《俺の周りのは全員なんだが必ず何か重大な欠點がある!》28話 狼のヒロイン力高すぎぃぃぃ!

 クリスが気絶してから十分たったのだがクリスは、 一向に目を覚ます気配がなかった。

 「クリスの奴目を覚まさないけど大丈夫なのか?」

 「そんなに心配しなくてももうじき目を覚ましますよ」

 「でも……」

 「どうやらお目覚めのようですよ?」

 「う、 う~ん……」

 「おいは大丈夫なのか? 何処かおかしなところはないか?」

 「へ、 変態ぃぃぃぃぃぃ!」

 「あべし!」

 クリスは目を覚ますといきなり俺のを思い切り毆った。

 ヤ、 ヤバい! こ、 呼吸ができない!

 「これは、 愉快に素敵にきまっちゃいましたね」

 「シュン様! 大丈夫ですか!」

 「このぶっ殺してやるぅぅぅ!」

 「お、 落ち著けチヅル!」

 「俊とっても痛そうなのだ!」

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 な、 何とか呼吸できる程度には、 回復したがなぜクリスは俺をいきなり毆ってきたんだ?

 「あ、 あなたたちは確か玉座の間であった……それよりもなんでクリスは服を著ていないんですか!」

 「その辺のことについてクリスタルから事を聴いていないんですか?」

 「ええと、 確かシュン様の治療をするから私にを貸してくれと言われました」

 「なら話は早いです。 今あなたがなのは、 俊さんの治療をおこなったからです!」

 「おっしゃってる意味が全く分かりません!」

 「めんどくさい人ですね。 要は俊さんの治療のためにあなたはになる必要があったんです! これ以上の質問は、 け付けません!」

 「そ、そんな……」

 「すまない。 好きでもない相手に自分のを見せるの嫌だったよな……」

 

 この點に関していえば俺は、 本當に申し訳ないと思う。

 

 「い、 いえどうやら話を聞く限りシュン様もこのことについて知らなかったのでしょう? それにクリスも今絶賛シュン様のを見ているわけですし……」

 ああ、 そうか! だからクリスは俺の事を毆ったのか!

 

 「おいぃぃぃぃ! なんで誰も俺がの狀況に疑問を抱かないんだよ!」

 「それは、 皆俊のに興味があったからよ!」

 こいつら変態だぁぁぁ!

 

 「ラ、 ラピスさんは、 違いますよね?」

 「え、 ええと……」

え? ラピスさんも俺の見たかったの?

 それは、 なんか嬉しいような恥ずかしいよな。

 「あの~いい加減服を著てもらってもいいでしょうか? それにクリスも服が著たいですし……」

 「そうしたいのは、 山々なんだが俺自分の服がどこにあるのか知らないんだよ。 お前ら知ってないか?」

 「私は、 知らないぞ」

 「私もです」

 「申し訳ありません。 私にもわかりません」

 「私も知らないのだ!」

 「わ、 私も知らないわよ?」

 そう言う千鶴の顔からは、 汗が流れていた。

 「おい千鶴。 お前俺の服を持っているな?」

 「も、 持ってないわよ!」

 「噓をつくな! いいからよこせ!」

俺は、 全のまま千鶴へ飛びかかった。

 「ちょ、 ちょっと俊。 そんなに私としたいの?  でも今はダメよ。 だってこんなに人が……」

 「違うわ! 俺がしいのは、 俺の服! お前なんて金もらってもお斷りだ!」

 

 ブチッ!

 「へえ~。 いい度してるじゃない。 これはお仕置きが必要かしら?」

 「ふん! 今更スタンガン程度じゃビビらないぞ!」

 「そう。 なら今日は、 いつもと違うものにしてあげる」

 千鶴はそう言うと、 一本の金棒を取り出した。

 あ、 あれは! エスカリ〇ルグ!

 な、 なぜ貴様がそれを持っている!

 ん? エスカリ〇ルグがわからないだって?  そんな人は、 撲殺天使ド〇ロちゃんで検索してみろ!

 そしてエスカリ〇ルグの怖さを知るがいいさ!

 「ふふふ、 これで俊をぐちゃぐちゃのミンチにしてあげる……」

 「や、 やめろ! それでけは、 まじでシャレになってない!」

 「ダ~メ……だって俊が悪いのよ?  私を傷つけるようなことを言って……」

 「なんかいつもの景だな」

 「そうなのだ」

 「ははは……」

 「本當に俊さんと千鶴さんって中いいですよね。 し嫉妬してしまいますよ」

 「この狀況でよくそんなに暢気にしていられますねぇ!」

 「大丈夫ですよ。 どうせ後ししたら終わりますから。 クリスさんもそこでゆっくり観察でもして置てくださいよ」

 「は、 はあ」

 ヤバい! ヤバい! エスカリ〇ルグだけはあかん!

