《糞ジジイにチートもらったので時を忘れ8000年スローライフを送っていたら、神様扱いされてた件》 ー ①

何か忘れている気がする。

何だったかな?

「ウオァ!」

あれから10年くらい経ったと思う。

なんせ時計もないし、數えておくのも怠くなった60日くらいでやめてしまったからな。

もしかしたら7年くらいかも。

「セィ!ハァァ!」

とにかくあれから文字や數字を教え話せるようにはなった。

數字を教えた時に計算もいけるかなぁ?とか思ったが無理だった。

そりゃそうか。人間じゃねぇし。

家とかの作り方を教えて作らせてみたが、かの子豚ちゃんが作った藁の家より脆く、そよ風で砕した。

はぁ…頭が痛くなりそう。

そこで、を掘らせての上部に木の板っぽいもので塞いだ土下住宅を作らせた。

これならば、住人が死んだ時にそのままを埋めるだけで済むしな!

ーーがキィィン!

「ウオォォ!」

そういえば、奴らを食っていやがった。

何のか聞いてみれば、敵のらしい。

敵ってなんだよ。

って思って狩りに同行したら頭に角を生やした奴らに似た生きだった。

どちらにせよ、俺からすればゴブリンみたいな見た目にしか見えないから、救おうとか思わないんだが、

「ガァアマァア!?」

「フォオオ!」

煩いな……どうやら剣で訓練しているらしい。

ああ、それでな。

が足りない的な相談されて畜産のやり方を教えてやった。

詳しくは知らないが、テレビで見たことあるから、適當だがな。

確か「てき…くう…ない…(たくさん)」

かっこの"たくさん"の部分は振り手振りで教えてくれた。

10年教えてもまともに分からないとは、下等生め!

◆◇

SIDE とある住人

我々が神様のお膝元で住み始めてから凄い経った。

神様が"もじ"というものや"すうがく"というものを教えてくださったがよく分からなかった。

そのかわりここに住むほとんどの住人は神様の言葉、【ひらがな】を使える。

今まで敵だった奴らが神の名の元に仲間になったことで儀式に必要なが足りない狀態が続いていた。

ある日神様に「ぎしきにつかうにくがたりません。かみさま、どうかちえをおかしください」

と頼むと快く教えてくださった。

【畜産】というらしく、生きたまま持って帰ってきた敵を繁させてたくさん増えたらにするやり方らしい。

最初のうちは、の中にただ放し飼いにしていただけだったから逃げ出したりしたが神様から教わった方法、メスの手足を切り落とし、オス足を砕いて一緒にれるといいと言われた。

それからは安定してが取れるようになり、火というものを頂けたおで新たな儀式も出來るようになった。

神様ありがとうございます。

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