《俺の周りのは全員なんだが必ず何か重大な欠點がある!》10話 危うく消されるところだったぜ……
 さてさて俺たちは、 次に服屋に來た。
 服屋の中には、 ありとあらゆる服が置いてあった。
 だが俺は、 ここで一つ問題に直面した。
 そう! ファッションセンスが壊滅的なのである!
 だって俺今までファッションに興味なかったし、 それにの子の知り合いも千鶴しかいなかったし、 千鶴の奴は俺がどんな服を著ようが似合うとしか言わないし。
 そうだ! 俺にファッションセンスがないのは全部千鶴が悪いんだ! 俺は悪くない!
 「ねぇ俊。 俊の服なんだけど私が選んでもいい?」
 「いいぞ」
 おっとこれは、 嬉しい申し出だ。
 正直千鶴は、 ファッションのセンスもかなりいい。
 そのため向こうの世界ではよくファッションモデルと間違えられていた。
 そして違うと答えるたびによくスカウトされていた。
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 俺か? 俺はよく千鶴のスカウトに來てたスカウトマンにまるでゴミを見るような目で見られてたよ。
 本當に今思い出しただけでも奴らを殺したくなってくる。
 そんな千鶴が選んでくれるファッションだ。
 きっと俺に一番似合うやつを選んでくれるだろう。
 さっきは、 俺のファッションセンスがないのは千鶴のせいだとか言ってごめんね。
 俺は、 そう心の中で謝罪した。
 千鶴はと言うと俺が許可を出した瞬間に走って服を選びに向かった。
 そんなに俺に似あう服があったのかな?
 そのため俺は、 し期待している。
 「お待たせ! とりあえずこれ著てみて! 試著室ならあそこにあるから!」
 「お、 おう……」
 「早く! 早く!」
 千鶴がなぜそんなに焦っているのかよくわからないが俺は、 試著室で千鶴の言われるがままに著替えた。
 そして著替えた後すぐに後悔することとなった。
 なぜなら……
 「なんで純白のタキシードなんだよ! これじゃあ俺がまるで最近結婚する新郎じゃねぇか! これは、 あいつに文句を言ってやらないとな!」
 「お待たせ!」
 「おい! お前俺に何を……」
 
 千鶴が著ていたのは、 ウェディングドレスだった。
 「どう? 似合う? 私俊のお嫁さんにふさわしいかな?」
 「アホかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 なんでこいつは、 ウェデングドレス著てるんだよ!
 ふざけるなぁ!
 これじゃあまるで俺とこいつが夫婦みたいじゃねぇか!
 「よくお似合いですお客様!」
 店員! 
 お前し黙ってろ!
 「どうしたの俊? 顔が真っ赤よ? もしかしてそんなに私の姿が魅力的だったの?」
 「違ぇよ! お前への怒りで顔が真っ赤なの! いいからさっさと著替えろ!」
 
 俺は、 千鶴を試著室へと放り投げた後、 自分自も元の制服に著替えた。
 「それであれはどういうつもりだ?」
 「どういうつもりも何も今日は、 あたしと俊が結婚したときに著る服を選びに來たんじゃないの?」
 「違うわ! 今日は、 魔と戦うときに著る服を選びに來たんだよ!」
 「それならそうと早く言ってよね!」
 「俺確か冒険者ギルドでそう言ったよなぁ!」
 「まあいいわ。 今度はちゃんと俊の目的にあったものを選んでくるからし待ってて」
 「わかったよ」
 全く次変なの選んだらどうしてやろうか。
 千鶴の奴は、 またすぐに戻ってきた。
 
 「はい。 これ著て」
 「今度は、 大丈夫なんだろうな?」 
 「大丈夫よ! 私を信じなさい!」
 
 うわ~超信用したくねぇ。
 だがとりあえず俺は、 著替えることにした。
 そして今度は、 千鶴の言う通り普通の服だった。
 服のとしては、 白と青を基調としたものでかなり俺好みのものだった。
 「お待たせ!」
 
 千鶴の奴は、 赤と黒を基調としたもののようだ。
 千鶴は、 見た目より大人っぽく見えるため、 黒の服が千鶴のエロさをより引き立たせていた。
 正直し興した。
 
 「どう似合う?」
 「馬子にも裝だな」
 「俊?」
 「よくお似合いです!」
 「よろしい」
 俺たちは、 それぞれ準備も整い、 服の代金を払った後とうとうネズミ狩りへと向かった。
 因みに町からでたとき死んだと思われた門番と逃げ出した門番がいたが俺は彼らにあいさつも何もせず素通りした。
 また、 片方の門番に借りたお金だが俺は返す気はない。
 理由としては、 奴は町をほっぽりだして一人で逃げたからだ。
 ブラックマウスは、 ラピスさんが言う通り町の外の至る所にいた。
 そして俺の予想したデザインそのものだった。
 かろうじて目には、 モザイクらしきものがってるのが救いだった。
 「ねぇ俊。 あれってどう見てもミ……」
 「バカ! その名を......」
 ピーーーーーーーーーーーーーーーーー
 本日は、 俺の周りのは全員なのだが何か重大な欠點があるにアクセスしていただき誠にありがとうございます。
 大変申し訳ありませんが、 この小説は、 結社Dの申し立てによって削除されました。
 またのアクセスをお待ち……
 「なんだ今のは! 急に畫面が真っ暗になって空に変な文字が出たぞ!」
 「どうしたの俊?」
 「お、 お前今の見てなかったのか!」
 「さっきから何言ってるの?」
 