 本気で死ぬ!

 「やめろぉぉ! 死にたくなぁいぃ! 死にたくなぁい! 死にたく……」

 グチャ!

 

 「あれここは一……」

 「また來たのか俊や」

 「爺ちゃんがいるということは、 また俺は千鶴に殺されたのか」

 「全くお前さんは、 何回死ねば気が済むんじゃ」

 「俺だって好きで死んでるわけじゃねぇよ!」

 「それで今回もお前の馴染に殺されてここに來たのか?」

 「そうだよ。 全くあいつすぐ殺しやがって……」

 「どうせ俊がまた余計なことをその馴染に言ったんじゃろ」

 

 し、 失敬な!

 「俊や。 お前さん最近にこちらにきすぎじゃないか?」

 「そう言えばそうだな」

「なら一つ忠告しておくぞ。 お前さんはもうこれ以上ここに來ないほうがいい」

 「なんでだ?」

 「生きているものがあまりこちらにきすぎるとな死神に捕まって本當に死んでしまうんじゃよ」

 「し、 死神?」

 

 死神っていうとやっぱり大きな鎌を持っていて髑髏のお面をしているのかな?

 「聞いているのか?」

 「聞いてるよ。 ともかく忠告ありがとう。 これからは、 死なないように注意してみるよ」

 「わかったならいいんじゃ。 それとどうやらお迎えのようじゃぞ?」

 「ありがとう爺ちゃん!」

 「もう二度と來るんじゃないぞ!」

 

目が覚めると俺は、 服を著ており俺のの上にはエルザが乗っていた。

 「シュンが起きたのだ!」

 「シュン様。 合はどうですか?」

 「大丈夫です。 そんなことより俺の服って……」

 「俊さんの予想通り千鶴さんが持っていましたよ。 全く! 俊さんの服を獨り占めしようとしていた何て羨ま……ゴホンゴホン! けしからんですよ!」

 「頭とかくらくらしないか? お前今日出のし過ぎで、 顔がすごく悪いようだが……」

 「とりあえずは大丈夫だ」

 「シュン様。 先ほどは毆ってすみませんでした」

 「気にするな。  それにあの狀況で毆らないほうがおかしいんだ」

 

 俺は、 そう言った後クリスの頭を優しくでた。

 「あ、 あの恥ずかしいです……」

 「すまん。 嫌だったか?」

 「い、 いえそう言うわけでは……」

 「俊? 堂々と私の前で他のといちゃついているのよ!」

 「ち、 千鶴いたのか……」

 

 俺は千鶴がいることに気づくとクリスの頭から手を離した。

 「あ……」

 「どうかしたか?」

 「い、 いえなんでも……」

 「もしかしてクリスさん。 俊さんにもっと頭をでられたかったんですか? でもダメです! ここからは、 私がでてもらうんですから! さあ俊さん! バッチコイです!」

 「なんでお前の頭をでなくちゃいけないんだよ!」

 「俊さんのイケず~。 おっとそう言えば忘れていましたが、 ハクさん。 俊さんへのお願いどうするんですか?」

 

 ん? 今何か不吉な言葉が聞こえたんだが?

 「なあ俺へのお願いってどういうことだ?」

 「実は、 私達勝負をしていたんです」

 「勝負ですか?」

 「そうよ。 それで一番初めに俊を見つけた人には、 俊を好きなようにしていいって賞品をつけたのよ……」

 

千鶴の奴! 勝手に変なこと決めやがって!

 「それでハクは、 お願いどうするのだ?」

 「そうだな。 シュン。 ちょっとこっちに來てくれ」

 

 まあハクのお願いだしかなえてやるかな。

 ハクは俺が、 近づくと思い切り抱き著いてきた。

 

 「あ、 あのハクさん。 これは……」

 「一度でいいから私はこうやってお前に思い切り抱き著きたかったのだ。 それとも迷だったか?」

 ハクが可すぎてやばい!

 しかもめっちゃ當たってるし!

 ハクは俺に抱き著いて數分程度で離れてくれた。

 正直あれ以上抱き著かれていたら俺も理を失いそうだったから助かった。

 

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