《俺の周りのは全員なんだが必ず何か重大な欠點がある!》39話 変態神の効果ってすごいです!

 「これはまた……」

 

 俺達は今五右衛門風呂のある場所にいるのだが、 肝心の五右衛門風呂はと言うと相當使われていなかったのか洗わなければとても使用できないほど汚れていた。

 「これは酷いですね」

 「どうするシュン?」

 「とりあえず一度洗うしかないだろ。 幸い洗剤やたわしはあるようだし」

 「そうですね。 それじゃあ私があら……」

 「いや。 お前は俺と火種となる薪を集めに行くぞ」

 「なんでですか! 私戦闘能力はないんですよ! そんな私が森で魔と遭遇したらどうするんですか!」

 「お前不死なんだろ? だから別に魔に何度殺されようが関係ないじゃないか」

 「酷い! それに不死とは言っても痛みはあるんですよ!」

 「あ? お前Mの癖に何言ってるんだ?」

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 「私はMじゃありません! ただ俊さんから痛めつけられるのが好きなだけなんです!」

 「ああもう。 うるせぇな。 さっさと行くぞ!」

 「わ、 分かりました! だから服の襟をつかまないでください! く、 首がしま……」

 「それじゃあハク。 後はよろしく」

 「了解した。 それとシュン」

 「なんだ?」

 「これを使え」

 そう言うとハクは俺に大剣を投げ渡してきた。

 「薪を作るには木を切らなねばならないだろう? それには當然刃がいる。 だからそれを使うといい」

 「いいのか? 一応これお前にとって大事なじゃないのか?」

 「シュンになら貸しても構わん」

 「そうか。 それじゃあしばらく借りるな」

 でも俺って剣使っちゃダメって千鶴に言われているんだよな……

 

 「俊さんそんなに剣を見つめてどうかしたんですか?」

 「いや。 なんでもない」

 

 ま、 バレなきゃいっか!

 

 「俊さん俊さん。 もしお風呂が沸いたら私と一緒にりましょうね!」

 「絶対に嫌だ」

 「ええ~なんでですか! いいじゃないですか一緒にりましょうよ何もしませんから!」

 「口から涎をたらしてる奴の言葉など信用できるか!」

 「おっとこれは失禮しました」

 「はぁ……お前はなんでそんなに変態なんだ?」

 「知らないんですか? の子はすると皆変態になるんですよ?」

 「そんなわけないだろ」

 俺はルビーの頭目掛けて拳骨を落としたのだが、 それをくらった當の本人はと言うと……

 「はう! 俊さんのゲンコツは相変わらず気持ちいいです!」

 この発言により俺の中で何かのスイッチがる音がした。

 

 「痛みで興するなんてとんだメス豚だな。 そのまま魔の餌にでもしてやろうか」

 「こ、 言葉攻めもたまりません!」

 「誰が喋っていいって言った?」

 「すみません!」

 「また喋った。 なあお前は俺の言った言葉を理解しているのか? 俺はお前に喋るなと言ったんだ。 全くお前の頭は空っぽなのか?」

 「すみません!」

 「だから喋るなと言っているだろう? そんな貴様にはお仕置きをしないとな」

 俺はそう言うとルビーに踵落としを放った。

 

 「べふ!」

 「ほらほらもっとご褒しいのか? しいなら何がしいいか的に言ってみろ!」

 「もっとしいです! 頭を俊さんの足で強く踏みつけてください!」

 「全く仕方がないメス豚だな! ほらほらこれがいいのか!」

 「ああ! 堪りません! もっと! もっとしてください!」

 「はははは!」

 ~十分後~

 「ああ、 もう死にたい……」

 どうやら俺もストレスが溜まっていたのか変なスイッチがっていたようで、 結果ルビーが満足するまでSMプレイみたいなことをしていたようだ。

 なんでこんなことをしてしまったんだろう。 思い出すだけでも死にたくなってくる……

 「はあはあ……俊さん……」

 

