《俺の周りのは全員なんだが必ず何か重大な欠點がある!》48話 地獄よりの使者‼

 「なんで人食い蜘蛛の首領がスパイダー〇ンなんだよ 」

 

 もうマジでこの世界何なの  俺が今まで會ってきた魔中でちゃんと魔してたの最初俺を喰おうと下ドラゴンとフォレストスパイダーしかいないんだけど  

 それ以外の魔ときたら結社Dの黒のネズミだとかM社の殺人ピエロだとかK社のチキン持ったおじさんだとか本當に碌な奴いないし、 そんな中今度はスパイダーマ〇

 まじでこの世界作ったやつの頭どうなってだよ

 どうせ小説書いたらアニメのネタ沢山織り込んでそれをパロディだとか言って面白がってるんだろう!?

そんなの今時時代遅れなんだよ  そんなの見たいなら今ならポプ〇ピピック見てればいいんだよ

だってあれのアニメパロディレベルめちゃくちゃ高いんだもん

 緑〇さんと子〇の時なんてほとんどウイ〇グのネタ語ってただけだけどめちゃくちゃ面白かったもん

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後花〇さんと戸〇さんのラン〇ーネタのパロディもめちゃくちゃ面白かったもん

 服の事にただひたすら語っているだけなのについはら抱えて笑っちゃったもん

 それなのになんだこの世界は 他者のネタだけパクッてオリジナルのネタが何一つないじゃないか

 その辺もうし見習えよ  ああん

 てか敵に據えるならスパイダー〇ンよりもデッ〇プールの方がお似合いだろうがぁぁぁぁぁ

 「シュ、 シュン顔が怖いがどうかしたのか? それにス、 スパイダー……なんだっけ?」

 「スパイダー〇ンだよ  スパイダー〇ン それぐらい知ってるだろう 」

 「すまないが知らない……」

 「それはお前が特殊なだけだよ 」

 「すまないシュン。 余もスパイなんちゃらについてはよく知らない……」

 「ああ、 もう 誰か俺の気持ちがわかってくれる奴はいないのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 」

 「呼んだ?」

 「誰だ  お前は 」

 

 いかんこの文章は……

 「地獄よりの使者 スパイダーマ〇 」

 てっててーててれ  てれっててーてん あああああああああああああああああああああああ

 というようなBGMがかかりそうな登場だなおい  てかコイツよりにもよって東〇版かよ

 なんでよりにもよって一番カオスな奴が選ばれんだよ……もっとこう……なんか……あるだろう……

 まあそんな事言ったらスパイダー〇ンが人食い蜘蛛の首領やっている時點でアウトなんだろうけどさ……

 それでもこう思わざるを得ないだろう  そうだろう皆

 

 「はぁ……もう本當嫌この世界……」

 「シュ、 シュン。 一何を……」

 「いつもそうだ。 この世界はこうやって俺を苦しめる……なんなんだよ本當に 神は全員変態だし  俺の出會うの子たちは皆変態だし 本當この世界に來てからいいことマジでないじゃないか  そんなに俺の苦しむ姿を見て楽しいか ああん 」

 「シュ、 シュン。 今のお主なんかこわいぞ……?」

 「うるせぇ  こうでもしないとやってらんないんだよ  もう……本當に……やってらんないんだぜぇぇぇぇぇ 」

 「エ、 エルザ  ひとまずどうする 」

 「ひ、 ひとまずはあの赤の奴を倒すのがよいのではないか?」 

 「そ、 そうだな。 なら私が……」

 「馬鹿野郎 あいつを殺したらまたあの暗黒空間が出てきちまうじゃねぇか 」

 「またそれか……」

 くそぉ……ハクの奴信じてないな でも実際そうなんだから仕方ないじゃん

てかなんで俺にだけわかるんだよ 他の奴らにもわかるようにしろよ

 つくづくこの世界不備だらけだな  本當に

 まあそんなことはどうでもいい。 今はこの狀況を何とかしないと

 「エルザ 」

 「なんだ?」

 「火をつけろ  この神殿を燃やし盡くせ 」

 「おいシュンそれはさっきダメだと自分で言っていたではないか 」

 「うるせぇ  もうこうなりゃやけだ 皆燃えちまえばいいんだ ふははははははは 」

 「ダ、 ダメだシュンの奴完全に暴走してる……」

 

 俺が暴走している? ハクの奴何を言っているんだか……俺はな今暴走しているんじゃない……怒っているんだよ  このふざけた世界に対して名狀しがたい激しい怒りに捕らわれているんだよ

 

 「シュン。 火をつけたぞ 」

 「な!? エルザお前…… 」

 「よし  よくやったエルザ 」

 「ふふふ、 そうであろう  なんたって余は吸鬼の真祖だからな  これぐらい造作もない 」

 「さぁて後はとんずらするだけだな 」

幸いスパイダー〇ンの野郎は、 先程から大人しい。

 きっと今逃げ出すなら無事に逃げ切れるであろう。

 てか火の勢い強くない? 之早く逃げないとこっちまで燃え盡きちゃわない?