 どうやらこの現象を理解できるのは、 俺だけらしい。
 
 「ねぇ俊。 話を戻すけどあれって絶対ミ……」
 「おい! だからやめろって……」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーー
 本日は……
 「もういいわ!」
 
 とにかく俺は理解した。
 きっとあのへんな狀態になるのは、 あの夢の國のネズミの正式名稱を言おうとした時だ。
 そしてあの黒の空間を作り出しているのは、 結社D!
 全く異世界にまで干渉してくるなんてどんでもない奴らだ。
 てかさっき小説とか言ってたけどもしかして俺って小説のキャラクターなの?
 噓だよね?
 だって普通小説のキャラだったらもっとイケメンのはずだもんね!
 例えば司〇達也みたいなキャラとかさ!
 それにヒロインとかからは何もしないでモテモテで格は、 當然普通の子だよね!
 例を挙げるとしたらア〇ナさんみたいな人がいいよね!
 ハッハハ!
 「さて、 とりあえず今はブラックマウスを倒さないとな」
 「俊さっきから々様子がおかしいけど大丈夫なの?」 
 「だ、 大丈夫だ、 問題ない」
 
 そして俺は、 ブラックマウスへと近づいた。
 そしたら奴は、 口を開きこういってきた。
 
 「ハハ! ぶっ殺してやる!」
 まさか聲まで完全に同じとわな。
 だが俺はそんなことより奴が言葉をしゃべれることが気になったし、 それに奴は今ぶっ殺すとか言わなかったか?
 なんで子供に夢を與えるようなキャラがそんなこと言ってるの?
 泣くよ?
 俺がそんなことを考えているうちに奴は襲ってきた。
 だが全く奴の攻撃は痛くなかった。
 正直俺のデコピン一発でも倒せるだろう。
 だがここで俺は新たな問題に直面した。
 それは仮に俺が奴を殺したとしたらまたあの暗黒世界が襲ってくるのではないかということだ。
 あの暗黒世界は、 俺の予想ではきっと黒いネズミの正を言うか被害を與えた場合に現れると思っている。
 いや、 確信があると言ってもいい。
 
 「俊どうしたの?」
 「よし。 千鶴帰るぞ!」
 俺は、 結果何もせず逃げかえることにした。
 だってあの世界怖いんだもん!
 さっきは何とかなったけど、 もしかしたらもう二度と戻らないかもしれないし、 だからここは逃げるのが正解だ。
 俺は、 そうと決まったら全力で走って帰ることにした。
 だがここで俺は、 ある不幸に見舞われる。
 「あれ? 前に進まないな? それになんか地面からどんどん離れてるような?」
 「しゅ、 俊! 上! 上!」
 「上?」
 俺が上を見るととても大きいコンドルが俺の両肩をつかんでいた。
 ハッハハ。
 これどういう狀況?
 「なんで俺は、 いつもこうなるんだぁぁぁぁぁ!」
 「俊! 暗くなるまでには帰ってくるのよ!」
 「は~い! ってお前は俺の母親か! そんなことより俺を早くここかおろせぇぇぇぇぇ!」
 俺の頑張りもむなしく俺は、 町の近くにある山の麓のコンドルの巣まで連れていかれるのであった。
乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル 【書籍化&コミカライズ】
【TOブックス様より第4巻発売中】【コミカライズ2巻9月発売】 【本編全260話――完結しました】【番外編連載】 ――これは乙女ゲームというシナリオを歪ませる物語です―― 孤児の少女アーリシアは、自分の身體を奪って“ヒロイン”に成り代わろうとする女に襲われ、その時に得た斷片的な知識から、この世界が『剣と魔法の世界』の『乙女ゲーム』の舞臺であることを知る。 得られた知識で真実を知った幼いアーリシアは、乙女ゲームを『くだらない』と切り捨て、“ヒロイン”の運命から逃れるために孤児院を逃げ出した。 自分の命を狙う悪役令嬢。現れる偽のヒロイン。アーリシアは生き抜くために得られた斷片的な知識を基に自己を鍛え上げ、盜賊ギルドや暗殺者ギルドからも恐れられる『最強の暗殺者』へと成長していく。 ※Q:チートはありますか? ※A:主人公にチートはありません。ある意味知識チートとも言えますが、一般的な戦闘能力を駆使して戦います。戦闘に手段は問いません。 ※Q:戀愛要素はありますか? ※A:多少の戀愛要素はございます。攻略対象と関わることもありますが、相手は彼らとは限りません。 ※Q:サバイバルでほのぼの要素はありますか? ※A:人跡未踏の地を開拓して生活向上のようなものではなく、生き殘りの意味でのサバイバルです。かなり殺伐としています。 ※注:主人公の倫理観はかなり薄めです。
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