ハーレム狀態になった件》第24話 リベンジの件
「だあああああああああ!!」
俺は今、全速力で平野を走っている。おそらく、これまでの人生で最も速いスピードでだ。
何故こうなったのか。それは、ほんの1分前にさかのぼる………。
と、回想にりそうになったがやっぱりやめだ。それどころじゃない。だから簡単に説明しよう。
スライムの大群に追われているのである。
「ってこれマジでやばいぞ!!」
「そんなこと分かってるわよ」
「なんでそんな冷靜なの!?」
なんでも無いような顔で俺に言ってくるリーナ。全然疲れてるように見えないのだが、気のせいだろうか?
くそっ!そろそろ力がまずいぞ!
と、ふと橫を見ると、シリアが泣き目で俺を見ていた。
「お、おにいちゃん………私……もう……」
おいおい噓だろお嬢ちゃん!?
シリアはもう力の限界が來てしまったようだ。息が荒く、顔は真っ赤になり、足が震えていた。
……くっ!仕方ない!守るって約束しちまったしな!
「よし!シリア!俺の背中に乗れ!」
こうなりゃ、おぶるしかないだろ。
すると、シリアは涙を流しながら聲を震わせて言った。
「だいじょぶだよ、おにいちゃん……私を置いて、先に逃げて………」
「んな事できるわけないだろ!いいから乗れ!」
それでもシリアは首を橫に振った。
「だいじょぶ……だいじょぶだよ、おにいちゃん………」
くっそ!人が良すぎるぞ!お前!
俺は後ろを見た。
追ってくるスライムの大群は、スピードを落とす事なく距離を詰めて來ている。
………やるしかないな。
「うっしゃあ!かかってこぉぉい!」
俺は足を止め、勢いよくを半回転。スライムの大群の前に仁王立におうだちした。
「お、おにいちゃん!?」
「何してるんですか翔太さん!?」
シリアとルイが驚きの表で振り返る。俺の奇行にずいぶん驚いたようだな。
なお、リーナは見向きもせず、全良失蹤な訳だが。
あいつには人の心がねえな。
まあいい!やる事は一つ!そう、リベンジだ!
「っしゃあ!燃えて來たゼェ!」
ま、心とてもビビってるわけだが。
とにかく、俺はこいつらにリベンジを果たさねばならない。
さかのぼる事約二週間前。
俺が初めてこの世界に來た時のことだ。
俺がセーフティールームから出た時、目の前に現れた青くてプルプルした可い生き。否、最も忌まわしき生き。
そう、スライムであった。
俺はこのスライムに頭突きされ、吹っ飛ばされ、死にかけたのだ。
その後、何故かスライムの魔法攻撃により元気を取り戻した俺は、全力でセーフティールームに逃げたというわけ。
何というけない話だ。
だから俺は、いつかスライムを倒せるようになると、リベンジを果たしてやると、そう心に決めていたのだ。
そして今!ついにその時が來たのだ!
今こそリベンジの時!
けない男の、リベンジマッチの幕開けだ!
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