 「ハク エルザ  行くぞ 」

 こうして俺達は、 神殿を燃やし盡くすだけ燃やし盡くしてその場から逃げ去った。

 この時俺の脳裏に一つの真理が生まれた。

 この世界で魔退治をしようとすると碌な事にならないという普遍の真理が……

 魔退治はもう二度と免だ……

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 「あら俊お帰り……ってどうしたの三人とも煤まみれじゃない 」

 「ああ、 ちょっと通りすがりの地獄からの使者に襲われてな……」

 「え? スパイ〇ーマッが出たの?」

 「真に憾ながらな……」

 「そう……それは……その……大変だったわね……」

 「え、 ええと私からすればそんなことよりも千鶴様が俊の今の言葉だけで理解できたことの方が驚きなんですけど……」

 「何を言っているの? 私は俊の馴染兼妻よ? 夫の言いたいことがわからなくてどうするの 」

 「はははは……そうですか……」

 おい。 誰が誰の妻だ。 てか葵……お前納得するんじゃなくて否定してくれよ……お願いだからさ……

 「シュン様」

 「おお、 クリス。 調はもう大丈夫なのか?」

 「はい。 おかげさまでもう完全に回復いたしました」

そう言ってにこっと微笑むクリス。 うん。 控えめに言って超かわいい。

  可能ならばこの子の脇を舐めまわしたい ぺろぺろしたい

 「おいシュン。 今卑猥な事考えただろう?」

 「へ!?」

チィ  勘のいい奴め  之が野生の勘というやつか

 つくづく厄介な奴だよ君はぁ

 「え、 ええとシュン様がむならば私はいつでも……」

 「ねぇ……俊。 今ハクの言ったことは本當?」

 

ま、 まずい  千鶴の奴から不穏名オーラが立ちこみだしていやがる

 このままでは俺はまた千鶴の手によって酷い目にあってしまう

 な、 なんとしてでも話を逸らさねば  主に俺の命の為に

 「ラピスさん 出立の準備はもう出來ていますか 」

 「はい。 とりあえず三週間分の食料と水は、 補給できましたのでおそらくですがこれでサファイアまでは持つと思います」

 「そうですか それはよかった では早く行きましょう 」

 「え? でもまだ村長さんにお禮を……」

 「ラピスさん 」

 「は、 はい 」

 「俺は早くラピスさんの水著姿がみたいんです  ですので早く行きましょう 」

 「あははは……シュンさんが楽しみにしてくれているのは嬉しいのですが私皆様に比べてあまりスタイルよくありませんし……だって……」

 「何を言っているのですか ラピスさんを超えるなんている分け……」

 「俊?」

 あ、 やべぇこれ完全にアウトな奴じゃん

 てかよく見たらハクやクリスも怒ってない? え? なんで?

 「俊今なんて言おうとしたの? ねぇ? ねぇってば……」

 「え、 ええと……あの……」

うわぁぁぁぁんもうダメだぁぁぁぁぁぁぁ

 お願いだから誰か助けてぇぇぇぇぇ 神様ぁぁぁぁぁぁぁぁ

 「うわぁぁぁぁん   修さん置いていかないでくださいよぉぉ 」

 「あ、 ルビー……」

 やべぇ……あいつの存在今の今まで完全に忘れてた……

あ、 でもあいつの事忘れてたの俺だけじゃないから俺悪くないよね? そうだよね?

 「ちょ、 ルビーあんたなんでそんな粘まみれなのよ……しかも臭いし……」

 「うう……それは俊さんのせいですぅ……それに私だってまさかフォレストスパイダーが私相手にしだすとは思いませんでしたよ……」

 「え? 何お前まさかあの蜘蛛と尾を……」

 「そんな事するわけないじゃないですか 私は俊さん専用ですよ  俊さん以外の男なんて死んでも免です 」

 

 いや、 突っ込むところそこじゃないだろう……てか蜘蛛って男というよりオスだし……

 まあそんなことはどうでもいいか。

 「さてこれで全員揃ったわけだし行くと……」

 「ちょっと待ちなさい 」

 「な、 何だよシルバー。 お前いたのか?」

 「いましたよ。 それよりも貴方まさか私との約束を反故にしようとしていませんか? もしそうならば……」

 「安心しろ。 お前の番はあそこにいる」

 俺の指さす先には俺達の馬車を引いてきた二頭の馬がいた。

 実はあの二頭。 両頭共にメスなのだ。

 両頭メスということは當然番はいない。

 そんな中にオスであるシルバーを放り込むとどうなると思う?

當然こいつはモテモテだ。 そしてこいつの目的も達できるというわけだ。

 「ほう。 中々可いお嬢さん方ではありませんか」

 「満足したか?」

 「ええ。 とても……」

 「よし。 ならお前も馬車を引いてくれるよな?」

 「ふざけないでださい  何故私がその様な事をしなくてはいけないのですか 」

 「馬鹿かお前  お前とあの二頭はまだ初対面。 そんな相手にいきなり求婚しても振られるわけに決まっているだろう 」

 「それは……そうですね」

 「だろう? だからお前はまずあの二頭と仲良くなる必要がある」

 「はぁ……わかりました。 貴方の提案うけいれましょう」

 「理解が速くて助かる」

 

 コイツちょろいわぁ。

 まあそんな事よりもこれでこの村でやり殘すことはなくなったわけだ。

 つまり出発できるということ……

 一刻も早くここを離れないとまたヤンデレが増えることになるからな。 早く逃げねば……

「それじゃあ皆  港町サファイアに向けて再び出発だ 」

  

 こうして俺達は、 村を後にした。 ただ一つ問題があって……

 「俊。 さっきのあなたが言おうとした事については馬車の中で詳しく聞くから逃げるんじゃないわよ?」

 

 結局俺は千鶴の追及を逃げることはできず、 お仕置きされたということだ。 とほほ……

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      クローズメッセージ
      つづく...
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