 そう言うルビー顔の顔は興をしたためか赤くなっており、 息もかなりれていた。

 「おい。 そんな顔でこっちを見るんじゃない」

 「ふふふ、 いいんですよ。 ストレスが溜まったらいつでも私をサンドバックにしてくれても……」

 「二度とするか! てかこんなことしてる場合じゃない! おい! ルビー早く立て!」

 「もう俊さんは本當に強引なんですから……でもそんな俊さんが……」

 「バカやってないで早く集めるぞ! とりあえずお前は小枝でも集めとけ! 俺は木を伐採して薪にするから!」

 「わかりま……」

 俺はルビーの返事も聞かず、 木を伐採し始めた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 「よしこれで終わりだな」

 作業は案外すんなり終わった。

 

 「これもこの剣の切れ味がいいおかげだろうな」

 ハクから借りた剣の著れ味はすさまじく、 大した力もれていないのにあっさりと木を切斷できた。

 「そういえば俺なんで剣使えているんだ?」

 こんなケース前の俺なら考えられない。

 これは一どういうことだ?

 「俊さん。 そっちも終わったようですね。 それなら早く帰りましょうよ。 ハクさんの方もきっともう終わっていると思いますし」

 「あ、 お前がいるからか」

 前回俺が武を選ぶとき確かルビーはいなかった。

 これにより俺が剣を使えないのは俺の不幸質によるものだということが証明できた。

 「どうしたんですかこっちをジッと見たりして、 ハッ! 分かりました! もしかしてやっと私の魅力が伝わって……」

 「それだけは一生ありえない」

 「もう俊さんのイケず~」

 「お前やっぱりBBAだよな」

 「な! 私の何処がBBAなんですか! どっからどうみても18歳ぐらいにしか見えないじゃないですか!」 

 「うわ~自分で18歳ていうところが余計にBBAっぽい」

 「もういいです! 俊さんのアホ!」

 そう言うとルビーは一人で走りながら森の出口へと走って行ってしまった。

 「おい! 待てよ!」

 俺もルビーを追いかけようとしたのだがその時俺の背後から複數の視線をじた。

 

 「なんかすごく嫌な予がするんだがここで振り返らないわけにもいかないしな……」

 俺は意を決し後ろを振り返りとそこには……

 「ハハッ! ぶっ殺してやる!」

 「ラン〇ンルー!」

 「フォフォフォフォ!」

 そこには俺が最も會いたくない連中が數えきれないほどいた。

 その中には新しい奴もいたのだが……

 「あのチキン持った白の爺さんって絶対にカ……」

 

 危ない! ついここで本名を言ってしまう所だった!

 てかなんで結社Mのマスコットと闇社會のビックボスKのマスコットキャラが仲よさそうな様子で登場するんだよ!

 あいつら畫で使われるときいっつも殺し合いしてるほど仲悪いじゃないか!

 俺がそんなことを考えている間にも奴らは俺に何度も攻撃を仕掛けてきた。

 

 「危ねぇな!」

 あの爺の杖仕込み杖かよ!

 あんなのに切られたらひとたまりもないぞ!

 「クソ! こ、 このままじゃ……」

 か、 確実にやられる!

 「何か打開策はないのか! 考えろ俺!」

 「ハハッ!」

 あのネズミの笑い聲のせいで全然考えがまとまんねぇ!

 「ああもう! こうなった俺の最終奧義を使うしかない!」

 俺は大きく深呼吸すると……

 「行くぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 全力で走った。

 出口に向かって。

 「だって仕方ないじゃないか! あいつら倒せないんだもの!」

 幸い奴らは俺が逃げる選択をすると思っていなかったのかすんなり逃げるきることができた。

 「はあはあ。 やっと逃げ切れたか……」

 だがここで第二の悲劇を俺を襲った。

 「この場所何処?」

 どうやら俺は逃げることに脳のリソースを大半持っていかれていたためどこかで道を間違えたらしい。

「ははは……」

 ルビーが離れた途端すぐこれかよ。

 てか俺が厄介なに好かれるのってルビーがいない時が多くないか?

 そう考えるとルビーが俺のそばにいればそう言う子に目を付けられる可能はなくなるというわけじゃないか!

 いやでも待てよ。 そもそもルビーという存在は俺にとってはマイナスではないか!

 「はぁ……折角名案だと思ったのに……」

 でもまあ一応ラピスさんと言う普通の人とも出會えているわけだし、 俺の質も100%と言うわけではないようだな。

 

 「そんな事よりも早くこの森から出なくちゃな………」

 俺は途方に暮れながらとぼとぼ森の出口と思わしき方向に歩き始めた。

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